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【バトン連載】私の移住ストーリー vol.12|柿本悠希@石垣島
はじめに
自分から働きかけているわけではないのに、なぜか人とつながる時
そんな経験ありますか?
僕の石垣島移住はこれがキーワードでした。
私が石垣島に移住した理由
今思い返すと我ながら移住したのは不思議なんです。
なぜって?
僕は元々地元である広島からは出たくないとずっと思っていたんです。
加えて旅行とかにもあんまり行くようなタイプでも無かったし、
なにか新しいことにチャレンジしたりしようと思うことも無く……(今とはまるで別人みたい笑)。
そんな僕は2015年とあるきっかけで石垣島の人(以後、裕さん)とSNSで知り合いました。
SNS上ですらあまり会話していない、外見もほぼわからない!
のにも関らず、『この人とは仲良くなりたい!!』と直感的に感じたんです笑
この出会いが僕の人生最大のターニングポイントだったと思う。
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この頃僕は大好きな歌手の影響を受けて、少しずつ沖縄への興味が湧いて来ていました。
そんな折、裕さんが
『石垣島に来たら案内するよ!』と言ってくれたんです。
勿論、広島から出たがらない僕はまだ石垣島に移住するなんてこの時は1ミリも思ってもいない。
誘われるがままに2018年初めての石垣島へ。
石垣島のことは、名前を聞いたことがある程度しか知らない僕。
裕さんの案内で島を一周。
目に飛び込んできたのはエメラルドグリーンの海、真っ青な海、水平線まで続く広大な海。
それだけじゃない。
木々や街並み、聞こえてくる言葉 何もかもが新鮮!
だけどどこか落ち着く…。
そして、一日中も案内をしてくれた裕さん。
それまで生きて来て経験のしたことのない風景、空気、優しさに僕は悩殺されました。
これが島なのか…なんて素敵な場所なんだ。
脳裏に焼きついたあの時の石垣島の風景や空気、感情は今も忘れられない。
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それから1年に1〜2回旅行で来ては、故郷に帰ってきたかのような感覚になり、帰りの時が近づくと毎回涙が流れるほど。
(生まれ変わる前は石垣島の人だったんじゃないかと思う笑)
そして、帰っても、寝ても覚めても石垣島のことを考えてた…。
俗にいう八重山病になっていました。そこそこ重度の笑
そして、八重山病の行き着く先は、
そう、大好きなこの場所に移住してみたい。
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画面のほとんどを石垣島、沖縄関連のものが占めている。
本当に病気だ笑。
この頃から色々と心境の変化があり、新しいことへのチャレンジをしてみたくなってきていた僕は
『やりたい事をやるに遅いも早いも年齢なんて関係ない』
『今この瞬間が1番若いから今すぐやろう!!』
『やらないで後悔よりもやってから後悔!!』
と思うようになっていて(この心境の変化も石垣関連での出会い…話すと長くなるので端折ります)、
移住という目標を決めてしまえばあっという間でした。
決断して1年後の2022年8月には移住!!!
とても『広島から出たくない』と思っていた人とは思えないスピード感でした笑
移住するためにクリアしなければならなかったこと
これは敢えてあげるとすれば定番の2つ、家と仕事だったかなと思います。
最初は家探し。
ネット情報などで『物件はなかなか見つからないし、家賃が高い』と見聞きしていました。
なので早め(移住の一年以上前)からずーっと物件を見ていたのですが、
初めての一人暮らしで、部屋の広さもピンと来ない。
勿論内見しに来島なんて容易には出来ない。
場所も港近くが良いだろうな〜としか何故か思っておらず、決めあぐねていました。
そんな時に裕さんが
『従兄弟が不動産屋さんで働いているから紹介するよ!』と言ってくれて、
ネットには載せていない、立地が良く、家賃も予算程度の物件を紹介して頂き、住む家が決定。
ドンキ、ニトリ、病院、ホームセンター、マックスバリュー、マック、スーパー、エディオン、ケータイショップ、配送会社の営業所、市役所……キリがないな。
なんでも揃う場所に住むことが出来ちゃいました笑
本当に離島?って感じですが、住むには最高の場所です!
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移住してから知りましたが、物件は地元の人に紹介してもらうのが1番良いみたい。僕はラッキーでした!!
そして次は仕事。
移住したのは良いけど、お金がなくなってしまっては地元に帰らざるを得なくなってしまう。のにも関わらず僕は
「まぁ、仕事は移住後に見つかるでしょ…」
まさに、なんくるないさー精神でした。
そんな僕に新たな出会い。
移住直前の物件の下見で訪れた石垣旅行。
竹富島で写真を撮った帰りに竹富の港で休憩してる時、ふと右斜め前に目をやると、見覚えのある人が…。
直前に偶然インスタで流れて来た投稿に写っていたマリンツアーのガイドをしている人(big beachの之浩さん)が座っていたんです。
あろうことかその人が僕を見るや否やイジってきて、仲良くなっちゃったんです笑 (ここで僕はサーターアンダギーと命名されました)
それから1ヶ月後(移住後)
ふと白保の方をブラブラしているとここでまさかの再会。
そしたら之浩さんに『うちのお土産屋でポストカード置いて見ない?』
とご提案を頂いて、初めてのカメラでのお仕事が決定!!!
