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昭和あるあるは令和ないない

平成6年6月6日について述べようと思っていたのですが、キリがないのでやめます。

今回は、最近読んだエッセイ漫画に表題の漫画があるのでそちらについて述べます。

ザックリとした感想

ザックリとした感想ですが、無意味だと判明したものや、学術的に解明されたものは、更新されているな、という印象です。また、高齢化に伴ったものが多いな、という印象もあります。

※どこまでネタバレがokなのかわかりません。

概説のさらに概説、といったところで、入口には適切であるものの、深いところは個々人で調べていくほうが良いでしょう。

もぐらさん御本人が、「私は研究家じゃない」と述べられていたと思います。
(※本書でなく別の漫画で。)

本書はあくまでも、ジェネレーションギャップに気づくきっかけといったところ。

知ろうとしないことを知れる

とは言え、知ろうとしないことに触れられているので、知らなかったこともたくさんあります。

例えば、制服のカラー。
プラスティックのカラーが、2021年に生産中止だそうです。白色が見えさえすればそれで良いので一体型にしているのです。
ジェネレーションギャップを感じますね。

アルファ世代は、フロッピーを社会科で習う。
受話器をアニメで知る。
もう過去の遺物なんですね。

ティラノサウルスは体毛があった。
ゴジラ立ちはしない。
ブラキオサウルスは横にバランスを取った。
キリン立ちはしない。
学術的に解明されてきているんです。

印象に残ったもの

私の中で印象に残ったのは、学術的な解明の部分よりも、作者ならではの部分。

学術的なものは、ニュースなどで既に知っていたことも多く、そう言えば報じられていた、という感じで印象に残っていきません。

兎唇から口唇口蓋裂に変わったのは分かるけど、なんで「アヒル口」は言って良いのか。

アルファ世代は、過去の遺物を何から知るのか。

アルファ世代がサビだけを聞くのは信じられないけれども、歌舞伎の見取り(みどり)も、サビだけの視聴という文化である。

こういったことは、「作者ならでは」ということで、好感を持つとともに、印象にも残ります。

既有知識に対しての刺激を与えるという意味で、既有知識の回でも無駄にならない。
なので、もぐらさんの漫画をたまに読みます。

#漫画感想文

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