見出し画像

「ここが変だよ丸井グループ!」~中途入社して感じたちょっと変わった文化~

皆さんこんにちは!こじおです。
前回は子育てに参加できない働き方に悩み、丸井グループに転職した話を書かせていただきました。

今回は実際に、転職後に入社してどういった働き方をしているのか、夫婦ともにフルタイムで働いて子育てができているのかを書いていきたいと思います!
また、入社して分かったのですが丸井グループでは、ちょっと変わった文化や制度がたくさんあります。プロパー社員が非常に多く、社内では当たり前になっている「ちょっと変わった」ところも紹介していきたいと思います!


「今日は何時に帰れそう?」

前回のコラムで書かせていただいた通り、今回の転職は育児にもっと参加するためでした。
妻がフルタイムで働くことになり、子どもの保育園への送り迎えや食事、身の回りのお世話も2人で分担して行うので、テレワークを活用したり、私がお迎え担当の日は定時に退勤しないと難しい状況でした。

入社前から 残業が少ないとは聞いていましたが「本当にそんな働き方ができるのか」や「初の転職で自分の能力が通用するのか」という不安で、妻にもしばらくは負担かけるかもと伝えていました。

そんな不安をよそに働き始めると、驚きの光景が・・
定時を過ぎると
「今日は何時くらいに帰れそう?急ぎの仕事ある?」
と声かけする上司の姿がありました。

前職では定時まで会議が続き、定時のチャイムが鳴るとそこから溜まった仕事との闘いが始まるような職場にいたので、残業に気を使う上司の姿は驚きで、なぜか早く帰ることに罪悪感を感じつつ「空が明るい…」と思ったことを覚えています(笑)。

部署や仕事内容にもよるとは思いますが、私の部署ではテレワークも積極的に活用させていただき、今では毎朝の送りに加えて、週2回のお迎えができるようになりました。

今年3月の勤怠表(テレワークばかりですね💦)

最近ではフレックス制が導入されたので、朝早く出勤したり、残業する日は残業して育児の日は早く帰るなど、より柔軟な働き方ができるようになりました。

家族との時間も増え、娘も「将来はパパと結婚してあげていいよ」と言ってくれるようになりました(涙)!

もちろん繁忙期など忙しい時期もありますが、妻とバランスを取りながらサポートし合うことでなんとかなっています。
プライベートとの両立といった点はお世辞なく本当に働きやすい会社だな~と感じます。

入社2年でベテランに「職種変更異動」

入社して一番驚いたのが「グループ間職種変更異動」という仕組みです。
職種変更とは、丸井グループ内を事業会社の壁を越えて大体2~3年おきくらいに異動し、新たな業務へのチャレンジや過去の経験を通じて組織改革やイノベーションが起こりやすい組織をめざした制度です。
私が所属する広報室でも約10名の社員がいますが、入社から2年経過した今、当時から一緒に働いているメンバーは残り4人で、他の方はすでに異動して、グループ会社や別の部署で働いています。

それもまったく違う畑にいくことも多いので、店舗での販売 →エポスカードの企画→人事みたいな職歴が当たり前の会社です。

※ちなみに半年毎に「自己申告」という、自分がどんなキャリアを描いていて、そのためにどんな職種や職場を体験したいかという希望を提出します
(まだ現在の職場で学びたいという希望も出せます)

この仕組みの中で実際に働いてみると、異動の時期は引き継ぎで業務のスピードが遅くなったり、前任者が異動したので対応がわからない!などの不都合も生まれていますが、そういったことが当たり前なので引き継ぎのマニュアルを整える習慣や、いろいろな職種を経験することで多角的な物の見方で視野が広がったり、大企業にありがちな「自分の部署以外関係ない!」といった希薄な関係がなくなるといったメリットも生まれているように感じます。

その一方で2つ気になっていることがありました。
1点目は「スペシャリストが生まれにくい」こと。

前職メーカーに勤務していた私にとっては、「製品」に対する知識や経験、または情熱などを持ったスペシャリストが尊重される文化が当たり前で、まったく違う畑から異動してきた人が急に上司になり、部下に教えてもらいながら業務を学んでいく姿は何とも不思議な光景でした。

もちろんあらゆる経験を積んで視野を広げる考えもあると思いますが、特定の分野に特化した働き方もあるのでは?と疑問に思い、役員との対話の中で聞いたことがあります。

その時いただいた回答は、
「同じところで慣れた業務を続けるより新しい環境で刺激を受け続けた方が成長できるし、活躍する人材は、どんな環境でも短い期間でも吸収して頭角を現していく。そんな人材にいろいろな経験を通じて早い段階で成長してもらった方が会社としての利益も大きい」
とのことでした。(2年前なので少しおぼろげですが・・)

経験を広げて自分たちのできることを増やしいくことは、今後DX化が進みスキルより考え方や経験の幅や重視される時代に合っている制度なのかと思います。
また、できないことはステークホルダーと手を組んで事業を進めていく、それが今大切にしている「共創」の考えにもつながって、他社にない独自の強みになっているのだと感じました。

①小売で培った対人スキル
②学びに貪欲な社員
③10社以上のグループ会社で統一された評価や給与体系
などこの会社だからできた制度で、なかなかほかの企業では真似しにくい仕組みなんじゃないかと思います。

そして2点目は「マネジメントへのモチベーション」です。

手塩にかけて育てた部下とすぐに異動で離れてしまうことへのつらさ、悲しさがないのか、マネジメントに対するモチベーションが下がらないのかが気になり、これも部長との面談で聞いてみると、(何でもすぐに聞いていくスタイル)

「もちろん寂しさもあるけど、そういった気持ちよりも、一緒に働いていた部下が異動した先で活躍して成果を出したり、そういった声が聞こえた時が一番うれしい」 と回答されていました。

たしかに異動した後でもつながりはあるし、社内の関係性が増えていく感覚はありますが、まだ悲しさが勝る私にとっては、まだまだ勉強が足りていないのかなと思います。

開始から10年以上が経過し文化として根付いている今では、入社当初から社員が自分のやりたいことやキャリアを考えてチャレンジしていける魅力的な制度なんだと思います。

まだ「職種変更」を経験していない自分にとって今までは見送る一方でしたが、この先初の職種変更をする時にはどんな出会いや成長があるのかのワクワクと、社内に知り合いが少ないことに対する不安な気持ちでいっぱいです!

今回は、子育てと両立をめざした働き方や、少し変わった企業文化を中心に書かせていただきました!

私は中途入社で実際の働き方、プレイべートとの両立などを気にしていましたが、仕事内容や働く社員の雰囲気などは、今広報室に長期インターンで参加してくれているインターン生がnoteを書いていますので、ぜひこちらの記事も見ていただけるとうれしいです!

とにかく社員の成長に向けて一生懸命で、そこから生まれたおもしろい制度がまだまだたくさんあるので、今後も紹介していければと思います!
お読みいただきありがとうございました!

この記事が参加している募集