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とはいえ、それだけでは流石に食っていけるわけもなく、そろそろ貯金の底が見えて来たな…流石に固定収入を得ないといけない。
そう思ったタイミングで、裕さんのご友人(旬さん)の居酒屋(やふぁやふぁ)がスタッフ探してるから働いて見ない?とお誘いいただきました。
しかも面接もなしで即採用!!
まさかのその日のうちに突然のバイト先決定!!!
こんなジャストタイミングってあるんだと思うほど笑
やふぁやふぁは観光客の時にも何度か来ていて、店主の旬さんも僕の顔を覚えてくれてたのでとても入りやすかった。
(あまり飲食店でのバイトは良い思い出がなかったんですよね……笑)
まさか観光客の時に来ていた居酒屋で働くことになるとは…。
今となってはやふぁやふぁがもう一つの自宅みたいな感覚になっちゃってます笑
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面白いのが、狙ったわけでもないのに今でも1番お世話になっている方々(裕さん、旬さん、之浩さん)が全員同級生だったという笑
ひとりっ子の僕にとっては皆んなお兄ちゃんのような存在です。
今僕が石垣島ライフを心の底から楽しめているのはこの方達との出会いがあったからです。
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『移住する為にクリアしなければならなかったこと』ということでしたが、
正直僕は地元の人たちのお陰で特に苦労することなく、快速トントン拍子でクリアすることになっちゃいました。
とても離島らしい繋がりを感じました。
移住してみて、今おもうこと
空は広いし、雲の流れや風を敏感に感じる。
海も瀬戸内海には無かった色や広さと水平線。
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風景を撮りに石垣島や周辺の離島を周る。
(月に1、2回はシュノーケリングも)
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ふと夜に空を見上げると満天の星空。
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お祭りは広島で経験してた屋台中心のお祭りと違い、まさに伝統的なお祭り(広島にもあるんだろうけど中心地では見ることがなかった)
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共に仕事をする人とは家族ぐるみで交流。
それどころか親戚の方々とも。
旧盆の時はお家においでと言ってもらえたり…。
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やふぁやふぁの東京への家族旅行に混ぜてもらったり。
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ちかしーさんは『美しい島の人』という連載を同じ月刊まーるでやってます!
まるで家族、親戚が増えたみたいです。
島はまるでみんなが家族みたいで、
広島に住んでいる時には感じられなかった地元の人たちの繋がりの濃さも
石垣島、八重山の大好きなところ。
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移住前に想像していた石垣島の魅力を超える自然や街並みの風景、伝統文化、人々の温もりの素晴らしさを今では感じてます。
でも、それらは少しずつ変化していって、今撮影した写真をいつかは懐かしいと感じたり、昔の八重山の写真だねと言われるようになる。
まさに今僕たちが昔の白黒の八重山の写真を見ている時のように。
でも、それが写真の役目の一つ。
僕もそんな写真を残したいなと最近は思うようになってきて、
最初は数年の移住のつもりだったんですが、
今では永住するつもりです笑
おわり
自分から働きかけているわけではないのに、なぜか人とつながる時
実は書いた以外にもたくさんそんな瞬間があったんですが、全部書いてると読み飽きちゃうでしょ?笑
僕が書いた内容は島なら特段奇跡的なものではないのかもしれない。
けど、僕にとっては運命を感じざるを得ない出来事ばかり。
思い出すだけでも改めてワクワクする♪
そんな経験を今なおさせてくれる石垣島に、
写真を撮ることで恩返ししていきたいと思います。
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次のバトンは…
お話の中にも出てきたbig beachで働いているあすかさん!!
天真爛漫な元劇団女優で、八重山の綺麗な海を毎日のように泳いでいる彼女の移住ストーリーは僕も楽しみです♪
あすかさんよろしくです!!
▼「私の移住ストーリー」他の記事はこちら!▼
この記事を書いた人
![](https://assets.st-note.com/img/1721711043987-ntnLnTEMOr.jpg?width=1200)
柿本悠希
通称 かきもっちゃん、ジョニー、カッキー etc……
ニックネームが多すぎて自分でも把握しきれない。
広島県出身
カメラと写真をこよなく愛するサーターアンダギー。
普段は八重山の風景や伝統文化をメインで撮影。
時々フォトウェディングや物撮りなんかもしてます!!
海が大好きだけど魚介類は嫌い。
泳ぎも得意じゃないので練習中。(色だけは一丁前に海人)
Instagram @johnnynophoto
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