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【倒産しない】ゾンビ企業のつくり方

※ 当記事はエンタメである

前提条件として、なかなか倒産しない強いゾンビ企業をつくるためには、「銀行」と「政府」の協力が不可欠だ。

まずは、会社の業績が良い時に銀行から融資を受ける。
「プロパー融資」と言われる、銀行が独自に融資を行う枠を使う。
ポイントは、可能な限り多くの金を借りることだ。

次に重要なのは「リスケ」だ。
会社の手持ちの現金が減ってきたら、リスケジュールを要請する。
返済期間を延ばす。
できれば、元本返済の猶予期間を可能な限り長くもらう。

銀行への返済をギリギリまで引き延ばしたら、再度、融資を受ける。
会社が倒産すると、銀行も困る。
会社の蘇生を前提に、再び、借りられるだけ借りる。
これを繰り返す。

やがて、銀行はプロパー融資を打ち切る。
そこで「保証付き融資枠」を使う。
信用保証協会による保証が付く枠に関しては、銀行も緩む。
この分は、会社が倒産しても銀行の身は痛まないからだ。
それを利用して、借りられるだけ借りる。
融資枠を使い果たすまで、借り続ける。

未曽有の経済危機が発生したら、一大チャンスだ。
政府の特別救済措置が発動する。
そんな時、特別救済措置の融資枠を積極的に掴む。
もちろん、可能な限り、最大限度額まで借りる。

あとは、とにかく逃げ続ける。
次のチャンスまで、生き延びる。

大丈夫だ。
キャッシュさえもっていれば、倒産はしない。

銀行も倒産を恐れている。
一括返済を求めてこない限り、会社は安泰だ。
いざとなれば「民事再生手続き」へ進めば良い。


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