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他県の県知事はとっととウォームビズをやれ

体調不良の中、養生していたら治りました。
早期発見早期治療が大事。

養生しながらぼんやりと県知事の年頭記者会見を拝見していたのですが、やっぱりウォームビズについては一言も無かった。やっぱり。
(※北陸以外のところに住んでいます。)

ウォームビズを何故やらないのか、について私が書き連ねたものはこちら。
1から6までの連続記事としています。

何故ここまで大失敗なのか、という理由は別稿を御高覧賜るとして、何故ここまで大失敗になるといけないのか、について述べます。

避難は「着の身着のまま」が多いからです。

防災グッズにアルミブランケットを入れておいたとして、家まで取りに帰れるかわからない。
だからこそ、徒歩圏内以外に行くときには防寒を最重要視するべきなのです。
早朝の寒さに耐えられるかどうかを基準にして、防寒着を常用するべきなのです。

県知事は暖房の効いた場所で司令塔をするから、構わない。
そんな理屈は通してはいけない。
避難所は完全断熱、完全防寒では無いのだから。

日本の避難所は、スフィア基準だと最低クラスに位置付けられています。
戦災の避難キャンプよりも震災の避難所のほうが劣悪な状況があるのです。
とにかく予算をつけろ、という問題とは全く別の次元で、とっととできるのはウォームビズです。
※もちろん予算はバンバンつけるべきです。

ウォームビズは自腹だから議会の承認を待たずにしても良い。
そもそもクールビズのみ首長と議員の判断というのがおかしいのです。

衆参両院は外套、襟巻、杖などが禁止です。
衆参両院に合わせているから、地方議会の議場はしょうがないという理屈はあるでしょう。
けれども、記者会見にそんな理屈はありません。県民への呼びかけの場です。
日常に防寒を呼びかけ、着の身着のままの避難で生き残れるようにするべきなのです。

助け合うためには、過剰に防寒をしている人間がいなければいけない。
助け合うためには、防寒を軽視したような人間が少ない状態がなければいけない。

北陸以外の他県の県知事が県民に呼びかけるべき絶好のチャンスをわざわざ駄目にした。
それが今年の年頭記者会見だと捉えるべきです。

県の職員を人員として送った。
県の備蓄を出した。
県民には防災意識の再確認を。

それを言うならまず防寒着を着て来い。
自助だ自助だと言うなら自助の見本を見せろ。

激甚大震災はいついかなる時でも襲いかかるものなんだから、いついかなる時でも早朝の最低気温に合わせて防寒をするべきなのです。

「でもTPOが」という人間もいるでしょう。
馬鹿野郎。
いついかなるTPOにおいても激甚大震災はくる。
TPOに合わせて揺れるのを待つことはない。

だからこそ日常が大事。
日常の防寒が大事なのです。

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