昔GENROQ編集長やTeamJLOC監督だった今はただの遊び人。雑誌仕事やJLOC広…

昔GENROQ編集長やTeamJLOC監督だった今はただの遊び人。雑誌仕事やJLOC広報はしています。noteは完全な初心者ですがちょっとしたコラムでも綴っていこうと思っています。

最近の記事

SOU・SOUの地下足袋

 おいらが長年愛用している地下足袋。浅草の祭り用品店あるいは職人用専門店で売っている地下足袋とは一線を画す優れたグラフィックと実用性を兼ね備えているこの地下足袋。これは京都の若林株式会社、ブランド名SOU・SOUの各種地下足袋である。  本店は京都だが、東京は青山店があり、おいらはそこで買う。この青山店は2013年3月のオープンだが、それまではお台場のヴィーナスフォート2階の噴水広場に面して東京店があった。  おいらは2006年秋頃にここで地下足袋と劇的に出会い、大好きになっ

    • 神谷バー

       大好きでよく行く神谷バーについて書く。日本最初のバーである神谷バーは伝説の人、神谷傅兵衛氏によって明治13年に創業された。この方、単に酒場のオーナーではおさまらず、実業家として明治36年に茨城県牛久にブドウの栽培からワインの醸造、貯蔵、瓶詰出荷まで一貫した日本初の本格的ワイナリー「シャトーカミヤ」を創業している。その後三河鉄道の創立に参加し社長になるというサクセスストーリーをお持ちの方だ。  神谷バーの現在の建物は大正10年に竣工した鉄筋コンクリート造6階地下1階の建物で、

      • 自転車持論

         毎日の足であり趣味でもある自転車という乗り物は、徒歩で見る景色とは違う、また自動車で見る景色とも違う独特の景色を見せてくれる道具だ。  自転車で軽く散歩することをポタリングという。のんびりする、ぶらつくと言った意味のpotterを語源とした和製英語らしいが、ただ走るだけのサイクリングと違い、途中見学したり、食べたリとぶらり途中下車的自転車徘徊がポタリングである。  おいらの主催する日本ポタリング同盟下町系は2007年から数十回のポタリングを実施している。そしておいらのポリシ

        • キャンピングカー

           今回はキャンピングカーについて書いてみる。日本でいうキャンピングカーはきわめて広義であり、いわば最大公約数的な言葉で表すならで宿泊できるクルマであろう。  欧米と日本ではキャンピングカーの利用形態もシチュエーションも大きく違っており、欧米型の本格的キャンピングカーは日本ではほとんど走っていないし、せいぜいキャンプ場に固定され使用されているぐらいだ。  バカンスシーズンのある欧米と比べ日本の休日形態は規則的でせいぜい年に一回10連休がある程度。キャンピングカーを運転して、自炊

        SOU・SOUの地下足袋

          ビンテージカー

           最近ビンテージカー、ヒストリックカーのあるいはクラシックカーなどの売買トラブルの話を良く聞く。これらそれぞれの呼び方と定義はあいまいだが、平たく言うと歴史的にあるいは希少性で価値のある高級中古車と思えば良い。  中古車とは言うものの、数年前1500万円で買ったクルマが現在8000万円するというようなこともあり、クルマが好きな人とは別に、まったくクルマに興味がない投機目的でクルマを買う人も最近増え、手ぐすね引いた業者や、売り主と買い手を仲介するバイヤーと呼ばれる海千山千の人た

          ビンテージカー

          自動車雑誌業界

           自動車評論家といういう人たちがいる。自動車雑誌編集者という人たちがいる。おいらもかつて某自動車雑誌編集長をしていたので、一言申しあげておきたい。自動車雑誌に登場する編集者や自動車評論家、ライターの記事は玉石混合である。玉は良いが、石は目を覆いたくなるような酷い物も多数存在する。  今では紙媒体の他にweb媒体や電波媒体も存在するが、作ってる側の作業はあまり変わらない。  だから自動車の記事は疑いながら読み進めて欲しい。日本のマスコミレベルは電波媒体も含めそのマスコミ意識もモ

