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脳の妄想

不安や恐れは脳の反応である。 DNAに組み込まれた自己防衛反応だ。 起こった現実だけを受け止め理解し、余計な不安や恐れは感情が作り出した自己防衛のための反応であり妄想だということを理解すること。 負の妄想は事態を悪化させ、自分の心を制御不能にしてしまう。 妄想を真に受けてパニックになってはいけない。 理性を保つためには、客観的な思考と意志の力が必要になる。 自分の心に否応なしに浮かんでくる負の感情は、妄想である。 安易に真に受けてはいけない。 今の現実だけを理解すればい

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盲信は逃避である

何かを信じたい、と人は思う。 宗教 思想 教育 政治 だが、それらを盲信することは危険だと思う。 妄信することは簡単だ。 その方が楽だから。 断片を捉えて全てを理解したように思ってしまう。 若者が何かと言えば神という言葉で表現するのもそうだ。 神という言葉が薄っぺらいものになってしまっている。 盲信する人間は、満たされないものを抱えているのだと思う。 自分自身の現状に対する不安や不満、突き詰めれば自分自身に対して不満を抱えている。 その不安や不満に対する希望を

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自分を疑え!

自分の前に立ちはだかる現実と その現実に負けそうになる自分の弱さに どう向き合えばいいのか? 現実とは、時に残酷で容赦がなく、苦悩に満ちている。 何でこんな目に会わなきゃいけないんだ? 何で自分だけこうなんだ? そう思いたい気持ちにもなる。 しかし、嘆いても何も現状は変わらない。 落ち込んだり悩んだりし始めると、その現実に翻弄されて行くことになる。 どんな現実であろうと、それが目の前で起こったことなら受け止める以外に道はない。 その現実を認めるしか他に方法はない。

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被害者と加害者の構図

国の給付金4,630万円が誤って一人の人間に振り込まれた事件が連日話題になっている。振り込んだ役所が被害者で、振り込まれた方が加害者という構図が成り立っている。誤って振り込まれたお金は返すのが確かに筋だ。それは間違いのないことだ。 しかし、どうもスッキリしないのがこの被害者と加害者の構図だ。どちらも加害者であり、被害者ではないか。役所が間違えなければ、顔までさらされて、この人の人生に傷をつけることもなかった。つまり振り込まれた方も被害者であると言えるのではないか? つまりこ

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望む運命に向かう自由意志

運命について、分かりやすい例をあげてみたいと思います。 例えば、宝くじを買ったとします。 宝くじを買ったあなたは、無意識でもワクワクしているはずです。 「当たります様に」と、心のどこかで願うでしょうね。 当選する・当選しないという結果は、宝くじを買うという行為(原因)があってのことです。 買わない限り当選もあり得ません。 これは、因果というものですね。 当選しているのに、それに気づかないという結果もありますね。 そこには、当選を確認しなかったという原因があります。

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引き寄せの法則なんてない!?

「引き寄せの法則」については、他の記事でも書いているのですが、ここに来て自分の中で結論のようなものがあるので、記事にしようと思います。 ■引き寄せの法則の嘘そもそも引き寄せに「法則」と銘打つのが疑問です。 物理学などで使われる法則という言葉は絶対的です。 100%導かれるから法則と呼べるわけです。 しかし、「引き寄せ」には絶対的なものはありません。 法則とは100%でなければなりません。 ところが、「引き寄せの法則」論者は、人間に起こるすべてのことは、自分の思考の結果起こ

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人生はサバイバルゲーム?

わたし達が生きている この世界の この人生は、 例えるなら、地球というフィールドを舞台にした命を懸けたサバイバルゲームのようなものだ。 ただ、ゲームと大きく違うのは、強制参加させられることだ。 有無を言わさずこの世に生を受け、いきなりスタートする。 ・生んでくれた両親 ・生まれた家柄 ・生まれた時代 ・生まれた場所 ・生んでくれた体 ・生んでくれた気質 スタート時点からいきなりペナルティーを受けるケースもある。 かせをはめられてのスタートはとてつもなく苦しい戦いだ。

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運命は決まっているが自由だ!?

運命が決まっているのかどうかを考えてみたことはあるだろうか? 「いやいや、運命は自分自身が切り開いていくから運命なんだろ。」 わたしたちは、大体こう思っているはずだ。 しかし、今は亡き商売の神様、あのパナソニックの創業者である松下幸之助さんは、「90%は運命だ」と考えていたようだ。 当時側近であった江口克彦さんに対して次のように言われたらしい。 ”今日までの自分を考えてみると、やはり、90%が運命やな、運やな。 日本人として生まれたのも、この時代に生まれたのも、わしの意

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怒りは不可欠!?

怒りの感情というものは、愉快なものではなく、出来れば避けて通りたいものです。怒りは、悪い感情であり、コントロールし、うまく抑制しなければならないもの。 わたしたちは、そう感じていると思います。 しかし、怒りを抑え込むことによって、更なる怒りを生んでしまったり、後悔したり、体に不調をきたすことこともあります。 かと言って、怒りを吐き出すばかりでは、周りに対して不快感を与えたり、険悪な関係を作ってしまうことにもなります。 わたし自身、父親?ゆずりの短気な性格であり、若い頃から

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自分の敵は自分?

