部屋の片付け方
体調が戻ったので、部屋を片付けることにした(体調については、以前の記事を参照あれ)。
散らかった部屋を片付けるのはそこそこの重労働である。
ところが、片付けてみると意外と時間はかからないし、非常にスッキリする。
部屋の散らかり具合は頭の中と連動しているのだ。部屋を片付ければ、悩みの半分くらいは解決するのではなかろうか。
そもそも片付って何だろう
片付けってなんだろう。
整理整頓という言葉がある。
整理は、不要な物を捨てること。
整頓は、整えて正しい位置に置くこと。
片付けというのは、整理整頓と同じような意味だと思う。
とくに、不要な物を捨てることが重要である。
僕らの生活の半分くらいは、不要な物との戦いだと思う。
仕事の資料は読まなきゃいけない、ニュースを観て、アプリを入れて、資格の勉強のために参考書を買って、気晴らしに流行っている音楽も聞き、定額制配信サービスで動画も観なきゃ。
結果的に物や情報はどんどん増えていく。
エントロピーの増大を食い止められないのだ。
だから、エントロピーの増大に抵抗するエネルギーが必要となる。
そんな余計なエネルギーを使うのなら、そもそも必要な物だけを入手すれば良い話だ。
ところが、僕らは集めてしまう。だって、自分に必要な物が何だか、わからないから。
いざ捨てるのは非常に大変である。無駄な所有欲が邪魔をする。例え、何年も日の目を観ないものであっても。あったら便利なはず、と思い込んでしまう。無くてもなんとかなる、とは考えない。
だが、心配はいらない。捨ててしまえば、非常にスッキリする。何で今まで捨てなかったのだろう、と逆に自分を叱りたいくらいだ。
捨てることでやめ、やめることで忘れ、忘れることで、本当に必要なことができるようになる。
というわけで、今回は部屋の片付け方のコツについて書いておきたい。
床に物を置かない
床に物を置くことから、部屋の散らかりは始まる。
物を1つ置くと、歩いたり跨いだりすることが面倒になる。結果、移動せずに別の物をその上に置いてしまう。考えたり、行動したりすることを拒むようになる。
そのまま散らかり続けると最終的に汚部屋とか、ごみ屋敷とかになる。
なので、床に物を置いてはいけない。
立てる
ノートや本、ペン等の長細い物は立てて保管する。とにかく立てる。横に寝かせて保管すると、取り出しづらい。取り出しづらくなると、取り出さずに上に積み上げ始める。
なので、基本的に立てて保管する。
立てられない物、例えば財布とかケータイとかは、置く場所を決めておく。ちょっとしたカゴやトレイでかまわない。
いちいち捨てる
部屋を片付け始めたら、まとめて捨てようなどとは思わないで、ちょくちょく捨てることが大事である。
ちょくちょく捨てることで、部屋が片付いていくことを実感でき、さらに片付けが進むようになる。
毎日やる
片付けは、できれば毎日やることが望ましい。とはいえ、忙しい場合も多くあるだろう。
オススメは、部屋を出る時に必ず何か1つ持ち出す、である。
他の部屋から持ってきた物を元に戻すのでも良いし、ティッシュ1枚を捨てるのでも良い。とにかく、部屋に入る物の量よりも、出る量を増やせば物はおのずと減るのだ。
ToDoリストを作る
片付けているうちに、やっていなかった書類仕事や、紙書類の整理が必要なことに気付くことがある。
ここでくじけて「明日やろう」と考えてしまうと進まない。
そうなったらToDoリストだ。
とりあえずやることをリストアップしよう。
時間がなければリストアップするだけでも良い。
ノートに書いておいて済んだら線で消していくのでも良いし、付箋に書いて置いて終わったら剥がして捨てていくのでも良い。
ToDoリストはストレスだが、逆に言うと実行できれば達成感がある。
実践と実感
上記を実践して、部屋が驚くほど片付いた。何で今までやっていなかったのだろう。まだ片付けたいところはあるが、おいおいさらに綺麗になっていくと思う。
部屋が散らかっている方、お試しあれ。
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