見出し画像

【GAFA】Appleの強さと未来

こんにちは。アクセスありがとうございます。
課題等で毎日投稿できてませんがご了承下さい。

順番は適当ですが、これからGAFA・BATHを一社ずつ記事にしていきます。そして記念すべく一社目は、多くの人が愛用しているiPhoneをはじめとするAppleについて書いていきます。次の本を参考にしています。

Appleの事業の実態

iPhoneは2007年に初めて発売されてから、2018年8月に世界の企業で初めて時価総額が1兆ドルを達しました。株価も2007年に比べて12倍に成長しています。

なぜ、Appleは世界で初めて時価総額1兆ドルを超えたのでしょうか?

Appleが販売していたのは、単なる端末ではなく、端末を通じて新たなデジタルライフスタイルを提案してきたからです。CX・CI(カスタマーエクスペリエンス、カスタマーインターフェイス:使用者、顧客の経験価値)を背景にAppleを人気にさせていったのです。

携帯音楽プレイヤーのiPodは、無料でiTunesという管理ソフトを提供し、iTunesを通して、音楽データ配信サービスを提供しました。

→聞きたい時に聞きたい楽曲をiTunesで購入し、それを持ち運びできるiPodsでいつでも、どこでも聴けるようにしました。これによって、CDが売れなくなり、音楽市場に「破壊的イノベーション」を起こしました。

※破壊的イノベーション:ハーバード大学のクレイトン・M・クリステンセン教授が初めて提唱した言葉で、既存事業の秩序を破壊して、業界構造を劇的に変化させるイノベーションで、同業界だけでなく異種業界にも起きます。GAFA・BATHを語る上で外せない言葉です。

Appleの強さ

iPhoneは、他のメーカーのスマホと比べて非常に利益率が高いハイブランドです。世界のスマホ市場の出荷台数を見ると、2017年4〜6月の間でトップはサムスン(韓国)で約7980万台、Appleは、約4100万台とサムスンの半分くらいです。しかし、iPhoneの販売で得た利益は、スマホ市場の利益の91%を占めAppleがほぼ独占しています。

さらに、iPhoneは他のスマホと違いiOSを搭載していることです。他者のスマホ(GALAXYやAQUOSなど)は、ほとんどGoogleのスマホ向けOSであるAndroidを搭載しており、アプリをダウンロードする時などで「Google  play」を使いAndroidスマホはGoogleのプラットホームです。

しかし、Appleは、iPhoneという端末だけを売るのではなく、iOSを搭載しており、かつ「App Store」というアプリをダウンロードするものがあります。つまり、世界中のアプリ開発者がアプリを提供販売するためのプラットホームを構築しています。アプリ開発者は、販売額の3割を手数料として払い(課金額やサブスクリプションも含む)、単なるスマホ製造会社では無いのです。

経営者の強さ

テレビCMで使われた「Think different(違う視点で考える)」「Your Verse(あなたらしく生きる)」といった「人々が自分たちの視点を持ち、自分らしく生きることを支援する」使命感、スティーブ・ジョブズの思いを継承した経営をしています。

天才的なスティーブ・ジョブズは、プレゼン力や徹底したこだわり、アイディアは言うまでもありません。しかし、ジョブズ亡きAppleのCEOのティム・クックも素晴らしい経営者です。

クックは「組織力を向上させる能力」が長けています。彼はCEO就任後、ゲイであること公にし、女性や人種、LGBTの雇用期間問題に真摯に取り組み、また個人のプライバシー保護など多くのガバナンスに対して整理しました。

Appleはどの分野が強いのか?

売上別に見ると、iPhoneが約62%、Macが約9%、iPadが約8%、サービス・その他製品が約21%となっています。また地域別の売り上げは、北米43.8%、ヨーロッパ24.2%、中華圏15.6%、日本8.2%、その他アジア太平洋地域8.2%となっています。

いま、スマホの機能が上がっただけでなく、スマホの寿命(バッテリーの持ちなど)が伸び、購入してから機種変更を行う期間が長くなり、Appleの売り上げの主iPhoneの売り上げが下がる可能性が高くなっています。また、アメリカと中国の貿易戦争が勃発し、中国のApple離れが顕著になっています。今後どういう事業に出るかが見ものになります。

Apple Watchによる未来

Apple Watchはシリーズ4になって、心電図計測ができるようになりました。参考にしている本の筆者は、ヘルスケア市場に破壊的イノベーションを起こすのではないか?と予測しています。これには、私もそうなると確信しています。今の日本では、ヘルスケア市場もスマートウォッチ市場も大成長しています。私の記事にもスマートウォッチが日本に大流行すると予想したものを書いています。

今まで、歩数、エクササイズ時間、睡眠時間などが表示されていますが、加えて、心拍数、心拍変数などが表示され異常値が計測されるとリアルタイムでメッセージが送られるようになっています。これは、ヘルス(健康)からメディカル(医療)へとイノベーションが起きています。ここから出る考えはAppleが病院を作るということです。心電図や今後搭載されであろう「血圧測定」「血糖値測定」によって、多くの人々のメディカルデータを手に入れることができます。そして、将来的にはカルテ情報が蓄積できる機能も付くと考えられます。そうなると、「ビックデータ(顧客のカルテ情報とApple Watchの心電図等)とAI(効率的かつ最有効治療をはじき出す)」を兼ね備えた病院を建てることは必然的になるのではないか。→医療の破壊的イノベーションが起こるのでは?と考えます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?