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通級担当者として福祉サービスにアンテナを貼る意味

通級に来る高校生とかかわる機会が多いので、就労や卒業後の進路について考える機会が多いです。私が担当している生徒でも多くの支援を受けていたり、福祉のサービスを受けられている生徒はうまく成長していることが多いです。特に学校とは別で、就労支援施設にて継続して支援を受けている生徒は想定以上に成長が早いです。スキルはもちろんですが、生活リズムの改善や体力向上も感じられます。支援数と成長が比例するとは言い切れませんが、必要な支援を受けることは大切です。早くから就労体験することで課題を見つけたり、早くから働くことになれることもできます。また、本人も成長スピードを高めることができると考えます。しかし、これまで学校内の活動しか知りませんでしたので、福祉関連のことは知りません。スクールソーシャルワーカー(SSW)さんに逐一相談することも可能ですが、他の先生方からも通級担当ということで福祉サービスや障害者の就労に詳しいのではないかと思ってもらえているので、質問を受けるケースもよくあります。そういった時にレスポンスよく回答ができれば生徒にとっても先生方にとっても動きやすいと感じています。また、SSWさんもお一人で複数校担当しているためにすぐに連絡がつながらにケースも多々あります。ですから、日頃より福祉関連の事業やサービスにアンテナを張っておき情報を集めておくことの重要性を感じています。また、実際に現地に見学しにいったり、話を聞きに行ったりすることで紹介しやすかったりします。家庭環境も様々で、配慮が必要な点も異なりますので、いろんな選択肢を持っておく必要はあります。例えば、障害受容ができていない場合は『障害者』や『発達障害』などがサービス名称に入っていたりするとよくないケースもあります。また、サービスを受けるにあたり必要な条件も様々です。今後、通級担当として発達障害に関することの学びお深めるとともに福祉事業に関することにも積極的に目を向けていきたいと思います。夏休みは生徒の指導も回数が減りますので、この時間をうまく活用して施設見学や、研修などでの自己研鑽に努めていきたいと思います。

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