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苦手は克服するな

「人気者のあの人と比べて
私はコミュ力がなくて友達も少ない」

「あ、また同じミスをした。
私は本当にできないやつだ。ダメなやつ」

こんなふうに、
人と比べて自分にないものに落ち込んだり、
ミスやできないことが目立ってしまう。

自分を惨めに感じ、劣等感を
感じることってありますよね。

そうすると、
どんどん自分がダメなやつに思えて、
自分のことが嫌いになって、自信無くして
人と話すのも嫌になりますよね。

そんなあなたを傍目に、
仕事で生き生きと上手く行ってる人は
どんどん成果を伸ばしていく。

周りからも信頼され、頼られ、
慕われて、昇級昇進していく。

波に乗っているのか、
次から次へとチャレンジをして
周りには常に人がいる。

そんな人を見て、
正直悔しいようなイライラするような、
でもどこか羨ましくて。

嫉妬をしてる自分が
恥ずかしくて情けなくなって、
どうしようもないことってありますよね。

あの人とあなた、
一体何が違うのでしょうか?


と言うことで今回は、
「苦手は克服するな」

と言うテーマでお話をしていきます。


実際に、「今でしょ!」で有名な
林修先生もこの価値観を大切にしています。

と言うのも、
塾講師として生徒さんに指導するとき。

「苦手な科目は克服するな」

と言うそうです。
理由として、苦手はいくら頑張って
伸ばしても、「平均・平凡」にしか
なれないからとのこと。

そう、苦手は克服しても
どんなに頑張っても平均しか
行かないのです。

それなら、得意で好きな教科を
徹底的に極めた方が、勉強も進むし、
効率もいいと考えています。

実際に、日本人はみんなを「平均化」
することを求めて教育をされますが、
これからの時代は何か得意分野があって
そこにずば抜けている方が、

周りとの差別化もできて、
将来的には役立ちます。


他にも、ユニバーサルスタジオジャパンを
赤字から黒字回復した森岡毅さん。

この方は、
山の中にある古びた遊園地(西武園遊園地)
をも、コロナ禍にもかかわらず黒字化させた
マーケターです。

西武園遊園地は、
古いから古びた遊園地には
誰も来ないことが、欠点でした。
赤字の原因でした。

しかし、森岡さんは
「古い」と言う短所を長所に変えることは
考えなかったと言います。

むしろ、
「古い」と言う特徴を使って、
昭和の懐かしさのエリアを作り、
ブランディングすることによって、

「ノスタルジー」と言う意味合いに
変えたことによって、再び
客足を戻すことに成功しました。

彼の言葉として
「短所を長所にすることはできない」
と言うものがあります。

「人が見ているものを
変えられないのならば、人がつけている
メガネを変えればいい」

と言うのです。
こんなふうに、短所を克服しよう
とするのではなくて、違う意味を与える。

これこそが彼の戦略です。


上記の御二方に共通するのは、
短所を克服しようとしていないことです。

短所も一つの「特徴」であり、
捉え方や意味づけを変えることによって
とんでもない武器になるのです。

ずば抜けるのです。


では、実際にどのようにすれば、
自分の短所や欠点も武器になるのでしょうか?

この答えは、
やはり「己を知る」ことから始まります。
そして、その自分を許すことです。

例えば、
「自分って人に流されやすいな」
と言う悩みを抱えていたとしましょう。

そうしたら細分化します。
「どんな時に流されやすいのか?」
と考えるのです。

すると、漠然と
流されやすくて嫌だと思っていたのが、
「相手から好意で提案されたら断れない時」
「その場の空気を敏感に察して空気を読むとき」

など、細かい状況まで
思い浮かぶようになります。

そうしたら絶対に、
それを生かされる場所が
あることを自覚しましょう。
絶対に否定はダメです。

例えば、
「その場の空気を敏感に察する」
ことができるなら、秘書などの
「気が利くこと」がいいとされる仕事があります。

それは、高級ホテルや高級ブランド
のサービスでもいいかもしれません。

もしかしたら、老人ホームなどで、
相手が聞いて欲しいことを聞いたり
することがストレスにならないかも。

と言うふうに、
空気を敏感に察することが
武器になる環境は絶対にあります。


どうしても思い浮かばない場合は、
「逆」を考えてみるといいかもしれません。

「空気を察しやすい」⇄「鈍感、空気読めない」

なので、例えば言ってはいけないタイミングで
思ったことをすぐ言って場の空気を見出す人。
相手がして欲しいことに気がつかずに
自分がやりたいことをしてしまう人。

こう言う人が、
高級ホテルでお客さんの相手をしていたら?
細かいサービスや心遣いはできないでしょう。

こう言う人が、
人の顔色を伺うべき秘書をやっていたら?
人のサポートどころか、自分の意思で
動き出してしまいそう。

などですね。
こう言う人は、ベンチャー企業など
ガツガツ思ったことを言って、
クリエイティブな環境が似合いそうですね。


こんなふうに、
人の特徴は使い方によって
輝くこともあるし、廃れることもある。

なので、今あなたが
現状にモヤモヤしていたり、
人と比べて落ち込んだり
思うように行かないなら特徴の
使い道が違うのかもしれません。


まずは、
紙とペンを出して、
箇条書きでいいのでモヤモヤ
していることを書いてみましょう。

そして、
細分化して考えてみる。
「その何が嫌なのか?」

そして、それを「ただの特徴」
として受け入れるのです。

そして、その特徴が活かせそうな
物事を想像してみましょう。

思いついたら、小さくても
目の前のことから始めてみると
次の一歩が見えるかもしれません。


”苦手は、克服するな”

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