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新宿区新宿6丁目
昭和61年頃
生活レベルを感じさせるほどドン底まで下がったかのように施工されていたアパートの深い風呂場でペロリとされた未発達重要部位を不安と羞恥の中で洗う少年がいた。
オレだ。
歯槽膿漏独特の獣臭がまとわりついてしまった大事な大事な部位をひたすら石鹸をつけて水洗いした。
何をしているのか、
されているのか、
でも、少し何となくわかるような。。。
落ち着きを取り戻そうと現実を洗った。
自分の大事な何かを汚された感覚は、世間との隔絶をより一層深める原因の1つにになった事は確かだ。
誰にも言えない。
義務教育を修業していない自分が、大好きな母親からされたアレコレは、心身に深刻なダメージを残し、後々、社会に迷惑をかける社会不適合者を作り上げてしまう事になる。
肝心な事が定かではない。
やっちまった時期が定かではないのだが、小3の終わりか、小4の前半。だと思う。小4で両親は離婚し、母親は1人で家を出たからだ。
実母との近親相姦は、合計3回行われた。
詳細は後々に書いてみる。
このコラムは、ある荒廃した家庭に挑んだ、1人の青年の記録である。
新宿に生まれ育った無垢な小学生時代に、アルコール依存症とバイセクシャルという特異な両親に囲まれ、酩酊した母親と強制的に初体験をさせられ、その後30年近くに渡り自身もアルコール依存症に苦しみ、その中で設けた我が子との絆を通じ、寛解するまでと、その原動力となった信頼と愛を余すところなく完全実話で書き下ろしたものである。
今が幸せだからそれでいい
深刻なダメージを残した事は確かだが、今となっては大した事はない。
笑い話として人前で話すことも多い。
他界した母親をずっと大好きだし、もう一度会いたい。
同い年だと自慢していた母親が大好きだった美空ひばりさんの曲は、
だいたい有名な曲は口ずさめるほどオレも大好きだ。
そんなもんだ。
ただ、このオレのカオスな半生を語る事で苦しんでいる人々の役に立つ事が最近わかった。嬉しい事に必要としてくれる人もいたのだ。
尊敬する恩人と心の聖地で教えられた数々の知恵と知識を交え、伝えたい事が伝わるように自分のスタイルで、自分のペースで、書き綴ろうと思う。
中2の一人息子を育てている父親という立場から多くのリスクを伴う事を理解した上で、嘘偽りなく、できるだけ正確な記憶と今起こっている出来事を表現できればと思う。
オレが誰なのか、知ってしまった周りの友人知人の方々、いつも感謝が尽きないが、今回は、息子の為にタイガーマスクのマスクは外さないで放置しておいてください。
皆様、今回もお世話になります。
物質使用障害で苦しむ仲間、その病気の存在に気が付いていない病気進行中の仲間、あらゆるアディクトで生活がコントロールできない仲間、ずっと側にいてくれる仲間、そして、病気のオレに苦しめられた最愛の家族に向けてこの文章を綴る。
<TOP写真>2013年10月・神奈川県湯河原・吉浜
苦しんでいる人に向けて多くのメッセージを届けたい。とりあえず、これから人前で話す活動をしていきます。今後の活動を見守ってください(^^)