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夢日記をつけていた頃。

浪人していた頃「夢日記をつけていると夢の世界と現実が逆転して気が狂う」と耳にした。

当時は浪人と言っても、さしたる焦りもなく勉強するつもりもなかったので、ただただ惰眠を貪っていたので、暇を持て余して夢日記をつけ始めた。

ノートとペンをベッドのすぐ横に置いておいて、夢を見たら覚えているうちに殴り書いておくだけ。
さしたるお金もかからないレジャーだったのもうってつけだった。

小学校の頃の友人達と、近所の公園で相撲をとってる夢だとか、当時好きだった子に手の甲をペンで刺されるという気持ち悪い夢だとか色々な夢を見た。

面白いもので、そんなに夢を頻繁にみる方でなかったのに、日記をつけ始めると夢をよく見るし、起きてからも割と鮮明に覚えているようになったんだけど、1年くらい続けて、自然とやらなくなってしまった。

特に気が狂うこともなかったけども、自分でも全く予想のできない展開が巻き起こったりするから、寝るのが楽しくなって、毎日寝る時間が増えましたとさ。

夢の世界では人類全部が繋がっている…というような話。聞いたことがある。全人類が普段の生活で得た経験は、夢の中で持ち寄って共有するためのものだと。なんだかシェルドレイクの仮説みたいでワクワクする話だ。種ごとのストレージに体験が貯まってくと思うと、夢の方こそが大事なのかもしれない。

ちなみに、今ではほとんど夢を見なくなった。もしくは、起きた時には忘れている。


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