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感動Ⅱ【エッセイ】六〇〇字+チャットGPT作『指輪』

早大エクステンション「エッセイ教室」四回目のお題、「感動」。様々な感動が想起されるだけに難しい。最近では、なんと言っても、WBC。「WBCロス」という言葉が流行語になったぐらいに我々のココロを打った。あの感動は、安っぽいナショナリズムではない。野球そのものの面白さを、あらためて教えてくれた。しかし、今回書くのは、同じスポーツ大会でも、アレ。(笑

先週の水曜日(10日)にアップしたショートショート風エッセイ『指輪』と、星の汀さんにいただいたコメント(恐怖の手紙)を合体させ、チャットGPTに投げかけました。結果は、(おまけ)で。

               ※
 今回の東京五輪。楽しみでも、あった。
 「みんな、山を見る オレ、川を見る みんな、東京に集る オレ、旅に出る テレビで観る トリス飲む」。前回開催の年の、トリス・ウィスキーの新聞広告のコピーである。サントリー宣伝部にいたころの、山口瞳の作品。アンクルトリスという、柳原良平のイラストが、人気だった。五輪で騒々しい東京を飛出し、旅に出るストーリー。五輪反対のトリスおじさんであるが、鄙びた旅館で横になり、トリスを呑みながら、テレビで観戦し、熱くなって応援をするという、オチである。
 トリスおじさんよろしく、田舎に脱出し、古びた温泉旅館に籠る計画を、練っていた。が、コロナ禍。軟禁状態と、あいなる。
 そもそも私も、五輪に反対だが、スポーツをすることも観ることも、大好き人間。感染対策で、東京は静か。越境まで考えなくても済み、自宅で横目ながらも、観戦。大声で応援し、ガッツポーズまでしてしまうという、矛盾する私。が、案の定、利権に塗れた五輪。「節約五輪」と大洞を吹きながらも膨らむ経費。懲りなく、冬も立候補するというのか?
 WBCを観ていて、思った。多くの競技を五輪で括って、同じ場所に集まってプレーする必要があるのか。「バナナの叩き売り」ではないか。個別の競技のほうが、応援に集中でき、力強いガッツができるのではないか、と。

(おまけ)
先週の水曜日(10日)にアップしたショートショート風エッセイ『指輪』と、汀さんにいただいたコメント(恐怖の手紙)を合体させ、チャットGPTに投げかけました。
少し怪奇的な雰囲気を出したいと考え、泉鏡花風としたのですが・・・如何に。
文章は拙く、主語や本文を誤読している個所があり、いま二つかなと。

Q:
以下の文章を、泉鏡花風のショートショートにしてください。1200字以内です。文字数制限を厳守!!
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 (私の本文)

(星の汀さんからいただいた「恐怖の手紙」 笑)
コメント欄から

「拝啓 菊地正夫様

突然のお手紙を差し上げる御無礼を、まずはお許しくださいませ。
菊地様のご活躍、かねがね遠くより聞き及んでおりました。
また、ご創業ののちは、わたくし自身、ひっそりと見守り申し上げておりました。
あの日、わたくしがこころを込めて捧げたつめくさの指輪を、快くはお受け取りいただけなかったこと、返す返すも口惜しゅうございます。
のちに、そのことがどのような意味を持つのか、ともに幼き頃のことで御座いましたから、きっとお気づきになってはおられませんわね。
二枚目の便箋は、白紙でお送りいたします。なにが書かれるべきか、ご想像にあまりあるのではないかと。

それでは、また。

M より」

               ※
ChatGPTのA:

