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りあるマザーファッカーの告白

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”りある”マザーファッカー★ノンフィクション★アルコール依存症克服【出生】1977 年新宿【教育】歌舞伎町・都営団地【中毒経験】アルコール(寛解※通院中)・軽ドラッグ(寛解)・ギ…
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#性的虐待

りあるマザーファック(F)

あの睨まれた朝から 台所の母親の睨み(にらみ)。 これはかなりダメージがあった。 何が正しいのか、何がダメなのか、何をすればよいのか、 完全にわからなくなった。 小学生にして社会不適合者のできあがりだ。 オレに向けた目つき。 一般社会と隔絶するような母親の睨みは、 母親不信に変わった。 植え付けられたのは恐怖というより不信だった。 だが99%不信に思っていたオレは、 自分の挿入勧誘で開始することになる。 4回目の話。 もう一度やりたいと思ってしまっ

りあるマザーファック(E)

こういう下世話な身の上話を展開する事自体全然問題なく、大したことはない。とっくに乗り越えたし、とっくに消化していると思っていたが、数日間完全に精神がぶれている。ある方に言われた症状がそのまま出ている。だが、今まで乗り越えてきた諸々の経験と自分がしっかり見据えるビジョンのために今日も書くことにした。不思議と書いている最中は落ち着いている。 2回目マザーファックの次の朝。 悪いことをしているのか、していないのか、わからない。 完全にはわからない。 でも、やっぱり友達には言

りあるマザーファック(A)

オレはやっちまっている 小学校の時、友達の家に行くと胸が絞られるような違和感を覚えた。 幸せそうな家族がオレの心を締め付けた。 仲良さそうな夫婦に、3つぐらい上の兄貴、まだ幼稚園に通っていた妹、そして三階建の一軒家。友達の家は当時日本テレビのゴルフガーデン横、新宿5丁目にあった。 数分で四季の道の入口だ。かなりのところに建っていた。そんな立地とは思えないぐらい柔らかく、しなやかな時間の流れ。遊びに行くと今でも忘れられないぐらいの締め付ける感覚が毎回あった。 その経験は

アル中のトマトケチャップの使い方(C)

グダグタなアル中痛がる母親を見て不安と焦りが入り混じる。 解決できず、近所のにいちゃんばあちゃん宅に逃げ込んだ。 大量出血じゃないし、母親は大人だし、救急車を呼ばなくても解決できるはずだから、その場を離れても大丈夫。 そんな感じだったと思う。とにかく不安と見えない先々で最悪だった。 このコラムは、ある荒廃した家庭に挑んだ、1人の青年の記録である。新宿に生まれ育った無垢な小学生時代に、アルコール依存症とバイセクシャルという特異な両親に囲まれ、酩酊した母親と強制的に初

アル中のケチャップの正しい使い方(A)

失禁と古銭小学校3,4年の時はよく母親と喧嘩をしていた。 お酒を飲んで壊れる母親を認めるわけにはいかなかった。 一緒に外出するとどこでも泥酔するまで酒を飲み、人に絡んだり、大声をあげたり、とにかく恥ずかしい思いを何度もしていた。 当然、酒の入った状態で母親と出かけたくなくなる。 大好きだったが、恥ずかしい親というのは子供にとってかなりのストレスになる。 このコラムは、ある荒廃した家庭に挑んだ、1人の青年の記録である。新宿に生まれ育った無垢な小学生時代に、アルコー

面前DVエブリナイト

ド派手なDV鑑賞会オレンジ色の豆電球の薄明かりの中、泥酔の母親が毎日包丁を振りかざし、父親の首を刺そうとしている真夜中は、 別に大したことない。 普通のやりとりだ。 大人の喧嘩はこうなんだ。。。 刺す気はない、本気じゃない、男のお父さんの方が力が強いから絶対に刃物が首に到達する事はない。。。 薄眼を開けながらド派手なDV鑑賞会。。。 それが毎日続く。毎夜毎夜つづく、、、 このコラムは、ある荒廃した家庭に挑んだ、1人の青年の記録である。新宿に生まれ育った無

バイとバイとの息子(C)

トンコ小学校に上がる前、母親は、肘下からか、手首からか、右手がないトンコという女性と一緒にいた。 片手がなかったからオレもよく覚えているが、そのトンコ、母親が寝ている隙にどこかのポケットに入っていたお金を盗もうとしたと珍しく激怒していた事があった。母親が犯行に気付き、未遂で終わったみたいだった。 窃盗はどうでも良いのだが、今考えると盗まれそうになった時、一緒に寝ていたのか、何をしていたのか、よく分からない。バイな母親は、、、と考えてしまう。 既婚者の母親がどこかの部屋で女性

バイとバイとの息子(A)

生まれた昭和52年渋谷の松井医院。 大好きな両親からオレは生まれた。 ずっと新宿で育つことになる。 小学校5年生まで住んでいた新宿六丁目、最寄り駅は最寄りになく、新田裏というバス停が唯一の交通手段だった。 新大久保駅と新宿駅の狭間にある悪いとこ取りの立地だった。 歌舞伎町には徒歩か、自転車だ。 酔っ払いがいるとタクシーだ。 金物屋、天ぷら屋、スーパー、催事場、ペットショップ、乾物屋、お茶屋、クリーニング店、寝具店、肉屋、八百屋、理髪店、花屋、駄菓子屋、酒屋、居酒屋、パン屋

ランドセルを置き安酒をシンクに流す(B)

電線越しの夕焼けと煮物の匂い サイドボードの前には白い冷蔵庫。 北西向き、ほぼ日陰のアパートにピュアな感じで白く佇んでいた。 まともに開くスペースがなかった小さな冷蔵庫の扉の中の記憶はほとんどないが、冷蔵庫上に設置されていたえんじ色の電子レンジにはよく助けられた。 空腹を満たす時に電子レンジでジャガバタを作るのが大好きだった。 友達が来た時は、みんなに振る舞った。 いつまでもオレの家にいてくれという願いを込めて美味しくできるように熱の通りに細心の注意をはらってもてなした。

ランドセルを置き安酒をシンクに流す(A)

欲求段階説 アメリカの心理学者、マズローが唱える「欲求段階説」によれば、人間の欲求は5段階に分けることができる。 (1)生理的欲求 (2)安全欲求 (3)社会的欲求 (4)承認欲求 (5)自己実現欲求 優先順に並んだ(1)~(5)の欲求が低いものから現れ、その欲求が満たされて初めて、次の欲求が現れるとされています。 ちんげも生えてない時代、オレの小学校時代は、マズロー的に言うと二段階目の安全欲求を満たすだけでギリな生活だった。 バトルフィールド 「にいちゃんば

新宿区新宿6丁目

昭和61年頃生活レベルを感じさせるほどドン底まで下がったかのように施工されていたアパートの深い風呂場でペロリとされた未発達重要部位を不安と羞恥の中で洗う少年がいた。 オレだ。 歯槽膿漏独特の獣臭がまとわりついてしまった大事な大事な部位をひたすら石鹸をつけて水洗いした。 何をしているのか、 されているのか、 でも、少し何となくわかるような。。。 落ち着きを取り戻そうと現実を洗った。 自分の大事な何かを汚された感覚は、世間との隔絶をより一層深める原因の1つにになっ