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【音楽連載】声にのせたら|旅する輪ちゃんドタバタ劇場 vol.1|音楽と文:輪(りん)

はじめまして、旅する輪ちゃん(シンガーソングライター)です。こんなふざけた名前を名乗っているのは、みんなに気軽に「りんちゃん」と呼んでもらいたいからです。

言いたいことはたくさんあるようだけれど、何から言ったらいいものか、果たして何かの役に立つのか、、、とりあえずは自己紹介から。

歌を作って人前で歌い始めてかれこれ17年(その間、まったく歌わない時期もあり)、振り返れば、まともな就職もせず親のすねをかじりながら音楽活動を続けてきました。20代の頃は精神的に不安定で心身ともに波があり、30歳を超えて海外放浪、そこからの結婚、石垣島移住。

バリバリやっている時もあれば、細々とやっている時もありましたが、一貫して“まったくの無名”を貫いてやっております。しかしまあ、これだけ続けてきたら、続けてるってだけで何かしらにはなるんじゃないかと、希望的観測の上でこの半生をさらしております。

今の収入源は週2回のお弁当製作販売とじーまみークッキーです(こちらもどうぞよろしく)。

お弁当

石垣島に移住して今、6年目。5年目から自分で商売を始め、島暮らしがぐっと楽しくなりました。「自分は○○屋さんです」がはっきり言えるようになり、色んな人と胸を張ってお話ができるようになったのです。

収入ははっきり言って、お勤めしたほうが多いとは思います。でも「普通にお仕事ができない」ことを長いことコンプレックスと思っていた私には、自分のペースでできる、ひとりでできる、休みたい時に休める(歌いに行ける)ところが気に入っていて、少しずつできることが増え、自信につながっています。

歌とともにもう一つ、私の人生の大きなテーマが「旅」です。

大学一年生の時にリゾートバイトで標高2000mの山の上のホテルで働きました。そこで手にした大金で一週間ほど、ユースホステルなどに泊まりながら旅をしたのが始まりです。

30歳を超えてようやく、夢だった海外の長旅に出発。

神戸から船で上海へ。そこからユーラシア大陸を横断してトルコ・イスタンブールまで、なんてできたらカッコ良かったけれど、結局、タイが楽しくてどっぷりはまってしまいました。

というのもタイで“流し”(居酒屋に突撃して歌ってチップをもらう)をする流れになり、あれよあれよという間に半年が経っていたのです。この話はまたの回で。

ここで身に着けたのは“サービス精神”と“楽しむ心”(カナ?)。これが加わり、帰国後は変化とちょっとのパワーアップで、日本国内も、ちょこちょこと歌いながら旅するようになりました。

そして東南アジア・インド・ヨーロッパなどを歌いながら旅して、旅の途中で知り合った夫と結婚を機に石垣島に移住、とまあざっくりこんな感じ。

新型コロナウイルスの感染拡大が終息した今年、2023年、落ち着いたと思っていた旅欲求に再び火が付く。

世界中、日本ももちろん、行きたいところはたくさんある!

しかし人生には限りがある。お金を貯めてから旅に出るでは間に合わない!
ということで、どうにかお金を稼ぎながら旅をしよう、と決意→「旅する輪ちゃん」のインスタを始める(まだまだ発展途上)。

 安い飛行機に乗って歌いに行っても、ギャラや投げ銭だけでは赤字になってしまう。赤字では続けていけない・・・、ということで自社商品の「じーまみークッキー」と夫の作る天然石アクセサリーを持ってライブ会場でお店を広げることに。

2023年は東京、タイ、関西、九州、那覇に行った。最初は「行ってもいいかなァ~???」と恐る恐るお伺いを立てていたのに、途中からはこの戦法が功を奏し「毎月行ってきなよ~」と言ってもらえるようになった。

とまあこんな具合で、好きなことを続けながら、どうにかどっこい生きている様子を書いていきたいと思います。こんな風にでも生きていけるんだ~、というひとつの例になれたら嬉しいです。

最初の曲は、はじめましての想いをこめて、『声にのせたら』という曲です。

さて旅のゆくえは如何に?どうぞよろしくお付き合いくださいませ。次回は11月末から行く福岡&広島のライブツアーのレポートの予定です。

旅する輪(りん)ちゃん

神奈川県出身。東南アジア、インド、ヨーロッパの旅の末、沖縄県石垣島に流れ着く。自分自身と世界に「こんにちは」を言うために。旅、ふるさと、身近な自然と内なる自然をテーマにしたオリジナル曲の他、金子みすゞや谷川俊太郎の詩に曲を付けたり、色んな国の歌を歌う。各種音楽配信サービスで、石垣島でレコーディングした2ndアルバム『渡り鳥のうた』が聴けます。2022年から自宅ガレージを改装したお店「なずな文庫」で自分にちょうどいい働き方を模索しながら、「楽しい」「わくわく」「大好き」をひそかに発信しています。


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