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#20 とことん自分を見つめよう

外界の音から耳をふさぐには内側に耳を澄ますことが近道だ

堀部篤史(誠光社)『火星の生活』


少し前から、SNSで永遠と流れてくる「○○を達成しました!」「○○から取材を受けて記事が載りました!」「○○に呼ばれて登壇してきました!」みたいな、「リア充演出」が鬱陶しく感じるようになった(ほんとに素晴らしい活躍をしている人もいるのにごめんなさい)。

個人が気軽に情報発信できるようになったからこそ、自分のブランディングのためにせっせと投稿する人たちを見て、「なんだこの『自分凄いでしょアピール野郎』は!」とモヤモヤしていた(ひねくれててすみません)。

でも、よくよく考えてみると、僕自身が何も実績を挙げていないことに対する、不安と焦りから来るモヤモヤだったのだと思う。



自分も何者かになりたくて、実は何度か自分ブランディングにいそしんだ時期もある。

Twitter、Facebook、noteに実名を出し、仕事の話とか本で得た学びをシェアする、「為になる系」の投稿をすることで、自分の価値を高めようとしたことがあった。

自分も「自分凄いでしょアピール野郎」の仲間入りをすることで、周りの鬱陶しさから耳を塞ごうとした。

だけど、そんなの、自分を大きく見せるためのただのハリボテに過ぎないことは、自分が一番よく分かっている。

すぐに、自分自身に嫌気がさして、SNSへの投稿を辞めてしまった。



そんな時に出会ったのが、京都の本屋「誠光社」の店主である堀部篤史さんの、「外界の音から耳をふさぐには内側に耳を澄ますことが近道だ」という言葉だった。

今度は、他人に評価してもらうために書くのではなく、自分自身のためにnoteを書いてみようと思った。

日々、自分の「内側で鳴る声」に耳を傾け、それを淡々と描き残そうと思った。

そう思ってから、何をやっても続かない僕が、連続投稿20日目に突入している(もっとも、明日で途切れるかもしれないが)。




いろいろな場所に旅をしても、自分から逃げることはできない。 

ヘミングウェイ

向き合うべき「自分」から目を背けるため、あれやこれやと「リア充演出」をしたところで、元のモヤモヤに戻ってきてしまう。

結局自分から逃れられないのなら、noteにありのまま書いて、とことん自分を見つめようと思う。

そんな自己満投稿を、もしよかったら、これからも応援してください。

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