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#09 : GRIIで撮る白黒の世界。


白黒で撮ること、色が無いから分かりづらいと言う人もいるけれど、むしろ質感や影と光が際立つように思う。
人が見る世界と逸脱しているが故に新鮮だったりする。



都会の裏の喧騒

ごちゃごちゃした東京の裏の複雑さは、白黒にすることで際立つように思う。色が派手で目を引いても白黒にするとその意味を失う。真にごちゃごちゃだと言える。

複雑な路地裏で生きる人の営みが際立ってきた。


東京の片隅で、色を光に置き換える。

モノクロにした時、光と影があらわになる。
光はさまざまな色となるが、それによって光という実態を掴めない時が出てくる。モノクロにした時色は純粋に光に置き換わる。その時色が黒くなることはなくて、その色はその色特有のグレーに置き換わる。


バスの車窓から

車窓から見える景色は一瞬だ。
枠の外を見るので、さながら映像のようでもある。
それを撮っていく。


積み上がる鉄とコンクリートの積み木

積み上がった積み木のような街。
どこに何線の駅があるかなんて、大体の場所はわかっても、いつになっても脳内の地図に置き換わらない立体の街。
この開発の連続でどんどん立体化していく。
永遠に完成しないかのように思ってしまう。


主役と脇役の街

渋谷と打って変わって平面的な街。
区画や景観が大きく変わることもなく、安心はできるが何かフワフワした街。
建物が所狭しと建ち並び、そこにはブランド店が押し込められる。通りが東西に直線的なため、太陽の光が通る場所が直線になる。その光に当てられたビルだけが主役のように目立つ街。


東京は街によって雰囲気が変わって面白い。


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