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福岡県大野城市にある地域支援事業“みんなのおうち・ほっとのたね”の運営に携わって早1年半が経ちました。

駄菓子屋、食育イベント、防災イベント、季節の行事、縁日、おさがりマーケットなど様々な「やれること」「やりたいこと」を実践&発信してきました。
そうすると、この活動に興味を持って「話を聞きたい」と訪問してくださる事業者さんがちらほらいらっしゃるようになりました。

はじめは地域の支援をメインに話をしているはずが、段々とご本人の子育て相談になっていることも多々あります。
そこで感じたことは、“親”が一人(一組)/家庭内で頑張り過ぎなのかなぁということ。
もちろん、子どもの幸せを願っての結果だと思います。しかし、自分が子どもだった時もそうですが、言われたことや用意されたことを100%吸収して体現できるかというと、決してそうではない。
様々な人の意見と混ぜ合わせて、自分なりに答えを出して行動しているんじゃないかと思うのです。

となると、私の母がよく言う
「あんたは誰に育てられたらそんなふうになるん。そんなふうに育てた覚えはないんやけどな。」
が核心をついていると強く感じるのです。

保育園や幼稚園、そして学校と家庭外で過ごす時間は、家庭内で過ごす時間と同等もしくはそれ以上。
親の目が届かない環境で友達や先生(親以外の大人)と接する時間が多い分、それだけ影響も受ける。
そう考えると親の意向が100%反映されるなんてあり得ないですよね。
だから「そんなふうに育てた覚えはない」という発言に繋がったのだと思います。

それはそうと、私には実の母以外に“お母さん”だと思ってる人が何人もいます。
小学1年生の頃同じクラスだった友達のお母さん、そのお母さんの友達×4人、社会人になってからめちゃくちゃお世話になった名古屋のお母さん。
愛情を注いでもらい、たくさんのことを教えてもらい、時にはガツンと怒ってくれたり、けれど最後まで見捨てず応援してくれる。
そんな大人の存在ってすごくありがたかったなと、子育ての悩みを聞く度にお母さんたちを思い出すのです。

これが子育ての正解はどうかはわからないけれど、子育てをひとつの家庭内で解決、完結させるなんて無理じゃない?とも感じているので、私みたいに地域の子育てに関わりたい!と活動している人はたくさんいるから、どんどん頼っちゃえばいいのよと思っての投稿でした。

いつかは親の手を離れる子どもたち。
ずっと繋いでいた手をいきなり離すと、それは子どもだって不安でたまらず、冒険(挑戦)どころではありません。
離れていくことを前提に、子どもも親も心の準備と、そのときが来たらぐっと堪えて成功も失敗も見守る覚悟が必要なのかなというのが第三者的な意見です。
当事者になるとそれが難しいから悩むのでしょうが、、

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