見出し画像

緊張どきどき!直したい! 捉え方編

以前、私はテニスの試合で緊張して手の震えが止まらないことが何度かありました。
スポーツをされている方やお仕事でもいろいろ緊張の場面はあると思いますが、皆さんはどうですか?


これは
私のメンタルコーチになる前、まだテニスの試合に出初めのころのお話しです。

当時15年ほど前、「上手くなるには試合に沢山出なさい!」と言われ、
試合に出たいと思ってエントリーしてもいざ当日になったら
「出たくないな、」という気持ちがわいてくるんですね。
どうせ試合に出てもまた負けるし・・・
と、試合をやる前から負けているんです。
まだ初心者で自分に全く自身がなかったんですね。
こんな時は試合が始まってもやる気も起きないというか、勝ちを放棄している感じで、緊張があるのかないのかもわからないようなだらだらな状態でした。

でも少しずつ実力もついてきて勝てる試合が増えてくると、負けたくない、という気持ちが大きくて、
とても勝ちたい気持ちばかりなんですね。



そうすると、
え!なんで足が思うように動かないんだ?
え!なぜ練習のように打てない!
え!なんでこんなに慌ててるんだ!
になったんです。

もちろん
緊張して手が震えるときは、やはり勝ちたい、この相手に負けたくないと強く思った時でした。

当時は緊張を緩める手段も自分のメンタルをどのように持って行ったら良いかもわからず、試合が終わるまで震えていて、
終わって勝利すれば体が火照り、
負ければ、ぐったり落ち込んで、
そんなわかりやすい手が付けられない状態でした。

あれから10年以上たちメンタルも学び
今はメンタルコーチからの立場から振り返ってみれば、
「あれもこれもできたのにな~」
と思うことを今日は書きたいと思います。

まず緊張。この感情の発端を掘り下げてみます。

試合に勝ちたい!
だからこそ
負けたらどうしよう・・・
上手くプレーできなかったらどうしよう・・・
ミスってペア、チームに迷惑かけたらどうしよう・・・
かっこ悪い自分を見せたくないな・・・。

とマイナス思考でいっぱいになり体が思うように動かなくなり余計にミスをする。という負の連鎖のようになってしまいがちです。

でもこの試合に対してのイメージってどんなものなんでしょう。

試合って勝負の世界だから必ずどちらかは勝ってどちらかは負ける。
自分も勝ちたいには当然だが、この試合で負けたらもうこの先はないのか?
この試合で負けても負けた原因を追究しまた練習し次につなげられれば良いのではないか?
自分の目指しているものは一体なんだ?この試合で絶対に勝つことか?
勝ってこそうれしいが、それ以上に負けたら学びがあるのではないか?

このように
この試合に対しての意味付け、捉え方を変えることができると
試合に対しての見方が驚くほど全く変わります。

そして自分のやるべきことが見えてくるのではないかと思います。



日光テニスコート

私の場合はこの捉え方を変えることができ
試合に対して、とりあえず勝ちは切り離して、自分が本当に試合でわくわくする事を見つけることができるようになりました。

私は試合では練習のようにプレーする、
練習したことが試合で出せるように、
そこに自分の思考を持っていきます!
そこにかっこよい自分も見つけることができ
そして
それができれば自分のパフォーマンスも上がり勝ちがあとから付いてくる!とも実感しました。

皆さんはどうですか?
試合で緊張するという方は私と重なるところがあったのではないかと思います。
是非一度試合に対しての捉え方、考え方を再認識してみてください。
きっと何か見えてくるものがあるはずです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?