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読書ノート『〈聞き上手〉の法則』

読書ノート『〈聞き上手〉の法則』著:澤村 直樹 NHK出版 生活人新書

こんな人におすすめ

自分のことを話すのって気持ち良いって感じたことないですか。

相手と何でもいいから分かちあいたいって思ったことないですか。

「そういう自分との対話が上手くいっているから、自然と相手にも安心感を与えることができるのではないかと思います」(P218.3-4)より

~自分のクセに気づけるといいな~

話を聞き、会話を続ける上でのコツを15個、紹介されている。

このコツとは、傾聴のコツだ。

読んでいく内に自分でも気がつかなかった会話のつまずきや自分の会話のパターンを自覚した。

この本で特に良いと感じたのは、相手の話を傾聴するとは自分の無意識のレベルから陥りやすいクセを解説しているところだ。

「はじめに」でも書いているが、「〈聞き上手〉の法則」の根幹は、話し手と聞き手の関係を改善しようということを言っている。

ここでいう関係というのは、話し手が聞き手に対して、緊張したり、警戒したりせずに話せる関係性だ。

15個もコツがあるので、誰にもどれか、複数、自分に取りいれられるコツがあると思う。

自分の話だが、気づきがあったのは、相手の話を共感するよりも、受容する、受け入れることが大切だと書いてあったことだ。

共感というのは、相手の話を聞いていて、自分の心の中に同じように感じられるところがあると自然に思うことかと思う。だから、共感できない時もあるが、受容、受け入れることは努力できる、と読んでいて感じた。

きっとあなたも自分の無意識のクセに気づくのではないだろうか。

補足

傾聴の意味 耳を傾けて一心にきくこと。熱心にきくこと。(コトバンクより)










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