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「里山を歩いて」

里山は
川、虫、田があり
人がいる

ナナフシのこども?

ここ四季の森公園は
里山の自然が残るところ
市の援助とボランティアだけで
守られたところ

愛されているのが分かる 
神が宿ることがあるならば
ここにはいる
山や川の神が

土と水があるところには
虫が
虫が集まるところには
鳥が
その全てが集まるところには
人が

豊かさはここに
生きとし生けるものの営みは
こういうところ
全てが絡み合い繋がるところ

藤棚

だからほら
こんなにもたくさんの植物が
こんなにもたくさんの虫たちが
こんなにもたくさんの生き物の歌声が

聞こえてくる
さまざまな鳥たちのさえずり
カエルの合唱
人たちの笑い声

植物たちは色をたずさえ
春を歌う
ひとつとしておなじでない色が
折りなして見事な景観へと

これは喜び
これは癒し
全てのひとつであることに
安らぎをおぼえる

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