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面接の進め方が上手い人の特徴

こんにちは。

最近、面接の進め方が上手いなぁ。と思うことがあったので、「面接が上手い人の特徴」について書こうと思います。

結論、その代表的となるのが「コンピテンシー面接」なんだなと行き着きました。


コンピテンシー面接とは

コンピテンシー面接とは、成果を生み出す行動特性を評価する面接方法のことらしいです。応募者が何を考えどう行動するのかをもとに、能力や適性を判断します。
つまり、どこで何をしたかという経験談を聞くことではないということなんだと思います。

「どんな目標を設定し」
「どんな計画を立て」
「どのように行動し」
「壁をどう乗り越えて」
「その結果は」・・・

という行動や思考のパターンを聞くことが重要のようです。

聞き流してしまいがちな単語

以下に記載するのは耳障りが良いため、うっかり聞き流してしまいがちな言葉です。

普通に意識して聞いておかないと、「なるほど」などと言ってついつい聞き流してしまいそうですよね。

①結局何をしたのかわからない

「真摯に向き合いました」
「徹底的にやりました」
「努力しました」
「苦労しました」
「力を尽くしました」
「リーダーシップを発揮しました」

②上手くいったと根拠は何なのかわからない

「改善しました」
「成功しました」
「貢献しました」
「成果を残しました」
「雰囲気が良くなりました」

「あなたが最も力を入れたことは何ですか?」

さて、たとえば新卒採用の面接だと仮定し、「あなたが最も力を入れたことは何ですか?」と聞くと、以下のような回答が来ました。

私が力を入れたことは、3年間カフェでアルバイトをしたことです。
具体的には、当時の店長から客足が遠のいているという相談を受けました。
そこで私は、チラシを作成し駅前で配ったところ、カフェの集客に貢献することが出来たと自負しております。

良くありそうな回答かなと思うのですが、この回答に対してコンピテンシーを意識すると、どんな点をツッコミしていきましょうか。

回答へのツッコミ

・どうしてカフェを選んだの?
・3年も続けられた理由やポイントはある?
・どうしてお客さんは遠のいたと思うの?
・チラシ配りのアイディア以外は何か検討したの?
・チラシはだれのアイディアなの?
・チラシにはどんな工夫をしたの?
・配り方にはどんな工夫をしたの?
・客足はどんな状態がどのように変化したの?
 (数値化して示せるものはある?)
・その経験から得たあなたの強みは何?
・それを当社の営業としてどのように活かせる?

コミュニケーション構造

きちんと具体(論理的)で説明できているか、もしくは具体例があるのかを確認することが大切だなと思います。
 「根拠を示す具体例があるか」
 「数字などの客観的に判断できる基準があるか」
を確認し、回答を促していきます。

ツッコミはその練習になりますので、以下の答えについてもぜひ猛ツッコミを入れてみてください。

私が最も力を入れたことは、パソコンです。
学業との両立はとても大変でしたが、めげることなく粘り強くやり続けることが出来て、自信になりました。

もしこの回答を聞き、「抽象的な説明で終始しているから、コミュニケーション能力が低いしNG」とすぐに判断するのではなく、コンピテンシーを意識し深く聞いていったら、Excelはマクロも組めて実務レベルかもしれませんよね。

まずは、ツッコミを入れてみるというところから意識して質問をしてみるといいのではないかなと思いました。

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