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子供を支援先に繋げる入り口の工夫


みなさんこんにちは!
子どもの笑顔を増やしたい高校通級を担当している高校教員のmasaです!

日本においても困っている子供や家庭を支援する施設はたくさんあります!

支援のニーズがある家庭が全て繋がっているわけではありません。
周囲は支援が必要と感じていても当事者が受け入れられず、孤立していることもあります。

学校に来れていて、学校が居場所になっていてもいつかは学校という居場所から卒業していかなければなりません。

学校だけが居場所だという子供たちも卒業後は一気に居場所がなくなってしまいます。

なので、居場所があるうちから別の居場所を模索するアプローチが大切です。

〇なかなか支援が必要な自分は受け入れ難い

私も子供達が学校とは別の居場所を作れるように日々模索してますが、子供自身が障害受容できていないケースでは、支援を受ける自分を受け入れられないケースもあります。

当事者でないから言えることもあります。当事者の立場になれば、これまで散々失敗や叱責を受けてきて自己肯定感ボロボロな上に支援を受けろと言われれば立ってられなくなります。

そういった時に『支援を受けるためにつながる』という入口ではなく、たまたま居場所となった場所で支援が受けられる形が望ましいと感じています。

〇支援先への入り口をどう設計すべきか?

実体験として、子供家庭支援センターが企画するイベントは子供達の興味関心を引くものが多く子供達の参加を促す際のハードルが低かったです。

イベントも子供たちの興味関心に合わせられています。例えば、お菓子作りやポケモンなどです。低年齢層が食いつきそうですが、発達障害の思春期の子どもたちも作ることを好んだりポケモンカードを好む子供は多いです。

また、小学生など小さい子供たちのお世話を積極的にしてくれる子供も多いので居場所となり自己肯定感を高めてくれる場所になります。

その場では子供同士も大人とも楽しい場を共有できます。

その場にいる大人は基本的には支援者です。支援者と言えども初めて関わる大人にいきなり支援してもらえると言っても不安になりますね。

なので、楽しい話題を共有することから始めることで自然と人間関係が構築されます。
その延長戦上には悩みを相談できる間柄となることが想像できます。

我々の指導場面でも最初は関係構築から入ります。
支援先でも同様に困ったときに相談しやすい関係性を構築しておく事が重要だと感じております。

支援先となる期間が子供向けのイベントを開催するのは理にかなっていると思います。

導入部分のハードルを下げて、人対人の繋がりを強固なものとしてから、支援を受けていく事が望ましい流れだと考えております。

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