弁護士仲人によるLGBTQ+のご縁つなぎ、始めました
弁護士運営の結婚相談所 Marriage Baristaです。
実はこの春から、「法律婚」以外のパートナーシップをサポートするべく、2つのサポートプランをスタートさせます。
1つ目は、事実婚、別居婚支援プラン、そして今回ご紹介するのはLGBTQ+(セクシャルマイノリティ)の方々の結婚相談所サポートプランです。
実は弊所は、すでに加盟している日本結婚相談所連盟に加え日本LGBTサポート協会に加盟することとなりました。
今日は、LGBTQ+活動支援のお話しをさせてください。
Marriage BaristaとLGBTQ+のご縁結び
「8%」という数字
8%、これはなんの数字でしょうか?
LGBTQ+の人の人口の割合、だそうです。
ちなみに左利きの人の割合は11%だそう。
失礼ながら、想定以上に多かった、というのがこの事実を耳にしたときの感想です。
1クラス40人の同級生のなかに、3〜4人はいたという事実。
弁護士になるまで、恥ずかしながらそんなことについて一切思いを致すことがなく、男の子はみんな女の子が好き!とか思いながら生きてきたわけですが、それだけ、僕らが生きてきた90年代〜2000年代、というのは社会全体で性的マイノリティという概念が薄かったわけですね。
いや、今も薄いのだろうと思います。
僕自身も、弁護士として、人のプライベートに混み入った話を取り扱う中で、LGBTの方々の悩みや苦悩に触れることになっていきました。
それまでは、職務として彼らの悩みに主体的に関わっていく、という立ち位置でいましたが、
色々あって、弁護士仲人として、結婚相談所事業を立ち上げた時、
ふと、「当たり前だけど、結婚相談所って「LGBT」には対応していないんだよな。」などと思うこともありました。
ただし、そのあたりについては新規事業の参画、という余裕のなさで一旦さて置いてしまいましたが、そのあと「マリグラム」のカウンセリングを経験して行った中で、改めて「LGBTQ+」で向き合うこととなります(後述)。
マリグラムの「今、自分が結婚のタイミングなのか?」が教えてくれたもの
ところで、僕は婚活専門性格分析「マリグラム」というカウンセリング型の性格分析サービスをやっています(詳しくはリンクで確認してみてね)。
そのカウンセリングの中で、「今、結婚のタイミングなのか?」というおおよそ結婚相談所とは思えないようなテーマも扱っているんですね(ただし、個人的にめっちゃ大事な視点だと思ってます)。
そんななか、
という方の「自分は結婚に向いているのだろうか?」という趣旨での「今、結婚すべきか?」という悩みについても数多く伺ってきました。
既婚者からしたら「何を言ってんだ?」と思うかもしれないけれども、
周りが異性と結婚していく姿をみて、自分もしなければならない不安に陥り結婚相談所入りました!婚活はじめました!という方で、実際に異性に会ってもピンとこないという悩みを抱えている方は意外に多い。
そういうとき、結婚相談所の立場としては
「もっと会ってみたら運命の人がいるかもよ!」
「どんな結婚がいいか、理想の相手について自己分析して具体化してみよう!」
みたいな回答になるが、もちろんそれで全て解決するわけではない。
そもそも異性を選ばなきゃならない、という結婚相談所のルール自体が馴染まないで無理をしている人もいるのではないか。
ということについて疑問を持ち始めたあたりから、少しずつ、LGBT、そして「Q+」について考えるようになりました。
また、同時期、僕の身の回りの大切な人から、アセクシャルやアロマンチックに関する話にふれることがあり、より意識をするようになった時期でもありました。
日本LGBTサポート協会への加入
もともと、僕は法律婚の枠組みについては疑問点を多く抱えていることもあったため、法律婚を前提とする結婚相談所活動も、大多数の人たちにとってはとても有用ではあるけれど、けれどなぁ,,,という感情を持っていました。
そんな中、一度弁護士監修の安全マッチングアプリの構想を考えて見積もりをみて秒速で挫折したこの僕が結婚相談所のTinderみたいなやつ(※Tinderは同性検索できる)作るか!なんて思ったら…
あるやん…!
めっちゃちゃんとしたやつあるやないかーい…!
