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オタクの心構え、心の持ち方

今まで何人かのアーティストを好きになり、その方を人生の一部として追いかけて来た私が、今思う、オタクとしての心構え。心の持ち方について記してみたいと思う。

とはいえ私は何か偉そうに言えるような出来た人格者なわけでもないし、個人的な気持ちの整理のようなものです。

きっと誰かを好きになって、ファンクラブに入ったりするほど熱狂したことがある人なら、一度は考えることなのかもしれないなと思う。

アーティストの方々はみんな言ってくれる。

『ファンの皆さんのおかげで』
『ファンの皆さんがいてくれたから』


それはきっと紛れもない事実なのだと信じている。嬉しいことに。

アーティストとファンはどちらか一方だけでは成り立たないし、双方があってこそお互いが存在できる唯一無二の関係性。

でも、ファンは思う。

『いつももらってばかりで、私は何も返せない。私の力は何てちっぽけなんだろ』

CDやグッズを買い、コンサートに行ったりして、物理的にアーティストに還元することは出来るし、それがアーティスト活動を支える根本的な資源になっていることは間違いない。

でもそうじゃなくて、日々、心を支えてもらい、パワーをもらっているから、それをもっと心で返したいと思うことがある。
手紙を書いたり出待ちしたりして伝えようとする人もいる。

今はSNSがあるから昔よりもファンとアーティストの距離は近く感じることが出来る様になっているのかもしれないけど。

でもやっぱりアーティストはアーティストなのである。ファンに夢を見せてくれている存在。
当たり前だけど、家族や友人と違って、悲しんでいたり苦しんでいても直接声をかけたり、ハグしたりすることはできない。

私は以前は、好きなアーティストが悲しんだり苦しそうな姿を見ると、心がえぐられるように自分も苦しみ、元気な姿を見たら喜び、一喜一憂しながら過ごしていたし、
メンバーの脱退によりグループが変わる時期には、私も毎日葛藤していた。
振り返ると、正直とても苦しくもあった。


でも今の気持ちは少し変わった。

心構えのようなものが生まれた。


アーティストとファンの1人の関係性は、

できる限り、プラスの感情でいたい。
それがお互いにとって良いことに思うから。

なぜなら、もしも自分がアーティスト側の立場だったとしたら‥
自分のことでファンを不安にさせたり悲しませたりしたくないと思うし、
立場上、ファン一人一人に向けて、何かある度そういう想いを直接伝えられない葛藤があるのは、アーティスト側も同じだと思うから。

きっと、活動を見守っていたら、これからも嬉しいこと辛いこと、たくさんあると思うけど、

あまり想像し過ぎないこと。
真実はわからないから。

アーティスト本人の声のみを聞くこと。
例えば、アーティストが大丈夫と言ったら大丈夫なのだと信じる。
裏を読んだり深読みしたりしない。

他のファンやファン以外の人の声を見過ぎない。
取り入れる情報は自分で選ぶ。


アーティスト本人にも家族やメンバーや友人やスタッフの方々がついている。

私に出来ることは、感謝の気持ちを持って応援し続けること。
生き様を見せてくれてありがとう。
同じ時代に生きてくれてありがとう。
いつも戦って挑戦し続けてくれてありがとう。

心配やケアは周りの人たちに任せて、
私は私に出来ることを。

そして、私も私の周りにいる家族や友人を大切にして過ごすこと。

そんな風に過ごしていけたらいいなとおもう。


これは理想であって、
もちろん何かあったら心配はするだろうし、一喜一憂もするだろう。

でも、やっぱり根本は
ありがとうだから。
その気持ちを大切にしていきたい。

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