あの日から数えて十年、菊地正夫は「M」という名の少女の手紙を受け取った。婚約指輪を贈った相手の名前が「M」だとは、彼にとっても奇妙な巡り合わせであった。
昔、北の町で暮らしていた頃、菊地は「愛別」という町で一年間過ごした。彼は小学生であり、Mちゃんは彼よりも二つ年下の小一だった。彼女は隣人であり、母親同士が仲良しであった。菊地の家にはテレビが初めて入ったのだが、大相撲の日になるとMちゃんと彼女の家族が訪ねてきた。
初夏のある日、タンポポの綿帽子が舞い、シロツメクサが野原に広がっていた。Mちゃんと菊地はままごとを楽しんでいた。彼らは草花を摘んで鍋に入れ、茶碗や皿に盛りつけるのだ。何故か菊地が「あなた」であり、Mちゃんが彼の「妻」である夫婦ごっこを楽しんでいた。
ある日、Mちゃんはシロツメクサで作った指輪を菊地に渡し、「私の指に着けて。お嫁さんにしてほしいの」と告げた。彼女の言葉は一方的な婚約の迫り方であった。
二年後、菊地は別の町へと引っ越した。親同士は連絡を取り合っていたため、Mちゃんとは時折会うことがあった。
しかし、中学や高校の間は交流が途絶え、菊地は札幌で浪人生活を送ることになった。彼の家族も札幌に引っ越し、彼はMちゃんの家庭教師として一年間を過ごすことになった。指輪のことはもうすっかり忘れていたが、運命は巡り巡りと繋がっていくのだ。
しかし、東京の大学に入学したある日、菊地は母の急死を受け、葬儀で会ったMちゃんの母から驚きの提案を受ける。
「卒業後、札幌に戻って、Mと結婚して欲しいのです」とMちゃんの母は言った。
その言葉に菊地の心は揺れた。シロツメクサの花言葉を思い出した。彼女は菊地を想っていたのだろうか。約束があったのだろうか。そして、復讐とは一体何を指しているのだろうか。
菊地は返事を保留し、考える時間を求めた。大学での学びや将来の夢、家族のことなど、多くの思いが交錯する中で、菊地は自分の心を見つめ直す必要があった。
札幌への帰郷を決めるかどうか迷いながらも、菊地は手紙を書き始めた。

「Mさんへ、

突然の依頼に驚きました。私たちの過去のつながり、そして指輪の意味を考えると、心が揺れ動いています。
しかし、私はまだ自分自身を見つめ直す必要があります。学業や将来のこと、家族との絆を考える中で、結婚の決断は慎重になるべきです。
あなたとの関係は私にとって特別であり、大切な思い出です。だからこそ、私は軽率な判断を避けたいと思っています。
ご理解いただけることを願っております。私は自分の道を見つけるため、時間をかけて考えさせていただきます。
また連絡いたしますので、お待ちいただければ幸いです。

菊地正夫」

菊地は手紙を封筒に入れ、切手を貼り、投函することに決めた。彼は自分自身と向き合い、未来を思い描きながら、Mちゃんの返事を待つことになるのだった。
シロツメクサの花言葉は、菊地にとっての約束であり、運命の糸が絡み合う予兆でもあった。彼が辿る道は、それぞれの選択と決断が交錯しながら、意外な展開を迎えるのかもしれない。
(了)

GPTくんのミスジャッジ(冒頭からやってしまっている。少女Mからの手紙になっている)や、稚拙な部分をリライトすれば、それなりの掌篇ができるかも。

最初、ある「M」という「少女」からの手紙から始まっています。
その「M」は、過去の「Mちゃん」からの時空を超えた手紙とすると、
シュール、怪奇的なテイストになるかもです。

リアルな流れにもどすなら、

大人になったMの「怖い手紙」を受け取る。

北海道のことを想い出す。

Mへ(白紙の便箋で)返事を書く

という構成にし、
将来の「Mの復讐」を想起させるようなフレーズを挿入すれば、
ショートショートっぽくなるかも。

今回のGPTくんは、リライトするというよりも「構成の提案」をしていますね。
この点は評価に値するとオモイマス。
しかし、
いずれにしても、現状ではかなりの修正が必要です。
(シュールな展開は、GPTくんの勝ちですが。😆)

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