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28歳サラリーマンが初めての転職で年収を1.5倍にした転職術

「優秀な大学出身」「留学経験ありで英語が話せる」「転職に有利な資格保持者」「引く手数多のIT系スキルの持ち主」・・・
今、この記事を書いていて情けないなと思いますが、このどれにも該当しない、ごく普通のサラリーマン、それが私です。

そんな私が、20代後半、人生初の転職にチャレンジしてみた結果・・・

なんと「年収が1.5倍!大手企業への転職に成功!」

私と同じように初めて転職をする方のために
就職活動時は全く可能性がなかった大手企業への転職に成功した"転職術"を包み隠さずまとめました。



0.私の経歴について

高校・・・埼玉県の公立高校(偏差値60くらい)を卒業
大学・・・MARCH以下の私立大学(指定校推薦で入学)を卒業
前職・・・新卒で不動産の中小企業に入社(2017年4月〜2022年9月)
現職・・・大手財閥系不動産企業に転職(2022年10月〜現在)

高校卒業〜現在まで

大学で都市計画を専攻していたこともあり「不動産業界」への就職を夢見ていた大学生(まさ・当時22歳)は、就職活動を始めてすぐに、ある壁にぶつかる

そう、大学フィルターという障壁

就職したいと思っていた総合デベロッパー大手の「三井不動産」「三菱地所」「住友不動産」「東急不動産」「野村不動産」「森ビル」などは書類選考の時点で全滅
その他の「NTT都市開発」「東京建物」などは書類選考は通過したものの、割と序盤の面接でお祈りメールが届く

結果、夢見ていた、総合デベロッパーへの就職は叶わず・・・

就職活動を振り返ってみると、約60社エントリーし、書類選考を通過したのが25%の15社くらい、そこから面接を通過していったのが10社、最終面接まで進んだのが2社(うち1社は高島屋系のデベロッパー企業「東神開発」)

早慶や上智以上の優秀な大学出身者からしてみたら、確率も精度も低い就活をしているなと思われるかもしれません。でも大学4年生の私ができる最大限の就活の結果がこれでした。

結局、主要都市を中心に商業施設や複合施設、路面店の開発、運営を行なっている企業へ就職。
入社時の同期は約30人ほどで(早慶上智出身者が7人、大阪大学、神戸大学、名古屋大学などの国立大学出身者が6人、GMARCH、関関同立出身者14名・・・)、ギリギリ奇跡的に滑り込んで入社できたと今でも思っています。


1.なぜ転職をしたいのかを考える

今回のテーマでもある"転職"をいつから意識し始めたのか。
私の場合は、ひとつの会社にずっと勤めて定年まで(終身雇用)とは就職活動時から思っていなかったため、なんとなく30歳前に転職をしたいなと考えていました。

2020年にコロナが大流行し、当初の想定とはキャリアプランが崩れてしましましたが、落ち着き始めた2022年の6月ごろから本格的に転職サイトに登録し転職活動を開始しました。中途採用は新卒採用と異なる点が多く、しっかりと対策をしてから臨まないと現状よりも悪い就業条件に…なんてことも散見されます。(実際、私の周りにも転職で就業条件が悪化し、再度転職という友人がいました)

就職活動時は学生ということもあり、時間にもある程度余裕があったため自己分析や企業研究に時間を割いてしっかりと準備をしてから書類選考や面接に挑んでいたのに・・・
転職活動となると、働いているから•••家族が•••など時間がないということを理由に、準備が疎かになる人が多いのが現状です。逆に言えば、ここにしっかり時間を割いて挑むことことができれば、転職時のライバルに勝つことができ、転職の成功確率がグーンとUPします!

転職で成功を掴むために、まずはじめにやらなければならないこと、それは

「なぜ今、転職したいと思っているのかを整理する」

ことです。

待遇面の向上
・コロナ禍で業績が悪化し、給料が下がった
・給料がなかなか上がらず、昇給のイメージができない
企業としての安定性
・業績が悪化していて、今の会社では将来が不安
役職やスキルアップ
・裁量が少なくて、やりがいがない
人間関係からの脱却
・職場内での人間関係がうまくいっていない
働きたい業界・業種にチャレンジ
・就職して働いてみたらやりたい仕事と違った
・働いているうちに他に挑戦したいことが見つかった

転職理由の一例

人それぞれ理由は様々あるかと思いますが、全ての理由に共通して言えるのは、理想の自分↔︎現状の自分とのギャップということです。
そのギャップを埋めるための一つ手段として"転職"という選択肢があるのではないでしょうか。


