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音楽が世代を超えることはあんまりないんじゃないか。

先日のフジロック配信、すごい楽しかったですね。個人的なハイライトはやっぱりコーネリアス。

もう、大感動しちゃって、ライブ通してドキドキしてました。比喩ではなく、結構涙が出てきちゃって。オリンピックのあれこれで、過去の醜聞の精算を迫られる姿は、ファンとして心痛むものがあったので今回良かったなと。

リアルタイムでクイックジャパンも読んでたし、当時はあぁいう露悪的なアーティストの姿ってある程度の需要があったんですよね。その一旦は、そういうのにドキドキしていた僕にもあるんだろうと思うとやるせない気分でした。

今回、ちゃんとライブを見て、救われたような気分でした。

…というのはさておき。
見終わってからひとつだけ思ったのは、「これは今10代の子が見た時にどう思うんだろう?」ということ。
今のコーネリアスって10代の子からしたら「よくわかんない大人の音楽」ってことで終わりなんじゃないかと。

僕が10代の音楽が好きになった頃、例えば坂本龍一さんってあんまりよくわかんなかったんだよな。でも自分が好きなアーティストがレコメンドしてたりするので、まぁすごい人なんだろうというくらいでした。(今となってはすごく好きです。特に初期の坂本龍一最高)

うーん。僕らは、ずっと追っていてずっとかっこいいアーティストというのは、10代とかからしたら割と関係ないのかもしれないですよね。

世代を超えて愛される音楽なんてのは、実はすごく少なくて、音楽というのは、もっと世代ごとのパーソナルなもんじゃないかと。
むしろ、当時と変わらないサウンドのダイナソーJr.の方が、実は今の10代にも響く可能性があったりするんじゃないか…?なんてことを考えたフジロックの配信でした。久しぶりに現場にも行きたい気分になったな〜。

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