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自分の凹は他人の凸で埋めると決めた

私が自分の凹は他人の凸で埋めると決めた生き方を選ぶキッカケとなった経験を、それぞれのエピソードをもとに書いていきます。

エピソード1:職人さん

高校卒業してすぐに建設系の会社に就職をしたのですが、普通科から全く勉強もしていない建設系の防水業の会社に入社しました。

職種は職人さんたちのマネジメントと現場の管理など、今思えば未経験者にはとても過酷な環境でした。

現場の職人さんと元請さんとの板挟みなので、現場の職人さんが現場で失敗現場の職人さんたちと衝突して怒られるわで嫌になる時もありました。

「なんで、職人さんがやらかした事なのに自分が怒られなきゃいけないんだ…」そんな風に思う日々が1年以上続きました。

ただ、2年が経った頃に気づいたんです。

『私は職人さんが出来ないことを、職人さんは私が出来ないことをやってるんだ』

自分の凹と職人さんの凸をちゃんと理解出来た事で、職人さんとの距離が縮まり仲良くなって、自分自身のストレスも無くなりました。

エピソード2:メーカーさん

産業機械系の商社で働いていた時のことです。

商社という職業は、多くのメーカーさんの商品を扱うので、お客様から商品の説明を求められたり、故障時の修理方法や性能を聞かれたりするんです。

そんな時、ある程度の知識は入れておくものの、何万とある機械の細かい性能や部品などは記憶していられないので、メーカーさんにお任せします。

自分の仕事は、商品を必要としているお客様と、最高の商品を使って貰いたいメーカーさんの架け橋になること。

無理して分かってるフリするよりも、自分より専門的な知識があるメーカーさんに任せた方がお客さまにとっても良いのです。

『私はメーカーさんの出来ないことを、メーカーさんは私に出来ないことをやってるんだ』

自分の凹とメーカーさんの凸を理解して付き合うことで、無理に知識を詰め込むのではなく、自分の役割がしっかりと出来るようになりました。

エピソード3:子供たち

地元を離れて鎌倉での生活が始まってすぐのことです。

かれこれ3年前になりますが、コロナが流行し始めて、お世話になっている方のお子さんの保育園が休園になったのです。

子どもと同じ目線で何時間でも遊ぶことができる私は、その子とご近所の小中学生と毎日のように遊んでお世話をするようになりました。

そうやって、子ども達と遊んでいると感じることがるんです。
子ども達には、それぞれ得意不得意があって、好き嫌いがあるんだなって。

そういえば、今まであまり見てこなかった自分自身の凹凸って何なんだろう。特に凸ってなんだろうと考えるようになりました。

これまでは、仕事を中心とした自分の凹と他人の凸ばかり考えていて、自分の凹凸を考えていませんでした。

それから、毎日のように自分の凹凸を考えるようになり、今では自分自身の凹凸を言葉に出来るくらいまで理解できています。

ただ、まだ完全に理解できてる訳じゃないので、これからも自分の凹凸を探求する日々は続きます。

社会人になり10年経ち、ある程度自分が理解できるようになって、やっと自分自身を中心に、自分の凹は他人の凸で埋めると決めて生きることができています。

さいごに

人間誰しも得意なこともあれば苦手なこともあるし、知識や経験も一人として同じ人はいません。いわゆる凸凹なんです。

人間凸凹であっても良い。
いや、凸凹であるからこそ良いんですよね。

ぜひ、自分の凹は他人の凸で埋めると決めて生活をしてみてください。

自分自身にストレスのない道を選んで生きていくことが出来るはずです。

それでは、また次回。

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