「疑問を持つようになるには?」という疑問

疑問を持つ/持たないの分かれ目はどこなのか。

かなり前(もちろんコロナが出てくるずっと前)ですが、地元の友人と飲んでたときに「子供から「デシリットルがわからない」って言われたんやけど、私デシリットル習ってない!」と言ってて、「いや習ったよ笑」っていうところから、単位の話になりました。

1l=10dl(1dl=0.1l)です。「デシ」は「10分の1」を表す言葉。この場合の基準は「リットル」です。

長さでいうと、1m=100cmとか、1km=1000mとか、算数で覚えた気がします。これ別に数字で覚える必要はなく、ある基準に対して、センチは100分の1、キロは1000倍であることを知っていれば、長さにも重さにもいろいろ使える。

キロ(k)が1000倍であることを知っていれば、「1km=1000m」も「1kg=1000g」も「1kcal=1000cal」も覚える必要はない。覚える個数は、3つじゃなくて1つ(キロが1000倍)でいいことになります。

授業中だったか、家で聞いたのか、自分で調べたのかはよくわかりませんし、もしかしたら質問する前に誰かが教えてくれたのかもしれません。ただ、「いろいろな単位に出てくるキロって何者なんだ」と疑問を持つことができれば、それを理解するだけで他のことにも応用できることがわかります。

英語だと、頭に「re」がついていたら、知らない単語でも「もしかしたら何かを繰り返しているのかも」とか、後ろに「er」がついてたら「何かをしている人なのかも」とか思えればすごく楽。世の中の単語を全部覚えようとするのは無理だし、知らない単語に出会ったときに対応しようがありません。

地元の友人は「そんな疑問持ったことない」と言ってましたが、僕は割と疑問を持つ方だと思います。「「途轍もない」の「途轍」ってなんだ・・・」とか。それでも、仕事してて確認不足で無駄に時間をかけてしまったりするから、まだまだ疑問を持つ力が足りないと感じます。この疑問を持つ/持たないの分かれ目はどこなのか。すごく大事な力な気がする。

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