色々大人の事情(結婚相談所事業運営上の諸問題)を抱え、少し検討を寝かせたりしながら、
おそるおそるアプローチをしてみると、
非常に洗練、完成され、実際に成婚実績を積み続けて勢いのあるLGBTQ+の結婚相談所連盟であることを知り、代表のお話にも深く感銘を受けました。
ということで、Marriage Baristaは、日本結婚相談所連盟のほか、日本LGBTサポート協会にて、LGBTQ+のご縁つなぎに尽力させていただくことになりました。
Marriage BaristaがLGBTQ+のご縁結びでお力になれること
当相談所ならではの2つの特徴としては、以下の通り。
マリグラムメソッドに基づいたご自身のロードマップ作り
当然ながら、マリグラムを中心とした婚活準備プログラム「マリグラムメソッド」に基づいて、ご自身の将来設計までサポート。
その点は結婚相談所プランと変わりません。
合意書などのリーガル面からのオーダーメイドのパートナーシップ作りの支援
男女が婚姻届を出すことでしか守られないもの
そもそも日本の法律では、結婚は、戸籍上の男女が婚姻届を出すことを夫婦だという前提で動いている。
ストレートにいうと、誰かと共に生きていく選択は、そもそも婚姻届を出したものとそうでないものとの間で、生じる権利義務が全く異なるんですよね。
そのあたりは事実婚や別居婚を望むパートナー同士でも同じ壁にぶち当たります。
同性婚の場合は、近年パートナーシップ制度の策定により、少しずつ、官民共に、結婚と同様に扱王というムーブが出てきていますが、それでも法律は変わることはない。
守られないのならば自分で決めればいい
僕は逆にそう思います。それは、LGBTQ+に限らず、ヘテロセクシャル(男女間のパートナー)の場合でもそう。→事実婚、別居婚支援プラン
今の法律婚制度の枠組みができたのは戦後の民法改正のこと。
もうすぐ制度設計としては、築80年になります。
家庭を持つこと、夫を立て、妻が家を守り子供を産み育てることがスタンダードだった1940年代からすれば、
民法で一義的に決められた枠組みはなるほど合理的であったのだろうと思います。
しかし、時代は変わり、生活スタイルの変化や、SNSによってたくさんのプライベートな情報を気軽に手に入れられるようになった時代、そうではない価値観にふれることも当たり前になってきた。
法律婚で決められた枠組みでは自分らしさを実現できない、と考える人も増えて当たり前です。
「守られないのであれば自分でルールを作ればいい。」
そんなオーダーメイドのパートナーシップについて、弁護士として、知識で力強くサポートします。
具体的には、
こちらはお任せください。
内縁関係を含む豊富な家事事件代理人の経験に基づいて、しっかりとアドバイスさせていただきます。
ご縁が繋がったあと、どのように生きていくか、そういったことが、法律によって定めてられている法律婚と違って、何も敷かれていない。
だからこそ、法律婚を目指す中で多くの人がなあなあに済ませてしまうことであっても、主体的に決めて、お二人だけの地図を描いていくべきだと思っております。
なお、合意書作成などにも対応しております。ただし、こちらについては法律事務所としてのお仕事になりますので、別料金をいただきますが、成婚後、弁護士として合意書作成のご依頼をいただける場合には価格面で優待します。
望むパートナーと共に生きる、が当たり前の世界に
もし、明日から異性との恋愛が当たり前という価値観が、当然のものではなくなってしまったら?
困惑する人が多いでしょう。僕も自分の志向と世の中の価値観のズレを感じたら狼狽します。
でも、今の世界は、LGBTQ+という点で見たら、そんな世界であるのでしょう。
パートナーを見つけ、祝福され、他のパートナーと同じような権利を同じように享受して生きていくこと。
そのために、世の中、少しずつ、色々なアプローチで実現に近づいているところではありますが、
弊社も、弁護士×仲人というアプローチで、お力になれることを進めていきます。
お問い合わせ
なお、日本LGBTサポート協会内での活動である、LGBTQ+の活動プランの概要については、個別にお問い合わせください。
また、現在結婚相談所に加入している方で、LGBTQ+の婚活をされたいという方も大歓迎です(当社会員の方の場合は、現在の費用と大きく変わらずに活動することができます。)。
お問い合わせはこちらから
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