まる09

1986/4/22生まれ。本、音楽、映画、スポーツ、社会問題、いろいろ気になったことを…

まる09

1986/4/22生まれ。本、音楽、映画、スポーツ、社会問題、いろいろ気になったことをつらつらと。

最近の記事

『マルクス解体』メモ12

また時間が空いてしまった。体調崩したり、出張行ったりしてました。一回リズムを崩すと、取り戻すのに時間がかかりますね。 今日は第二章第二節「『資本論』の著者マルクスと編者エンゲルス」を読む。遅々としてはいるが進む。ミステリーの様相をなしてきたところ。 メモ(p.80~p.93) 編者エンゲルスは最善を尽くしたが、その記述方法やマルクスとのスタンスの違いから、著者マルクスが言おうとしていたことを正確には書き表せなかった。 エンゲルスは、マルクスが論じた物質代謝概念に関する

    • 『マルクス解体』メモ11

       なんだかんだで週に1回ぐらいの感じになってる。でも続けます。初めての試みだけど、楽しい。楽しいけど進まない。小説に逃げてしまう。  今日は第二章「マルクスとエンゲルスと環境思想」の第一節「知的分業?」。「知的分業?」とこちらに聞かれてもね。導入の最後を読む限り、第一節では、マルクスとエンゲルスの知的分業の背景が述べられているらしい。 メモ11(p.70~p.80) マルクスの環境思想が周縁化されてきた(重要視されてこなかった、無視されてきた)のは、エンゲルスの政治的関

      • 『マルクス解体』メモ10

        「少し日が開いてしまいました。」と書いてから2週間開いてしまいました。そのうち1週間は、石川県で災害関係の仕事をしてました。 石川県はまだ緊急事態のような緊張感がありました。 今日から第二章「マルクスとエンゲルスと環境思想」に入ります。「部屋とYシャツと私」みたいなタイトル。。。 マルクス主義の議論の中で、物質代謝の議論が周縁化(「外に追いやった」「重要なものとして扱われてこなかった」ぐらいの意味なのかな)してきた誘因は、エンゲルスにたどり着くようなので、マルクスとエンゲル

        • 『マルクス解体』メモ9

          少し日が開いてしまいました。一日一ページでも、とか言いながらちょっと飽きてました。 また再開します。一ページでも読んだ日は、読んでない日よりも賢くなっていると信じます。 今日は、第一部第一章の第五節「ローザ・ルクセンブルクの物質代謝論とその忘却」を読む。これで第一部第一章が終わる。 ちなみに、一緒に読んでいる人は「2周終わった」と言ってたので、教えてもらおう。 メモ9(p.60~p.66) 物質代謝の亀裂の転嫁は、歴史を見れば明らか。グローバルサウスは、搾取されたうえに

        『マルクス解体』メモ12

          『マルクス解体』メモ8

          いろいろ考えること、感じることのある年始になってしまいました。 悲しさと寂しさが常につきまとう日々が続きそうです。 今日は、第一部第一章の第四節「物質代謝の転嫁の3つの次元」を読む。第三節「物質代謝の亀裂の3つの次元」とパラレルに論じられているので、話を掴みやすい(理解できるとは言わない)。 メモ8(p.50~p.59) 資本蓄積は自然力の低下をもたらす。自然が回復する以上にとってしまい、土壌が疲弊したり、場合によっては汚染したりする。この自然の限界を超えようとすること

          『マルクス解体』メモ8

          『マルクス解体』メモ7

          今日は第一部第一章の第三節「物質代謝の亀裂の3つの次元」。 これまでのところのなかで一番わかりやすかった。「亀裂」は、そのサイクルがうまくまわらなくなる、ぐらいの意味なのかな。 繰り返し言葉が出てくれば、なんとなくその言葉の意味がわかってくる気がしてきた。 メモ7(p.40~p.50) メサーロシュ、フォスター、バーケットらによる「物質代謝の亀裂」論。 物質代謝の亀裂・・・資本主義が人間と生態系の相互作用に亀裂をつくり、人間とそれ以外の生物の双方を脅かす。 マルクスが

          『マルクス解体』メモ7

          『マルクス解体』メモ6

          今日は第一部第一章の第二節「「マルクスのエコロジー」の再発見」を終わらせたい。 如何せん言葉の意味が難しいというか、正確に理解できてない。個人的な用語集作りながら読むか。。。それやると心折れそうだな。 メモ6(p.38~p.40) 資本は勝手に増えようとして、人間も自然もそれに従わせる。 賃労働、商品交換、私有財産からなる、この「資本主義的に制度化された第二階層の媒介」は、「疎外された媒介」である・・・「疎外」が確か特殊な使い方なんよなマルクス。「自分や自分の手元から離

          『マルクス解体』メモ6

          『マルクス解体』メモ5

          今日は第一部第一章の第二節「「マルクスのエコロジー」の再発見」を終わらせたかったけど、その手前まで。 「資本主義は環境破壊と不可分。」というのをメサーロシュが説明した(再発見した)ことはわかった。その中身をもう少し理解したいところ。 「物質代謝」を調べていたら、佐々木隆治さん(COTENラジオの深井さんも直接話を伺ったらしい)の記事を見つけたので、それも簡単にまとめてみる。 「物質代謝」とはなんだ 「物質代謝」で調べても「代謝を上げると体にいい」的なことが出てくるから、た