自分の弱さを認めるのは抵抗があるものだ。 誰しも自分が弱い人間だとは思いたくない。 自分の才能・能力だったり、性格的なことだったり、人との関わり方だったり、知らぬうちに出来ない自分と闘ってしまう。 人間には、どうしようも出来ない、生まれながらの個体差というものがある。 物静かで慎重な人間 明るく積極的な人間 嫌味で意地悪な人間 朗らかで人に好かれる人間 それは、努力で何とかしようというものではなく、一つの個性だ。 良くも悪くも、持って生まれた個性。 わたし達一人一人

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完璧主義のやめ方

「完璧主義」 まるで孤高の美学のように思われたりするが、実は非常に厄介なものだ。 完璧主義は、理想であり、カセであり、押し付けであり、恐れでもある。時には、煙たがられ、生きづらく、苦しいものにもなってしまう。 完璧主義の人はそこからなかなか抜けられずに、ストレスに押しつぶされそうになる。 完璧主義のやめ方について考えてみた。 ■完璧主義の理由 わたし自身も若い頃は完璧主義の傾向があった。しかし完璧にはやれないので自分を責めストレスとなっていた。 営業職では元々個人

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断れない性格を直すためにやるべきこと

人に言われると断れない性格を直したいのなら、自分の心の中の「嫌われたくない」という気持ちに向き合うべきだ。 周りのみんなに好かれることなど不可能だし、わたし達は好かれるためだけに生きているわけでもない。 勿論、嫌われないに越したことはないが、何でも周りに従う必要などないはずだ。 では、断れない性格を直すために自分が出来ることは何だろうか? 断れない性格を直す 「断れない自分が嫌いだ」と言う人は、好かれることに執着する人だ。嫌われることに耐える力が弱い。 しかし、心の

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正しいより楽しい

わたしはYoutubeを観るのが好きで、暇なときはよく観ています。 新しい発見や、懐かしい動画を観て楽しい時間を持たせてもらっています。 Googoleさん、いつもありがとうございます。 視聴者の感想が気になりコメントを読むこともあります。 先日、ある有名な歌手が何十年ぶりに復帰していることを知り、その歌手の動画を観ていました。 一人のファンの方が復帰を喜んでコメントを書き込んでいました。 すると、別のある方がその歌手の過去の私生活のことをあげつらい、復帰活動を誹謗中傷し

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肯定する意味

人や物事を肯定するために必要なものは、自分自身が持つ意志だけだ。 対象となるものが正しいか正しくないかではない。 評価する必要もない。 ただ肯定しようと思うだけ。 肯定するとは、評価ではなく、認識すること。 目を背けずに存在を認めること。 ・悲惨な状況 ・大嫌いなあいつ ・先行き暗い世の中 etc. 否定することは簡単だ。 否定する事の方が楽だし。 評価はできなくても、事実を受け入れる。 嫌な物事から目を背けず認識する。 存在することを許す。 現状を許す。 自分の思

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人はバランスで生きている

人はバランスを取りながら生きています。 「バランス」 何かと何かがつり合い、均衡を保つこと。 物理的な「作用」と「反作用」もバランスと言えるでしょう。 感情というものは「反作用」だと思います。 感情を起こす何かの原因があったはずです。 仮に、心の中に一つの天秤があるとします。 その天秤は感情によってバランスを保っています。 例えば、ある日、自分にとって不測の事態が起こるとします。 それは、自分が最も望まない出来事だったとします。 すると、心の中の天秤の片方の受け皿

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自分がやれることだけに集中する

過去・現在・未来 過去を後悔する。 未来に不安を抱く。 そして、悩みは尽きない。 自分が操作できるものは、今現在、今日という日だけ。 過去は変えることは出来ないし、未来に手は届かない。 今やれることを考え、行動する。 わたし達に出来ることはそれだけだ。 自分がやれることだけに集中する。 あとは何とかなる。 そう考えれたら、自分が得をする。 今日が良い一日でありますように。

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「運命と引き寄せ」について

↓前回の記事で運命論について書きました。 『未来は不可避である。』 これについて、今回もう少し分かりやすく書いてみようと思います。 哲学では、「運命論と自由意志」についての議論が重ねられて来ました。 運命は決まっているけど自由でもある。 一体どっちなのか? 「運命論」と真反対に位置するものに、「引き寄せ」と呼ばれるものがあります。 昔から「引き寄せ」という言葉は使われていましたが、一時期「引き寄せの法則」としてブームになりました。 なぜ、ブームが去ったのでしょうか

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自分がやれることだけに集中する

過去・現在・未来 過去を後悔する。 未来に不安を抱く。 そして、悩みは尽きない。 自分が操作できるものは、今現在、今日という日だけ。 過去は変えることは出来ないし、未来に手は届かない。 今やれることを考え、行動する。 わたし達に出来ることはそれだけだ。 自分がやれることだけに集中する。 あとは何とかなる。 そう考えれたら、自分が得をする。 今日が良い一日でありますように。

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ダンサーが攻撃されることはない

「生きる技とは、ダンスよりもレスリングに似ている。 人生を巧みに渡っていくには、突然の予期せぬ攻撃に応じ、耐え抜く準備が必要であるからだ。」 マルクス・アウレリウス『自省録』 人生は、しなやかで美しいものでありたい、しかし時に人生は残酷で容赦がないもの。 人生は、楽しくわくわくするものでありたいと誰もが思います。 しかし、突然やってくる難事にいつでも闘える強さも必要だと言う事です。 強くなるには、レスラーの様に鍛錬が必要です。 それは簡単なものではありません。 つまり

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粛々と生きる

「粛々(しゅくしゅく)」という言葉があります。 「粛々」の意味は、「静かでおごそかなさま」です。    ・つつしむ ・おごそか ・身をひきしめる という意味を強調している言葉です。 ・静かに物事をおこなう様子 ・身を引き締めて厳しく というニュアンスがあります。 「粛々と〜をする」というように使われます。 「粛々」と似た言葉で「淡々(たんたん)」という言葉がありますが、厳密に言うと意味が違います。 「淡々」の意味は、 「色・味・感じなどが、あっさりしているさ

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