「なぜ転職しようと思ったのですか?」


転職の面接でこの質問は100%と言っていいほど聞かれる、鉄板の質問となっていますので、自分自身と会話をし明確な答えを探してみてください。(答え方次第で何とでもなりますが)前職で人間関係がうまくいっていなかった等の採用する側の企業にとってマイナスな理由での解答は好ましくありません。
例えば「現職では〇〇を経験しましたが、御社では現職では経験できない〇〇に挑戦することで、更なる自己成長に・・・」のような、プラスな理由が望ましいです。

私の場合も1番の転職理由は「待遇面の向上」でした。
しかし、面接での回答は先程の例のような、自身の更なる成長企業への貢献という「なぜその志望企業でなければならないのか」のポイントを押さえた内容で答えていました。「6. 実際に面接で聞かれた質問事例24選&回答時のポイント」で詳しく説明してますが、転職時の面接ではネガティブな転職理由をポジティブに切り替えることが求められます。


2.企業選びの軸を考える

⚫︎軸と優先度がなぜ大切なのか

次に、転職をするにあたり、ここだけは譲れない!という自分が今後働いていく上で(もしくは今まで働いてきた中で)大切にしている軸を見直してみてください。まずは思いつく限り箇条書きで挙げてみることをお勧めします。5〜10個くらい挙げられたら、その中で優先順位を付けてみてください。(絶対にブレない軸があった方がエントリーをする企業を選ぶ際にも迷うことが少なく、応募から内定後の決断までスムーズに進めることができます)

ちなみに私の企業選びの軸と優先度はこんな感じです。

  1. 今までのキャリアが活かせる職種
    新卒から約6年間、今まで積み上げてきたスキルが無駄になってしまうのは勿体無いと感じていたため、職種が大きく変わらないというのが大前提で転職先の企業を探しました
    職種を変えて今勢いのある企業(ex.IT系やベンチャー企業)や異業種(ex.SEやプログラマー)への転職は選択肢から外しました

  2. 年収アップ
    転職をしても給料が上がらないのなら、前職にもう少し居てもいいと思っていたほど仕事は楽しかったので、私の場合は年収アップは必須条件でした
    (残業時間が多く給料が高いという企業もあるため、月の残業時間は20時間以内という条件も設定していました)

  3. フレックス勤務、在宅可
    前職がフレックス勤務、在宅勤務可能ということもあり、優先度は3番目なので絶対にというわけではないが、勤務形態も意識しながら企業探しをスタートしました

私は独身なので、勤務地は日本全国どこでもいいという考えでしたが、家族、子供がいる場合はそうはいきませんよね。この優先順位は個人の仕事から得られる働きがいや生きがい、家庭と仕事を両立する上で企業に何を求めるかという観点でも変わってくるかと思いますので、時間をかけてじっくり考えてみてください。

業界、職種、企業規模、上場企業、会社の将来性、職場環境、就業時間、必要な資格、月々の給料(年収)、年間休日日数、福利厚生(育休制度、住宅手当など)、退職金、転勤の有無、ワークライフバランス、社員の年齢構成・・・

企業選びの軸について


有料部分では、以下の内容をご覧いただけます。

2.企業選びの軸を考えるの続きの内容
  ⚫︎ブレない軸があれば転職成功率が上がる
3.自己分析のポイント
  ⚫︎
自分の強みと弱みを理解する
  ⚫︎自分の価値観を考える
4.転職サイト選びのポイント
  ⚫︎転職エージェントの活用方法
  ⚫︎良いエージェントを見極めるコツ
5.職務経歴書のポイント
  ⚫︎まずは求人情報を確認
  ⚫︎書類選考通過のポイント
6.実際に面接で聞かれた質問事例24選&解答時のポイント
  ⚫︎実際に面接で聞かれた質問事例24選
  ⚫︎解答時のポイント
  ⚫︎ベストな面接官への質問は?
番外編.転職を視野に入れた20代のキャリア形成
  ⚫︎転職から逆算したキャリアプラン
  ⚫︎会社に依存しないことが大切

番外編では、今はまだ入社して間もないが(入社1〜3年目)、将来、転職を考えている方向けに、どんなキャリアを歩んだら転職に有利(年収アップの転職ができる)か「転職から逆算したキャリア形成」というテーマで解説

有料記事の内容


有料にするかはだいぶ迷ったのですが、それぞれ赤裸々に包み隠さず情報を公開しているため(また、転職先である現職が特定される内容も含んでいるため)公開範囲を限定しておきたく、このような形にさせていただきました。
3,000円という価格設定(≒転職に関する書籍2冊分、≒付き合いで行く飲み会1回分)も迷いましたが、現状を打破したい!今の生活を変えたい!という強い意志がある方に届けたいという思いから、こちらの値段にさせていただいております。

3.自己分析のポイント(一部公開)
6.実際に面接で聞かれた質問事例24選(一部公開)

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