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家庭環境

地元のお店でアルバイトを始めました。
来店されるお客様はお子様連れ、家族連れが多いです。
親子の2名様もいれば、おばあちゃん世代までの6名様も訪れます。
6テーブルしかない店内では嫌でもそれぞれの家庭環境が垣間見れるんです。

店内には客観的にみて仲の良い家庭ばかりが集まります。
それも当たり前です。
わざわざ外食する家庭なのですから。
そんなお客様に自分の家庭をしばしば当てはめてみてしまいます。
比べてみます。
虚しくなります。
羨ましくなります。
自分も親とこんなに仲良くお話できる関係だったらいいのになと思います。

人と関わることが好きです。
最近では大学生になった弟とおでかけする機会もできました。
それでも頻度は低く、家ではほとんど話すこともない。
両親は共に海外に生まれ海外で育ったため、簡単な日本語しかわからない。
そのためか親と深い話なんてしたこともないんです。

友達が家庭環境の話をするたび、
そしてアルバイト先で仲の良い親子をみるたびに悲しくなるのです。
同じような話をしたいのに言語の壁があるんだって。

もし自分が同じように話せる家族がいたらどうなのだろうかと思います。

言語の壁があるものの、
親には感謝していることが多いです。
いつでも味方でいてくれることがとてもよく伝わるし、
自分たち兄弟のことが大好きなのも伝わるから。

だからこそ言語の壁がなかったら色々なお話をしたかったなと思います。
けれども、そんな言語の壁という障壁だけで
両親と深い関係になることを諦めてはいけない気がしています。
なんでも話せる人・つながりがあることは大切だと思うんです。
その中でも血のつながっている家族の存在は、
あまり気にしてはいなかったけれども
実はわたしたちヒトにとってはとても大きい存在なのではないかと思うんです。

一人暮らしをしている友達がいます。
年末年始にはみんな地元に戻ります。
家族が実家で待っています。
そんな地元に戻る友達はみんな笑顔。

そこでふと思うことがあるの。
実家暮らしの自分にとって年末年始は余計に寂しくなる。
実家暮らしだからなのか、家族で話すことがないからなのか。
それがもし家族に原因があるのだとしたら、
この先余計に年末年始が悲しい日になっていくのではないかと。

言語が通じない両親だとしても、
それでも何かできることを探したいと思う。
まずは先に弟とでもいいからこんな悩みを打ち明けてみようかなと思う。
そして共にどうやってか家族と深い関係になれたらいいなと思う。

諦めるのはまだ早い。
そう感じたんです。

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