          『マルクス解体』メモ5

          『マルクス解体』メモ4

          今日は第一部第一章の第二節「「マルクスのエコロジー」の再発見」に入って数ページ。 第一節が抑圧、第二節は再発見ということで、誰がどうやって「マルクスちゃんと環境のこと考えとるやん」というのを見つけるか、ということなのかな。 あと、COTENラジオでヘーゲルのところ聞いたからそれもまとめとく。 メモ4(p.29~p.31) ・メサーロシュ・イストヴァン(ハンガリーのマルクス主義者)が、マルクスの物質代謝論と環境問題との関連を説明。 ・1971年、人類の生物学的存在を脅かすも

          『マルクス解体』メモ4

          『マルクス解体』メモ3

          今日は、第一部第一章の第一節「「マルクスのエコロジー」の抑圧」まで。タイトル的に「マルクスのエコロジー」が抑圧されてたことを説明するのかな、と思いながら読んだ。 ちなみに、「エコロジー」を改めて調べてみたら、別に「環境にやさしく」みたいなことのみを指す言葉というわけでもないらしい。知らんかった。 生物学(biology)の一分野の生態学(ecology)のことで、「生き物は生きていれば環境に影響を与えるし、環境は生き物に影響を与える。」というのを研究する学問。「エコ」という言

          『マルクス解体』メモ3

          『マルクス解体』メモ2

          今日は、「はじめに」を終えて、第一部第一章の導入部分まで。 謎は深まるかと思いきや、解像度粗々の極みの理解度で、なんとなく言わんとしていることが分かった気がする夜。 あと、cotenラジオのマルクス・エンゲルスの回も少し聴いたので、それも少し触れる。 メモ2(p.12~25) [はじめに]の続き(p.12~p.19) ・どうやらマルクスは環境のことも研究してたらしい。 ・物質代謝の亀裂・・・物質代謝がわからんのでそこに亀裂が入っていたとしてもわからんが、どうやら大事なキー

          『マルクス解体』メモ2

          『マルクス解体』メモ1

           本屋で平積みになっているのを見て、「プロメテウス・・・なんかかっこいい。表紙もかっこいいやないか・・・」と気になっていた本。職場の人と話して、思い切って読んでみることにした。今の仕事にはきっと何のプラスもない気がするけど、なんか読めたらかっこいい気がする、という謎の動機。  せっかくなので、メモをとりながら読んでみようと思う。誰かがアウトプット大事と言ってたし。  メモにすらならない可能性も多分にある。わからんことをただただ吐き出したり。  できれば1日1ページでも読んで何

          『マルクス解体』メモ1

          失敗はするもの

          失敗はするものとしていろいろ考えた方がいいんだろうなと思います。というか、「失敗を恐れずにチャレンジしろ」と言うぐらいなんだから、失敗したときのことも教えておくべき。 父から聞いた話ですが、父が小さいとき、父の実家の裏には大きな池があったようで、年の近い弟(僕の叔父にあたる人)とよくそこで遊んでたらしいのですが、その池の周りは長く伸びた草で覆われていたようで、池と地面の境目がはっきりせず、伸びた草もすべりやすくなってるものなので、池を覗こうとして草に足を乗せたりすると、つる

          失敗はするもの

          控えめな正義

          新刊が出たら買う作家さんの一人が伊坂幸太郎。4月末に出た『逆ソクラテス』も買って、読み終えました。各話小学生を主人公にした、連作短編ではないけど、同じ単語が出てきたりして少しずーつ繋がってはいる。今回も安定の(というのが誉め言葉として適当かはわかりませんが)面白さでした。 読み終わって、改めて伊坂幸太郎作品が好きな理由を考えてみました。時期によって作風も変わるので必ずしもすべての伊坂作品に通じるものというわけでもないですが、ひとつ「これなんじゃないかな」というのが思いつきま

          控えめな正義

          疑問

          誰かの訃報が流れるとSNSで「ご冥福をお祈りします」とか「R.I.P.」とか書く人がいますが、これは一体誰に向けて書かれたものなのかがわからず、いつも不思議に思います。 亡くなった方が天に召されたとして(これもある特定の宗教観に限定される概念かもしれませんが)、天に向かって述べるのものであれば、わざわざSNSで書く必要はありません。 誰かにその連絡を伝えたいのであれば、それがSNSが適切なのかはさておき、事実を述べるだけで足り、そこに心情を載せる必要はありません。 ある

          「疑問を持つようになるには?」という疑問

          疑問を持つ/持たないの分かれ目はどこなのか。 かなり前(もちろんコロナが出てくるずっと前)ですが、地元の友人と飲んでたときに「子供から「デシリットルがわからない」って言われたんやけど、私デシリットル習ってない!」と言ってて、「いや習ったよ笑」っていうところから、単位の話になりました。 1l=10dl(1dl=0.1l)です。「デシ」は「10分の1」を表す言葉。この場合の基準は「リットル」です。 長さでいうと、1m=100cmとか、1km=1000mとか、算数で覚えた気が

          「疑問を持つようになるには?」という疑問