そこらへんの経営者

日本に「約25000社(約1%)」いると言われている「経常利益4000万」にあと一歩届…

そこらへんの経営者

日本に「約25000社(約1%)」いると言われている「経常利益4000万」にあと一歩届かない「中の上」程度の会社の経営者

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経営者とDXと会計知識

昔から思っていたことがある。 財務に強く、会計知識が豊富な経営者の会社は、IT化(DX)が進んでいることが多い。 しかし、最近は「逆」なのかもしれないと思い始めた。 今回はこの辺りのことについて書き綴っていく。 DX、会計知識、どちらが先か?一昔前は、会計知識が豊富な経営者が進んでDXへ取り組んでいるように思えた。 しかし、最近は「逆」の傾向がある。 社内のDX化が進んでいる会社の経営者の中に、会計知識が豊富な人が多い。 どちらも結果は同じ事なのだが「どちらが先か?」という

    • 売上と従業員数は少ない方が良い

      よく「売上(年商)〇〇憶」や「従業員数〇〇〇人」といった数値がアピールされる。 これは、はっきり言って、あまり意味がない。 むしろ、売上と従業員数は可能な限り少ない方が良い。 今回はこの辺りのことについて書き綴っていく。 売上と利益売上が表すものは、経済社会への影響力だ。 大きければ大きいほど、社会への影響は大きい。 しかし、ただ、それだけだ。 そもそも、売上というのは業種や仕事のやり方によって大きく異なる。 売上額だけを見て、その会社を評価することは、どんな優秀な経営者

      • 熱量の高い人はチャンスタイム

        殆どの人は、熱量にバイオリズムがあると思う。 ある時は高く、ある時は低い。 経営者であれば、周りの人の熱量を常に観察した方が良い。 今回はこの辺りのことを書き綴っていく。 熱量とは?熱量が高い人は、普段と動きが変わる。 ・妙にモチベーションが高い ・妙に仕事が速い ・妙に仕事のクオリティが良い 社内スタッフ、外注先スタッフなど、人だけの話ではない。 自社全体、外注先全体など、会社単位で熱量が高まることもある。 経営者としては、これを上手く利用したい。 自分自身の熱量は

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        • 【雑記】金の稼ぎ方など知らなかったあの頃

          先ほど、私が会社をはじめてから最初に雇った社員から「PDFファイル」が送られて来た。 その元社員は、私と同じ大学の同級生。 彼(以下、K)については、以下の記事を見て欲しい。 Kが送って来たPDFファイルは、私たちが18~20歳の時、運営していたWebサイトのアーカイブだった。 Kと共に、バカな事ばかりやっていた頃の懐かしい記録。 大学のパソコンを使い倒して、Webサイトを更新していた。 そのWebサイトは、末期には月間10000以上ほどのアクセスがあった。 当時としては

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          経営者の損益計算症候群

          1年程前に「仕事がなくて困っている」と言っていた経営者がいる。 コロナ後も前のように仕事が戻って来ず、苦戦しているとのことだった。 その経営者(以下、K氏)が最近、車を買った。 しかも、ハリヤーと軽トラックの2台だ。 お互いの知人を通してだが「儲かったから買った」と言っていたらしい。 嫌な予感しかしない。 今回はこの辺りのことについて、書き綴っていく。 コロナ融資の恐ろしさK氏は、夫婦二人で旅行代理店を経営している。 旅行代理店のコロナ禍。 これは、もはや説明の必要はないだ

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          【雑記】二人の弟子を取る

          最近、二人の弟子を取った。 それぞれ別の目的で支持された弟子だ。 また、経営者の部下としてではない。 今回はこの辺りのことを書き綴っていく。 一人目の弟子少し前、建築会社を経営している先輩から連絡があった。 息子(18歳)の進路相談に乗って欲しいとのこと。 嫌な予感しかしなかった。 話を聞いてみると、その息子は高校入学後、すぐに退学をしたそうだ。 そして、通信制の高校へ行きなおした。 人とのコミュニケーションに傷つき、コミュニケーション障害を患ったとのこと。 そして、大学

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          京都の夜で日本の貧しさを憂う

          少し前、京都へ出張する用事があった。 その時の2泊、京都の夜を散策した。 そこで感じたのは「日本人の貧しさ」だった。 今回はこの辺りのことについて書き綴っていく。 圧倒的な客単価の差経営者としては、飲食店に行くと、どうしても「他の客の客単価」が気になってしまう。 立地から家賃、店内を見て水道光熱費を想像し、席数と客数を見て、脳内では「売上と利益のオートフェルミ推定」が始まってしまうのだ。 最後に見るのが客単価。 これでオートフェルミ推定が完了する。 インバウンド(以下、外

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          「会社は三代で終わる」の本当の理由

          よく「会社は三代で終わる」と言われる。 実際、二代目、三代目で終わる会社は多い。 ただ、世間一般で言われる「会社は三代で終わる理由」は少し本質からずれている。 今回はこの辺りのことを書き綴っていく。 世間一般のイメージ一代目、創業者。 情熱に溢れ、努力を惜しみなくする。 そして、事業を成功させて財産を築く。 二代目。 創業者ほどの熱意はなく、何とか事業を維持する。 しかし、結果として財産を減らすことになる。 三代目。 もはや創業者の熱意は跡形もない。 財産を使い果たし、

          「会社は三代で終わる」の本当の理由

          企業は会社に金を貯め込んでいるのか?