          自動車雑誌業界

          バーボンウイスキー

           バーボン・ウイスキーの話をしたい。もう20年以上前のことだが、おいらはフォードの試乗会でディアボーン(デトロイト)からアトランタまでクルマで走ったことがある。ケンタッキー州を走っていると両側がトウモロコシ畑なのだが、何時間走っても景色が変わらず、ずっとトウモロコシ畑だったのを思い出す。まさにアメリカの大きさを思い知らされたものである。  大量に作られるトウモロコシの一番の消費者は牛と豚であるが、人間用のバーボン・ウイスキーも盛んに作られている。地ビールのような小規模な地バー

          バーボンウイスキー

          洋食屋とワイン

           おいら洋食屋が大好きだ。子供の頃から洋食が好きで、浅草の洋食屋は父に連れられて良く行った所が多い。良く通ったボンソワールやアリゾナキッチンは今はもう無くなってしまったが、リスボンはまだ残っているな。  アリゾナキッチンで食事する時は全員にほんの一口、ほんと10ccぐらいポートワインが供された。なんと小学生だったおいらにも出されたので、いつもそれを店の奥に座っている品の良い常連のおじさんに持っていった。  そのおじさんこそ益田喜頓だった。ま、今の方は益田喜頓もその名の基となっ

          洋食屋とワイン

          ワインとグラス

           最近ワインブームというのもあってかワイングラスは100円ショップの物から一客数千円、果てはもう怖くて触れないレベルまで多種多様に作られている。大まかに言って価格が高くなるに従ってグラスの厚みが薄くなり、かつ足が細くなる傾向があって、言い換えると高い物ほどうっかり壊しやすい。もっとも破損のほとんどは足が折れてしまう事故なので、そのために最近は足なしのグラスも多く作られている。  ワイン界では赤ワイン用がやや大きめ、白ワイン用がやや小ぶり、シャンパングラスは細長いと相場が決まっ

          ワインとグラス

          ワインとソムリエ

           おいらワイン好きである。酒は何でも好きだが、ワインでなければダメな気分とかシチュエーションがある。ワインについてはソムリエならずとも好きな人は好みのワインとがそのワインに対する知識などがあるものだ。かく言うおいらもかつてはワインを扱う商社に名前だけだが席を置いたこともあるし、ボルドーの畑を片っ端から回ったことやナパバレーで作り手と語り合ったこともあるし、日本ソムリエ協会のある資格さえ持っていた。  つまりワインについては人にとやかく言われたくなく、そうだと言って人に知識をひ

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          電気自動車

           自動車の歴史上、電気自動車が登場するのはガソリンエンジンの自動車よりも早い。そればかりか自動車黎明期は、ガソリンエンジンなどの内燃機関、蒸気機関と主導権争いをした動力源である。エジソンが研究した電気自動車より、ヘンリー・フォードの作ったガソリンエンジン車が航続距離と言う問題でアメリカと言う広い国土にマッチしていた。  こんなことから、自動車は内燃機関がメインとなった。一方蒸気機関は鉄道や船舶で独自の発達をする。電気自動車は一部の限られたエリアのコミューター的存在としては生き

          電気自動車

          自動車業界あるある

           昔からクルマ好きで、外車に何代も乗り継いできたようなベテランの紳士が、先日おいらに「この型のSLのアーマーゲーに10年ぐらい乗ってたんだよ」という。おいらもすかさず「この頃のエーエムジーは良かったですよね」と合図ちを打つ。  AMGは、英語の発音ではもちろんエーエムジーだがドイツ語の発音ではアーエムゲー(最後のゲーはギーとの中間かな)と発音する。だが、今でも日本では一定数の人がアーマーゲーという間違った呼び方を知らないで使っている。だが、おいらはそれはアーエムゲーでアーマー

          自動車業界あるある