中田 真聖

バルクリーズ株式会社 代表取締役| スタートアップ企業・中小企業向けに、ファイナンスを…

中田 真聖

バルクリーズ株式会社 代表取締役| スタートアップ企業・中小企業向けに、ファイナンスを中心とした経営全般の支援をしています。|独立行政法人中小企業基盤整備機構 メンター|Shibuya Startup Deck 資金金融部会 正会員

最近の記事

♯4 会計ソフトの移行プロセス(最後)

当記事は、  #1 会計ソフトの移行プロセス   #2 会計ソフトの移行プロセス    #3 会計ソフトの移行プロセス の続きとなっています。 今回で最後になります。 STEP 05:スケジュールの確定01.期首か期中か STEP 04の過去データの取り扱いが決まったら、次は移行スケジュールを決めます。大きく分けて2通りのパターンが想定されます。1つは期首から使い始めるパターン。2つ目は期中から使い始めるパターンです。それぞれのメリット・デメリットは以下図1のとおりです。

    • ♯3 会計ソフトの移行プロセス

      当記事は、 #1 会計ソフトの移行プロセス #2 会計ソフトの移行プロセス の続きとなっています。 今回は、過去データの取り扱いをメインに書いていきます。 STEP 03:会計ソフトとプランの確定01.会計ソフトの確定 「STEP02の、検討の際のポイント」で十分に検討して、移行先の会計ソフトを確定させる前に、最後の確認事項があります。それは、サポート体制が十分に整っているかどうかです。 比較的安価なクラウド会計ソフトの場合、すぐに電話でサポートを受けられず、FAQのル

      • ♯2 会計ソフトの移行プロセス

        当記事は、「#1 会計ソフトの移行プロセス」の続きとなっています。 今回は、#1のSTEP01で説明した、会計ソフト変更の検討タイミングを迎えた後の考え方や手続きを書いていきます。 STEP 02:検討の際のポイント01.移行のメリットはあるか 会計ソフトを移行を何のために行うのか、移行によって自社にとってどのようなメリットがあるのかを考えましょう。 「クラウド会計ソフトが流行っているから」、「顧問税理士から勧められたから」、「クラウド会計ソフトを入れておけば、電帳法に

        • ♯1 会計ソフトの移行プロセス

          会計ソフトの移行プロセスの全貌 会計ソフトの新規導入や、別の会計ソフトへの移行プロセスの全貌を、4回(4記事)に分けて解説していきます。  会計ソフトの移行は頻繁に行われるものではないため、経験がない経理マンが多いのではないでしょうか。  電子帳簿保存法やインボイス制度など、経理を取り巻く環境が変化している中で、会計ソフトの変更を検討している場合は、この記事を参考にしていただければ幸いです。 (なお当記事は、中小企業・スタートアップ企業向けの内容となっておりますので、上場企

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          [サンプル有り]日次資金繰り表の必要性 あれっ、今月お金足りないかも。。

          あれっ、今月お金足りないかも。。中小企業・スタートアップ企業の会社経営者や経理・財務担当は、このように思ったことがある人もいることでしょう。 月末の資金が足りないと報告を受けて、ドキドキした経営者も多いのではないでしょうか。 一方、上場企業や優良中堅企業ではキャッシュポジションが高く、資金繰りの心配をほとんどしたことがない経理・財務担当もいると思います。 資金繰り表の概要や必要性については別な記事にまとめていますので、そちらを参照いただければ! 日次資金繰り表が必要な場

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          sweeepを活用し、支払調書作成を楽にする方法

          今回は、sweeep(請求書の処理を自動化するクラウド型ソフト)を活用した、支払調書作成を楽にする方法をご紹介します。 1月は忙しい。経理や総務など、支払調書の作成を担当している方は今の時期(毎年1月)大変な思いをしている方が多いのではないでしょうか。 1月は年始休みや祝日の関係で、ただでさえ営業日が少なく月次業務が詰まっている中、支払調書、法定調書、給与支払報告書、償却資産税申告書作成を行う必要があります。 (11月決算、12月決算、1月決算の会社だとさらにたいへん)

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          それでも変わらない中小企業の財務管理

          金融・経済危機による中小企業への影響2021年10月1日、東京では4回目の緊急事態宣言が解除されました。 2021年10月現在、1回目の緊急事態宣言から約1年6ヶ月が経過しました。 この間に経営環境は大きく変化し財務内容が悪化した企業も多いのではないでしょうか。 2000年以降の主な金融・経済危機は、2006年のライブドアショック、2007年サブプライムショック、2008年リーマンショック、2011年米国債ショックなどがあげられます。 そして2020年コロナショックが歴史

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          創業融資満額獲得に必要なこと#1

          創業融資獲得の最大化を実現するために必要なことの一つに、損益計算書計画(収支計画)の蓋然性が認められるかどうかがあります。 ここでいう蓋然性とは、損益計算書計画がどの程度達成できそうかを指しています。 蓋然性が認められるかどうかは以下の2点を重点的に抑えることがポイントになります。 ・実績がどの程度あるか。 ・損益計算書計画の精度が高いか。 今回は上記のうち「実績がどの程度あるか」について少し説明します。 1. これから法人で行う事業に関連する実績があるかどうか  こ

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          MF会計を使った資金繰り表の作成方法

          資金繰り表の基本  ここでは、マネーフォワードクラウド会計(以下、MF会計という)を使った、資金繰り実績表の作成方法をお伝えします。その前に資金繰り表の基本について改めて確認しましょう。 1.資金繰り表とは  資金繰り表とは、すべての現金預金収入と現金預金支出を分類・集計し、一定の区分、科目に基づき整理された表です。  試算表や決算書の損益計算書とは異なり、実際の現金預金の入金・出金の事実に基づいて作成されるため、実際の現金預金の入金・出金が把握できます。  試算表や決

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          [88%削減]sweeepを使って請求書業務を楽にした話

          sweeepって?sweeep(「スイープ」と読みます)は、「経理・財務の請求書業務に特化したAI OCRのSaaSサービス」です。 サービスは以下のようなイメージです。 詳細は、sweeepのサービスサイト見てもらった方が早いので、以下リンクを見てください。 sweeepサービスサイト 導入のきっかけ経理・財務業務効率化の支援をしている中で、紙や手作業が残る業務は、請求書に関する業務ということがずっと気になっていました。そこでいいサービスがないか検討していたとこ

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