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ウォームビズは何故大失敗したか1

明日から急激に冷え込むそうです。
私は暖房が暑いので、ウォームビズを一切しないのですが、ウォームビズが何故ここまで大失敗であるのか、述べてみることにします。

日常における防寒については、部屋着も外出着もこちらで述べているのでお読みください。

暖房が暑い

ウォームビズの大失敗、その原因のぶっちぎりで第一位は、暖房が暑いことです。
本当に暑い。
毎年冬になると、腕が血塗れ(ちまみれ)になって、血塗られ(ちぬられ)ています。
乾燥と暑さによるものです。

地方は車社会なので、駐車場の寒さに服を合わせざるを得ません。そうすると、自宅を除く建物内は、暑くてどうしようもないのです。
外套だけは高性能のものにしていますが、防寒性インナーでは、暖房に耐えられません。
私が冬に防寒性インナーを一切着ないのはその為です。県立図書館に行く時には、真冬であろうと夏用の防暑性インナーを着ていくぐらいです。

労働者が薄着である

何故ここまで暖房がキツイのかというと、労働者が薄着だからです。
薄着であっても「ウォームビズはインナーなどでしています。」と誤魔化せるからです。
インナーが高性能であればあるほど、こんな暖房には耐えられないはずです。
また、アウターが低性能であればあるほど、駐車場の寒さに耐えられないはずです。
けれども、「とにかく高性能インナーがある。」と誤魔化して、暖房を全開にしてくる。
何が何でも厚着はしないという確固たる意志と、暖房の暑さを感じます。

超高齢社会と老人の体感温度

基本的に老人は寒がりです。
今年の真夏の酷暑でさえも、薄手のジャンパーを着る老人を見かけました。
代謝が落ちているから仕方ないですが、では何故真冬に厚着をしないのか。
公営施設や大規模商業施設は、高齢者向け施設のように暖房全開です。
利用者の声に耳を傾けるというのは、基本的には老人に合わせるということで、非高齢の声を聞くことはありません。

女性活躍社会と過剰忖度

公務員や天下りが、女性活躍のせいにすることもあります。冷え性の女性もいますから、我慢してくださいと。

私はずっと主張し続けています。
冷え性の女性が防寒をするべきであると。

防災上、帰宅難民になっても生き残れるように、個々人が防寒だけは絶対にするべきだと。
阪神大震災は1月です。
東日本大震災は3月でしたが東北です。
震災の教訓を云々言う前に、まずは思い出すべきで、その上で、防寒着の着用を呼びかけろと。

なのにこんな暖房にして、冷え性の女性のせいにしてまで、防寒を怠る。
なんと男女共同参画センターまでもが怠る。
最も女性のせいにすべきでないセンターがです。

政治家のパフォーマンスである

当時の環境大臣(※現東京都知事)が、クールビズで味をしめ、冬もウォームビズと言い出したのが、ウォームビズの発端です。
現東京都知事が突然の思いつきでタートルネックを言い出したのは偶然ではありません。

ただの思いつきに過ぎないから、他の道府県には一切広まりませんでした。
暖房がキツイのに、広まるわけがありません。
そもそも、ネクタイに防寒性があるため、意味がないのです。

高齢女性と非高齢男性は、基礎代謝が違います。
それをわからなかった東京都知事が寝言を言ったところで、この暖房では着れません。

私はタートルネックも持ってはいますけれども、ジップアップのタイプにしています。
暖房がキツイ時にも開けられるようにです。
プルオーバーのタートルネックを着れる日は来るのでしょうか。

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