『マルクス解体』メモ10
「少し日が開いてしまいました。」と書いてから2週間開いてしまいました。そのうち1週間は、石川県で災害関係の仕事をしてました。
石川県はまだ緊急事態のような緊張感がありました。
今日から第二章「マルクスとエンゲルスと環境思想」に入ります。「部屋とYシャツと私」みたいなタイトル。。。
マルクス主義の議論の中で、物質代謝の議論が周縁化(「外に追いやった」「重要なものとして扱われてこなかった」ぐらいの意味なのかな)してきた誘因は、エンゲルスにたどり着くようなので、マルクスとエンゲルスの関係性や、考え方の相違点とかその辺が書かれるのかな。まずは導入部分から。
メモ10(p.67~p.70)
おさらい マルクス主義者たちも、「マルクスは環境のことを考えてなかった」と言ってきた。
環境社会主義・・・「社会主義」が「政府が計算して経済を管理すること」だとすれば、「環境社会主義」は、「政府が環境に関係することを計算して環境を管理すること」的な感じなのかな。
西欧マルクス主義・・・よくわからんけど、ここでは特に「マルクスは環境のことを考えてなかった」説を支持する人たちってことでいいのかな。
フォスター、バーケットは、マルクスの議論に資本主義が環境破壊をしていくことを認めながら、マルクスとエンゲルスの考えに相違点はない、と結論付けたが、本当か。
今日のまとめ
マルクス主義(特に西欧マルクス主義)を批判しつつ、フォスター、バーケットの説にも異を唱え、「マルクスとエンゲルスの緊張関係に注目すべし」と言っている。
明日以降は、この二人の関係性を読み解く。
cotenラジオでもやってたけど、ここまでは言ってなかったな。
エンゲルスは資本家の息子なんだけど、マルクスの考えを当時理解できていた数少ない理解者であり、支援者だった、て感じの理解。
whydunit的な展開になってきた。経済学(哲学?)ミステリー。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?