見出し画像

うつ病と診断されたけど穏やかな日々を送る私のつぶやき

「まるさん、次回から診断名を適応障害からうつ病に変更してもいいですか?」

いやです・・・と喉まででかかった。けど、「わかりました」と素直にイエスと答える。私の中で適応障害とうつ病は似てるけど、全然違うものだ。私は二種類の薬を処方されている。年末年始にかけて、調子がよかったのと、復帰までに薬をやめたい一心があって12月ごろに薬を一種類減らしてもらった。調子にのっていたのだ。

薬を減らしてしばらくたったあと、完全に薬の効果が切れたのか、次第に調子が悪くなり、なにもないのに電車に乗ってるだけなのに、涙が出る、(隣に乗っていた旦那をぎょっとさせた)家でぼーっとしてるだけなのに涙が出る。

焦燥感、虚無感。

起きてるのが辛くて、寝るしかない状態が続いた。治った、と思ったのは、薬でぎりぎりをせき止められていただけみたいだった。先生に年始にその症状を伝え、薬を戻してもらうことになると、診断名を変える話になったのだ。

薬をもどしてしばらくたつと、今までのがなんだったのだろう、と思うくらいに心が穏やかになって安定した日常が戻ってきてほっとした。次第に人と関わりたい、とか、そういった欲求も出てくるようになった。

薬のせいか頭はぼんやりとする。でも、明らかに調子がいい日々だ。だって天気の良さも心地いいし、コーヒーだって美味しいから。


休職前、会社では私と同じように病休から出てきた社員はたくさんいた。「あの人、休んでたらしいよ・・・」と風の噂で聞くことが多かった。なんだろう。特にその方への対応が変わるわけでもない、でもどこかしら正直見方が変わってしまった自分はいたかもしれない。

自分が、その経験者になった、今。偏見を持たないでほしい、と強く感じている。

だって楽しい、嬉しい、悲しい、怒り、の感情も、全部みんなと一緒だから。

そして、甘えだと思わないで、ほしい。

世界中で一番自分を責めてるのは自分だから。

私は働いていた時、調子が悪くなってもぎりぎりまで耐えて、休職になってしまった。でも、もっとちょっと調子悪くなった時くらいで、メンタルクリニックに行けばよかったなぁ、と思う。近所のスーパーに行く感覚で。

そして、カウンセリングをうけて、もっと自分ありのままの話をだらだらと気を遣うことなく吐き出してればよかった。と思う。

もし、このnoteをみて、ちょっと心が辛いな、って思ってる方がいたら、ちょっとでも、スーパーに行く感覚でメンタルクリニックに足を運んでみてほしい。と思うのです。

きっと、今日より、明日、少し救われるはず。

今は幸いにも休職制度が使えていて、うつ病という診断を受けても心穏やかに過ごすことができている。でも診断を受けてない方で、今日も会社に行ってる方で、私なんかより、心が荒れていて、ぽきっとなってしまいそうな人もいると思うのです。

だから。伝えたくて、この記事を書きました。



この記事が参加している募集

#最近の学び

181,634件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?