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子供たちのミッションはなんですか?

「もう、起きなさい」
「早くご飯食べなさい」
「しっかり勉強しなさい」
「静かにしなさい」・・・子供たちに求められているのは、その通りにすること、できれば早く。
できると大人から「ほめて」もらえます。 
この場合、子供たちのミッションは「言うとおりにすること」です。けれども「大人の言うとおりにすること」は「大人の言うことを聞く」こととは違います。
 
「言うとおりにすること」をいつも求められ、従うことで自分を認めてもらえる「成功体験」だけを積み上げていくと、子供たちが「指示待ち」に育ってしまわないか私は心配です。
子供たちには「自分で考えて、判断し行動できる人」になってほしいのに、それでは正反対です。
 「起きる時間だよ」「今日は、持ち物はなに?」「帰ってきたら、学校のこと教えてね」こんな言葉に替えれば、子供たちは話を聞いて、考えます。
「静かにしなさい」に替えて「話をします」と言って子どもたちに「聞かせ」「考えさせ」「判断させる」ことが大切です。


この言葉かけのポイントは、ただ大人の指示に従うのではなく、話を聞いた後判断して行動を決めるのは子供たち自身である点です。「話すのをやめよう」と決めるのは子供たち自身です。
行動の選択、決定を子どもたちができるような声掛けを心がけたいものです。