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不登校~正解は誰にもわからない!?~

小学1年生になった息子の入学当初からの登校渋りに悩みました。

約2か月間、終日付き添い登校をしました。

色々やってはみたけれど、結局は息子を苦しめてしまい、結果的に息子は不登校になりました。

今も現在進行形で不登校生活を継続中です。

◆「正解は誰にもわかりませんから・・・」

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息子のことを学校関係者に相談すると、決まって言われた言葉が
「正解は誰にもわかりませんから・・・」でした。
不登校や子育ての常套句なんでしょうか。毎回言われました。
私は息子への対応について、一緒に考えてくれる人を求めていました。
そして、学校にもそうお願いしていました。
息子が学校に行きたがらない、毎朝泣きながら起きてくる。朝が来るのが怖いと息子も思っていたんでしょうが、正直私も朝が苦痛でした。
そんな状況で、この言葉を言われると、何だか突き離されたような気持ちになって、余計に不安が強くなりました。
結局、誰も力になってくれない。そんな気持ちになるんです。
正解は誰にもわからないけど、こんなふうにやってみましょう!とか、こういう方法もあると思うけど、どうだろう?とか、そういった提案はなくて、ただ正解は誰にもわからないから、今は学校では何も対応できません!と言われたと理解しました、私は。
こうなってくると、学校関係者を信頼することはできなくて、不安は強くなるし、周りは敵ばかり。
不登校児の母親がみんなこんな気持ちになるとは言いませんが、こんな人もいるんだよ!と理解してほしいです。

◆正解を求める思考グセ

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息子が不登校になって半年。その間に自分のこれまでの生き方や価値観を振り返って、見直す機会を得ました。
私は自分でも気づいていなかったのですが、常に正解を求める思考グセがあったんだと思います。
自分がどうしたいのか、どう感じているのかではなく、何が正解かの方が重要だったんです。つまり、物事の価値基準が他人だったんです。
いわゆる自分軸・他人軸っていうヤツです。
だから、学校関係者の「正解は誰にもわかりませんから・・・」という言葉にすごく心が反応して、怒りや不満にもなっていたし、正解がわからないから、当然のことながら不安も強くなっていました。

登校渋りや不登校を問題視する時点で、この思考グセが働いていたんだと思います。自分がどうしたいか、どう感じているのか、息子はどうしたいと思っているのか、どう感じているのかを軸にして考えることで、逆に誰かに何かを提案されても、それが今私たち親子にとって必要か、重要か、適切かを判断できるようになりました。

正解は誰にもわからないのではなく、自分たちで決めたらいい。
今はそう思っています。

◆不登校 100人いれば100通り

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子どもが学校に行きたがらない、学校に行けなくなった・行かなくなったという状況になって、子どもを心配しない親はいないと思います。
私のような思考グセがあってもなくても、今不安でいっぱいという方がいらっしゃったら、あなたはどうしたい?どう感じている?お子さんはどうしたいと思っている?どう感じている?をまず感じて、考えてみてほしいです。

私が学校関係者を信頼できなくなったように、子どもが親を信頼できなくなってしまったら、不安は強くなって、相談できる人もいないと感じてしまうことにつながります。まずは親子の信頼関係を保つこと、強くすることが大切だと思います。

でもそれには自分がどうしたいのか、どう感じているのかを知ることもとても大切です。
子どもが「学校に行きたくない!」と思っているとして、あなたが「学校に行ってほしい!」と思っているとしたら、子どもの行きたくない気持ちに対して一言言いたくなってしまうから。
私は学校に行ってほしいと思っているんだな、その方が安心なんだな、行かないことが不安なんだなと気づくことで、子どもの気持ちを受け止める心の準備ができます。

私は、子どもが学校に行きたくないという気持ちは受け止めてあげなきゃいけないという意識はありましたが、自分の考えや気持ちを感じ取ることをしていなかったので、結局は学校は行かないといけない所、行かないという選択はできないと思い込んでしまい、付き添ってまで連れていくという行動に至りました。終日付き添い登校は拷問を受けているかのような苦痛が伴っていたにもかかわらず、またしても自分がどう感じているかを見ようともせず、息子と2人でひたすら我慢するということを2か月も続けてしまったのです。

不登校児が100人いたら、100通りの不登校があると言われるように、その子その子で原因や理由も様々だし、原因や理由がひとつだけということはないと思います。いろんなことが絡み合って起きているんだと思います。
「正解は誰にもわからない。」
確かに間違っていないけど、これが正解だからと人に決めつけられるものでもないと思います。
幸せは自分の心が決める!
こっちの方がしっくり来るんじゃないかなと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。



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