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静まり返るホテルニューアカオ

5月の初旬に訪れたホテルニューアカオ。
開業しているときに行けておらず、今回初めて中に入ることができた。
アートを展示する会場になっていて、かつての姿そのものではないけれど、昭和の時代に映画を誇るような豪華な内観はそのまま残っていた。

NikonZ6とX-E4の2台を携えてたくさんの写真を撮れたので、今回は凝りに凝った特別仕様なフォトセットでお送りします。


栄華を残しながら静かな夏の休日のように佇んでいた。














静まり返ったエントランスを抜けて

このホテルに来訪する宿泊客を迎える従業員はもういない。
だからこそこのホテルは少し異質さを含んでいた。



















人のいないアカオを彩るアート

アートイベントのために解放されていたホテルニューアカオ。
ここはアートがホテルに来た客を迎えいれる世界だった。








客室は人を受け入れなくなって久しい

人を受け入れることがなくなった客室。少し寂しげで入っては行けない場所のようだった。










客室を出て向かう先は料理がない食堂










終わりに

昭和40年代の終わりに作られたホテルニューアカオ。高度経済成長期と、バブルに差し掛かる前にあるいざなぎ景気など、日本がGDP第二位に到達するであろう時期に建てられたこのホテルの豪華さは、今の時代では見ることもないものだった。

シンプルが良しとされる現代とは違って、壁にもカーペットにも柄が織り交ぜられており、今にはないセンスを浴びたような気持ちになった。


このホテルの特別開放に来て3時間ほど見学するうちに、できれば泊まれればという気持ちがよぎる1日だった。

ではまた。
Twitter : @masaphoto9

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