クラウドドネーション
わかってます。
ドネーション(寄付)を、不特定多数のクラウド(群衆)から集めるのって、別に新しくもないですよね。
「寄付型クラウドファンディング」っていうのも、新しい時代のCrowd donationかもしれない。
でも、あえてこのタイトルをつけたくなるような出会いが、TEDxKobeであった。
「美味しいは、世界を変える」
というテーマで、飲食店利用とNPOへの寄付を結合したGochiso株式会社。
("Sydecas"といい勝負のネーミングセンスだ)
阪急電鉄の出資する「梅田スタートアップファンド」からも支援されている「ちゃんとした」会社。このちゃんとした加減は、シデカスも見習いたいところ。
▲Gochiso株式会社のサービスページ「Gochiso」
TEDxのランチでたまたま同席になったCEOのPhilipeにすごく興味をいただいたので、TEDxKobeからまだ一週間も経ってないが、早速オフィス訪問して、Gochiso体験してきた。
彼らのビジネスモデルは、たぶんこんな感じ。
(詳しくは、この記事がオススメ)
なんでおもしろいと感じたたかというと、彼らのNPO紹介のページを見てもらえればわかるとおり、超クラウドファンディングライクなのね。
なので、これって、先に「おいしい食事体験」という「リターン」がもらえるクラウドファンディングということもできるかもしれない。
彼らのテーマは「軽やかさ」だと、個人的には思う。
日本人には少し縁遠い、「寄付」を軽やかにする仕組み。
飲食店のコストは完全成果連動で、ランニングコストも特別なシステムも入れる必要がない。
そして、
「この仕組みがどれだけ世界に受け入れられるかはわからない」と言いつつIPOも視野に入れているような、
彼らの価値観が何より軽やかだ。
「価値」は、人がそこに認めたときに初めて存在する。
今のところ「お金」がその重要な(しかし完全ではない)物差しのひとつではあるが、どういったdonationをしてきたかという履歴(これは、ethical profileとか言えばいいんだろうか?)が、
その人の価値になる時代も来るかもしれない。
そんな彼らが、日本で、関西で、起業していることがすごく嬉しくなった。
(ちなみに、donation=やさしい=関西弁 ということで、「まいどおおきに!」と出るのが、本当に軽やかで、好きだ)
僕も軽やかにいこう。
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