          企業の内部留保が12年連続で過去最高を更新し、600兆円になったという記事を見た。 「嘘だろ?」と思った。 しかし、これには何とも言えないカラクリがあった。 今回はこの辺りについて書き綴っていく。 私は以前にこんな記事を書いた。 上記記事の中で「利益剰余金が増えないと内部留保も増えない」という旨を書いた。 私の知る限り、内部留保と言う項目は決算書の中にはない。 何を持って内部留保とするかは、人それぞれだという認識でいた。 内部留保は一般的に「会社が持っている現金」とい

          企業は会社に金を貯め込んでいるのか?

          経営者はサブクエストを消化しなさい

          売上に繋がる普段の業務をメインクエストとするなら、会社経営をしているとサブクエストにあたる業務も発生する。 ゲームの中のサブクエストは、放置して一切無視する人も多いと思う。 しかし、会社で発生するサブクエストは、確実に、可能な限り迅速に対応した方が良い。 今回は、この辺りについて書き綴っていく。 サブクエストとは?小さい会社だと、総務部や広報部がないという会社が多い。 さらに言えば、総務や広報に対して専任者がいる可能性も低いと思う。 ここで言うサブクエストとは「専任者がいな

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          公安警察に囲まれたという話

          私は公安警察に囲まれたことがある。 もちろん、逮捕はされていないし、悪いこともしていない。 それでも、公安警察に囲まれた。 今回はこの辺りのことについて書き綴っていく。 公安警察は突然やってくるそれは、2008年の出来事だった。 当時、私は26歳。 2005年に会社を立ち上げ、オフィスを構えて間もない頃だったと記憶している。 ある日の通勤中。 父親から電話が掛かってきた。 電話に出ると、暗い口調でこう言った。 ――― 警察がお前に会いに来たぞ 当時、まだ本籍が実家とな

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          モノの売り方は一つとは限らない

          ビジネスをはじめると「モノ(サービス)をつくって」「それを売る」というイメージがある。 しかし、「それを売る」という考えは、前提として「それを自分で売る」という考え方に成り勝ちだ。 今回はこの辺りのことを書き綴っていく。 りんご飴を売る女性先日、りんご飴を売っている女性経営者と出会った。 土日限定でりんご飴を売っているということだった。 祭と的屋とりんご飴が好きな私としては、ぜひ一度食べてみたいとなる。 「どこで売っているのか?」と聞いたところ、「隣町の観光ショップ」と「近

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          器用貧乏な経営者

          私は、器用貧乏だ。 昔はそれがコンプレックスだった。 ただ、今は器用貧乏も悪くないと思っている。 今回はこの辺りについて書き綴っていく。 器用貧乏が悩みの種たっだ頃私は、陸上競技の運動能力が著しく悪い。 また、圧倒的な文字の汚さを誇る。 そして、切望的な絵描きのセンスで、ドラえもんとスネ夫すら、まともに描けない。 以前、飲み屋で無理やり絵を描かされ、意図せぬ壮絶な笑いをとったことがある。 ただ、不思議なことに、それ以外のことに関しては、おおむね平均点以上は出せる。 学生時

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          【エンタメ】起業に失敗しないために必要なたった1つだけのこと

          ※当記事はエンタメである はじめまして! 起業に躊躇している 20代、30代の皆様。 今回は、起業についての 本質的なことを 徹底的に解説していきます。 この記事を最後まで読めば 必ずあなたの起業は成功します。 どうか、起業家への第一歩を 踏み出してください。 起業というと 壮大なストーリーだと 思っていませんか? 正直に言います。 起業なんて、想像以上に簡単なんです。 しかし、難しいと思い込んでいる人は多いです。 なぜ難しいと思われているか? それは、既に起業に

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          屋号や商品名を決める時

          最近は、屋号がないフリーランスが多い。 税務署への届出に屋号の記載がないのかは分からないが、少なくとも屋号を名乗らない人が増えてきた。 私の感覚だと「事業所なのに屋号がない」というのは、不思議で夜も眠れない。 屋号はなくても、インボイス登録番号を持っていたりするから、益々不眠症が加速する。 屋号は、絶対に有った方が良い。 今回は、この辺りのことを書き綴っていく。 なぜ屋号がないのか?考察してみる。 ・屋号をつけるという発想がない ・屋号を考えるのが面倒 ・屋号がない方がカ

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          【雑記】等幅フォントに、恋をした

          ヒロ@クリックを奪うサムネデザイナー氏がこんな記事を書いていた。 そして、ホラーデザインのフォントを画像素材として無料で公開していた。 美的感覚がゼロの私としては、このような画像素材は大変ありがたい。 先人が苦労して作成したものを何も考えずにコピーして量産できる。 試しに、私も利用してみた。 フォントの力は凄い。 フォント一つで、印象が変わる。 そして、さりげなく人の心に入り込む。 少し前だが、久しぶりに「MS P明朝」で描かれた見積書が届いた。 このフォントから、見

          【雑記】等幅フォントに、恋をした