マガジンのカバー画像

【音源】百人一首曲付けプロジェクト

100
和風ジャズを自ら作り、百人一首の100首全てに曲をつけました。100曲ありますがもし良かったら聴いてくださいませ。
運営しているクリエイター

記事一覧

00:00 | 00:00

ついに100曲完成!!!!最後は昔を振り返る難しい歌でした。お付き合い頂いた皆様本当に本当にありがとうございます!!!後日noteに書こうかな。^^

【現代語訳】
宮中の古びた軒から下がっている忍ぶ草を見ていても、しのんでもしのびつくせないほど思い慕われてくるのは、古きよき時代のことだよ。

【100首目】
百敷(ももしき)や 古き軒端(のきば)の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり

※歌

もっとみる
00:00 | 00:00

残り1首!!!ラスト2首なにかと色々言われる2首。それだけに大変難しい歌。
和風ジャズで百人一首に曲をつけてみました。

【現代語訳】
人間がいとおしくも、また人間が恨めしくも思われる。つまらない世の中だと思うために、悩んでしまうこの私には。

【99首目】
人もをし 人も恨(うら)めし あぢきなく 世を思ふ故(ゆゑ)に もの思ふ身は

※歌や訳はこちらのサイトより許可をもらって掲載してます。

もっとみる
00:00 | 00:00

残り2首。。風が流れる。
和風ジャズで百人一首に曲をつけてみました。

【現代語訳】
風がそよそよと吹いて楢(ナラ)の木の葉を揺らしている。この、ならの小川の夕暮れは、すっかり秋の気配となっているが六月祓(みなづきばらえ)のみそぎの行事だけが、夏であることの証なのだった。

【98首目】
風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける

※歌や訳はこちらのサイトより許可をもらって掲

もっとみる
00:00 | 00:00

残り3首。。。恋焦がれを表現するのってとっても難しい。
和風ジャズで百人一首に曲をつけてみました。

【現代語訳】
松帆の浦の夕なぎの時に焼いている藻塩のように、私の身は来てはくれない人を想って、恋い焦がれているのです。

【97首目】
来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや 藻塩(もしほ)の 身もこがれつつ

※歌や訳はこちらのサイトより許可をもらって掲載してます。
小倉山荘
http://w

もっとみる
00:00 | 00:00

残り4首。。。花びらのようにこのプロジェクトも無事綺麗に散ってほしい。。
和風ジャズで百人一首に曲をつけてみました。

【現代語訳】
桜の花を誘って吹き散らす嵐の日の庭は、桜の花びらがまるで雪のように降っているが、実は老いさらばえて古(ふ)りゆくのは、私自身なのだなあ。

【96首目】
花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは 我が身なりけり

※歌や訳はこちらのサイトより許可をもらって掲載し

もっとみる
00:00 | 00:00

カウントダウン。残り5首。。。そういえば去年のこの歌の気持ちになるために比叡山に行ってきました。。笑
和風ジャズで百人一首に曲をつけてみました。

【現代語訳】
身の程もわきまえないことだが、このつらい浮世を生きる民たちを包みこんでやろう。この比叡の山に住みはじめた私の、墨染めの袖で。

【95首目】
おほけなく うき世の 民(たみ)に おほふかな わがたつ杣(そま)に 墨染(すみぞめ)の袖

もっとみる
00:00 | 00:00

残り6首。達成感と寂しさが近づいてくる。。。
和風ジャズで百人一首に曲をつけてみました。

【現代語訳】
奈良の吉野の山に、秋風が吹きわたる。夜がふけて(吉野という)かつての都は寒々とわびしく、衣を砧(きぬた)で叩く音が響いている。

【94首目】
み吉野(よしの)の 山の秋風 小夜(さよ)ふけて ふるさと寒く 衣(ころも)打つなり

※歌や訳はこちらのサイトより許可をもらって掲載してます。
小倉

もっとみる
00:00 | 00:00

93首目。残り7首。永遠に続いて欲しいな。百人一首も。。終わらなくていいのに。。、
和風ジャズで百人一首に曲をつけてみました。

【現代語訳】
世の中の様子が、こんな風にいつまでも変わらずあってほしいものだ。波打ち際を漕いでゆく漁師の小舟が、舳先(へさき)にくくった綱で陸から引かれている、ごく普通の情景が切なくいとしい。

【93首目】
世の中は 常にもがもな 渚(なぎさ)漕ぐ 海人(あま)の小舟

もっとみる
00:00 | 00:00

92首目。残り8首。歌の通り、終わりを考えると涙が濡れて乾く暇もないです。。。
和風ジャズで百人一首に曲をつけてみました。

【現代語訳】
私の袖は、引き潮の時でさえ海中に隠れて見えない沖の石のようだ。他人は知らないだろうが、(涙に濡れて)乾く間もない。
 
 
【92首目】
わが袖は 潮干(しほひ)に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね 乾く間もなし

※歌や訳はこちらのサイトより許可をもらって掲載

もっとみる
00:00 | 00:00

91首目。ここからカウントダウン・・。残り9首。。。
和風ジャズで百人一首に曲をつけてみました。

【現代語訳】
こおろぎが鳴いている、こんな霜の降る寒い夜に、むしろの上に衣の片袖を自分で敷いて、独り(さびしく)寝るのだろうか。
 
【91首目】
きりぎりす 鳴くや霜夜(しもよ)の さむしろに 衣(ころも)かたしき ひとりかも寝む

※歌や訳はこちらのサイトより許可をもらって掲載してます。
小倉

もっとみる
00:00 | 00:00

90首目。ついにここにきた。。
和風ジャズで百人一首に曲をつけてみました。

【現代語訳】
あなたに見せたいものです。松島にある雄島の漁師の袖でさえ、波をかぶって濡れに濡れても色は変わらないというのに。(私は涙を流しすぎて血の涙が出て、涙を拭く袖の色が変わってしまいました)
 
【90首目】
見せばやな 雄島(をじま)の蜑(あま)の 袖だにも 濡れにぞ濡れし 色は変はらず

※歌や訳はこちらのサイ

もっとみる
00:00 | 00:00

内容は結構激情な歌です・・が、そこまで激しくせずに錯交する感じで表現。この曲割と好きな感じになりました。。、
和風ジャズで百人一首に曲をつけてみました。

【現代語訳】
我が命よ、絶えてしまうのなら絶えてしまえ。このまま生き長らえていると、堪え忍ぶ心が弱ってしまうと困るから。
 
【89首目】
玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの よわりもぞする

※歌や訳はこちらのサイトより許可を

もっとみる
00:00 | 00:00

一本稲が実ってる感じ。そんなイメージ。しかしピュアなように・・。
和風ジャズで百人一首に曲をつけてみました。

【現代語訳】
難波の入り江の芦を刈った根っこ(刈り根)の一節(ひとよ)ではないが、たった一夜(ひとよ)だけの仮寝(かりね)のために、澪標(みおつくし)のように身を尽くして生涯をかけて恋いこがれ続けなくてはならないのでしょうか。
 
【88首目】
難波(なには)江の 芦のかりねの ひとよゆ

もっとみる
00:00 | 00:00

87首目、そろそろゴールが見えてきた。。、
和風ジャズで百人一首に曲をつけてみました。

【現代語訳】
にわか雨が通り過ぎていった後、まだその滴も乾いていない杉や檜の葉の茂りから、霧が白く沸き上がっている秋の夕暮れ時である。
 
【87首目】
村雨(むらさめ)の 露もまだひぬ 槇(まき)の葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ

※歌や訳はこちらのサイトより許可をもらって掲載してます。
小倉山荘
http

もっとみる