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刺激と反応の間のスペースで立ち止まる。

こんにちは。仙台も暑かったですが東京はもっと暑い。自宅に帰ってきてすぐに「しろくま」に手を出してしまいました。カロリーオーバーです。


認知心理学と心理的過程。

メンタルケア心理士®を取得して3年弱。今でもテキストを読み返したり、音源を聴いたりしています(テキストをすべて自分の肉声で録音した)。哲学やITと同様に精神医科学も日々進歩していますが、やっぱりベースは「原則」というか。まだまだ学ぶべきことが多く、新鮮な気持ちで向かっています。

その中でもレゴ®シリアスプレイ®のワークショップでいつも話すのが感情の抹消起源説(ジェームズ・ランゲ説)と中枢起源説(キャノン・バード説)いわゆる「認知心理学」です。「知覚」「認知」「感情」「行動」の心理的過程においてポジティブやネガティブといった「感情」を生起していきます。

刺激と反応の間。

7つの習慣の(というよりはヴィクトール・フランクルの)言葉に「刺激と反応の間にはスペースがあり、そこには選択の自由がある」という原則があります。この中には、以前にも書いたとおり、人間だけが授かり、人間が人間たらしめる4つの能力「自覚」「想像」「良心」「意志」が存在します。

この「刺激と反応の間」が極端に狭いのかなと思わされてしまう人が周りにいて、4つの能力を使ってもいないであろう反論を受けました。でもこんな場面で、7つの習慣でいう「反応的な人」になっては自分自身が損するだけ。「なぜこの人は反応的になってしまうのか」を冷静に見る必要があります。

人事の仕事の「原則」。

思うに「 #人事の仕事 」の原則のひとつは、この「反応的な人」にならないことだと思います。そこでヴィクトール・フランクルのいう人生の三つの価値観、すなわち、「経験」「創造」「姿勢」がとても重要なんですよね。視野を広げることで価値観が変化し、目の前の行動や態度に如実に表れます。

もうひとつは条件付けられた世界からの離脱。「私たちは、世界をあるがままに見ているのではなく、私たちのあるがままの世界を見ている」。自分のものの見方とは違う意見を見たら、相手が間違えていると瞬間的(刺激と反応の間のスペースが無い状態)に思ってしまう状況を起こしてはいけない。

スペースで一度立ち止まる。

特に上になればなるほど、自分自身のメガネに絶対的な信頼を置いてしまいます。一歩立ち止まって「なぜこんなことを言うのだろう」「この行動は何が起因しているのだろう」を、刺激と反応の間のスペースを広げることこそ、人事の仕事に従事している者としての必要条件なのかなとも感じます。

「行動」が先で「感情」が後でも、「感情」が先で「行動」が後でもどちらでもいいのですが、要はここでいう「感情」と「行動」の間のスペースで一度立ち止まる。自分自身を俯瞰して見る。こういう場面ではレゴブロックが有効に機能すると思いますね。是非とも勧めていきたいなと思っています。

最後に。

暑いからといって、反応的にアイスクリームを食べるのはよくない(笑)

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