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【備忘録】続・息子の不登校 ~動き出した息子の現在~

あっという間に2月が終わっていきました。
そして、一度も投稿できず・・・気づけば、今日から3月。
小学1年の12月から不登校になった息子が、昨年の秋頃より約10か月ぶりに復学し、まもなく小学2年が修了となります。
3学期からは、積極的なお休みや遅刻&保健室登校も取り混ぜながら、朝から登校している息子。
今も、これからも色々なことを経験していかないといけない息子と私。
自分の備忘録に、これからも『続・息子の不登校』として、記録を残していきたいと思います。

◆10か月ぶりの復学の実際

3学期が始まった当初は、週明け月曜日はエンジンがかからずお休みする日もあったり、3限目からなど、遅刻していく日もあったりでした。
しかし、お友達と遊びたい!という気持ちが強くなり、もはや学校に行く目的は遊ぶためといった様子で、学校を休むという選択は徐々にしなくなりました。
1月中旬から2月初旬頃は、1~2限目から教室で授業を受けるようになったのですが、そうなると、徐々に周りが見え始めて、10か月不登校だった期間の歴然たる差も明らかに感じるようになったんだと思います。
不登校児が通る道とはいえ、本人の意欲や自信はどんどん低下していったんだと思います。
今はこうして振り返ることができていますが、実はその瞬間、私は全く気づけずにいました。
毎日、学校から帰ると、「今日は何限目から教室行ったと思う?」と明るく私に聞く息子。
私の答えに、「なんと、1限目から行きました!」とか、「2限目に決まってるでしょ!」とか、息子の方から話していたからです。
2月中旬、発達検査の結果を共有するために、担任の先生と連絡を取った際に、担任の先生から『最近、1~2限目から教室に来ることが少なくなっていて・・・』とお聞きするまで、私は息子の言葉を疑うこともなかったし、息子の変化に気づくことすらできていなかったんです。情けない・・・
知らず知らずのうちに、息子に無理させていたのかもしれない。1限目から教室に行く必要なんてないけど、私に言ってくれなかったことがショックだったのと、言えずにいた息子の心境を思うと、ひたすら自分を振り返り、息子への自分の向き合い方をただただ反省するばかりでした。
「学校に行っていればそれでOK、安心」みたいな考え・意識が私の中には間違いなくあったんだと思います。
それは言葉にしなくても、息子に伝わり、「そうでないとダメ、それができないあなたではダメ」といったメッセージとなっていたのかもしれません。
改めて、息子と話し合い、私の思いを伝え、無理して学校を選ぶ必要はないことを伝えました。

◆私の不安の正体

担任の先生と面談し、改めて学校での様子を教えていただきました。
担任から、不登校になる前の状況と似ている気がする、少し疲れてきているのではないか?との息子の学校での様子についての共有があり、週1回程度お休みを入れたりしてもいいのではないか?との提案がありました。
一方で、学習の遅れに対しては、息子は宿題しかやっていなかったので、計算カードや音読、自主学習など、他の子ども達が毎日反復練習しているものも再開するよう、息子に話されたようです。
さすが学校、完全に矛盾した関わりに思わず笑ってしまいました。

昨年、息子が学校に行けなくなった時は毎日毎朝毎晩心がザワザワしていましたが、今では息子がまた不登校になってしまうかもしれないという不安は全くなく、むしろ息子の元気が損なわれていくことへの不安・恐れの方が大きかったです。
だから、息子にも一旦休もう!無理しなくていいよ!と伝えました。
しかし、息子は学校に行きたい、休みたくないと言うではありませんか。
何これ?前と反対!?
何だか心がザワつく私。モヤモヤする私。
ひたすら自分と向き合ってみました。そして気づいたこと。
なんと、私はまた正解探しをしていたんです。

◆『自己肯定感を下げない関わり』へのプレッシャー

発達検査の結果については、別の投稿で紹介したいと思いますが、発達検査の結果を聞いた際に、担当医師から、「本人の自己肯定感を下げないような言葉かけや関わりができるといいですね!」といったお話をされたんです。
それ以来、私はその正解ばかりを探していたんです。
私も担任も無理せず休んでもいいと言っているのに、学校に行きたい・行くと言う息子。
学校に行けば、周囲のクラスメイトとの歴然たる差を目の当たりにしないといけない。それは息子の自尊心を傷つけ、自己肯定感を下げてしまうことにつながるのではないか。
私は息子が傷つくことを避けたいと思っていたんです。
学校に行くと、息子が傷つくと思って、恐れていたわけなんです。

それに気づいたら、正解なんてそもそもないなって。
息子が経験する機会を奪ってはいけないと思えたんです。
学校に行けば大変な思いをすることはわかっているけど、それでも行きたいと思っている息子に、ただただ「大変だけど、頑張っているね。」とか、「学校に行こうと思ってるんだね。」と認めてやるだけで良かったんだ・・・せいぜい美味しいご飯を作ってやること、息子が帰ってきたら一緒にゲームしたりして、充電できる環境を作ってやることしかできないんだって。
それに気づけたら、心はスッキリ、ザワザワもモヤモヤも消えてなくなりました。
自己肯定感を高めてあげなくちゃ!とか、色々血迷っていたけれど、ただ見守ることが結果的に息子の自己肯定感を下げない関わりになるのではないか?と思います。
偉そうなこと書いてますけど、「つい宿題したの?」等など、学校に行けば行ったで口出ししたくなる日々です。
自戒の意を込めて、こうして記録に残していきます。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

息子の不登校中の記録はこちら!


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