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フィルムカメラとデジタルカメラの違いについてまとめてみた

どちらも使っているがフィルムを使うかそうでないか、便利機能があるかくらいしか意識してなかったので少しまとめてみた。


記録媒体

写真を像として記憶する媒体が異なる。
 フィルムカメラ → フィルム
 デジタルカメラ → 撮像素子と記録媒体

撮影可能枚数が大きく異なる。
デジタルカメラは記録する媒体とバッテリーによって撮影可能枚数が異なる。
フィルムカメラは基本的に36枚か24(27)枚
 

性能

デジタルカメラ
 イメージセンサーとボディの性能に依存
 レンズの性能も重要だが、高感度性能やその他機能でボディ性能も重視される。

フィルムカメラ
 画質と色味はレンズ・フィルムに依存
 SSやその他機能はボディ依存
 →ボディに依存する部分が少ないので制約が少ない。


ISO感度

少なければ少ないほど画質に優れるが受光量が少ない。
多ければ多いほど暗い場所でも明るく撮れるが、粒子感が増す、もしくはノイズが増える。

デジタルはボディ側で変更可能。
 →変更可能

フィルムはフィルムに依存する。
 →基本的には変更不可
  一部、変更可能な種類もある。ロモグラフィーとか映画用フィルムとか。

その他機能について

AFについてはデジタルでもフィルムでも搭載機種で利用可能。
手振れ補正を搭載している機種もあり。
だが、フィルムは基本的にAFはない。


写り

個人的な主観にはなってしまうが記載する。

デジタルカメラ
自分で写真の完成を決める必要がある。レタッチする場合は特に完成の状態を意識する必要がある。
撮影後にできることがかなり多い。
撮って出しがゴールでいいならそれで終わりだが、フィルムの時よりもレタッチがしやすい分、ゴールを決めるのが難しい。
プリセットで満足できるのならそこまで苦労はしないと思われる。
 
フィルムカメラ
現像後の写真の色味やDRはフィルムに依存する。
フィルムの持つ色味は各企業がそれぞれの努力の結果設定した色味や写りなのでれっきとした完成品だと言えるだろう。
なので自家現像や紙焼きをしない場合は現像から上がった段階でゴールとなる。
なので写りについてはある程度の諦めがつく。
データ化されていれば確かにレタッチはできるが、私自身、フィルムの写真をレタッチする気にはならない。
この諦めがつくところがある意味でフィルムの良いところだと考えている。

色味

デジタルカメラ
ホワイトバランスは調整可能。レンズの個性も活かすも殺すも設定次第。

フィルムカメラ
レンズによる色味の違いはあるがホワイトバランスはフィルム依存。
レンズにカラーフィルターをかますことで変更することは可能。

メンテナンスと寿命

デジタルカメラ
電子部品の在庫があれば基本的に修理可能。なければ修理不可。そこが寿命。
ボディは年々性能が向上するので2年もすれば過去のもの。
リセールバリューの目減りもすごい
→買う段階でこれを重視する必要があるのか…
 本当に欲しいのなら気にしないだろう。
世代が上がるごとに機能が進化することも多いが、そこまで過剰な機能が本当に必要だろうか。

フィルムカメラ
完全機械式なら修理士がいる限りなんとかなるかもしれない。
いなくなれば終わり。 
単純なパーツなら代用品でなんとかなることも。
定期的にオーバーホールすることで使用し続けることは可能。

フィルムカメラ、デジタルカメラそれぞれいいところはあるが、デジタルはフィルムの弱点をコンピュータ制御などなどで補って生まれた存在なのでやっぱり超便利。
フィルムらしさは確かにあるかもしれないが言葉にするには難しいところ。


まとめ

デジタルカメラ
 写り 
  ボディとレンズに依存する。
 性能差
  世代ごとに大きく変化する。
 寿命
  メーカー修理の期間終了後から故障するまで

 写真の完成を決めるのは自分自身。

フィルムカメラ
 写り
  レンズとフィルムに依存する。
 性能差
  世代ごとにそこまで大きな性能差はない。
 寿命
  修理士が存在、パーツが存在する間+故障するまで
 
 写真は現像後に完成品として上がってくる。
  →店に依頼した場合。


どちらも楽しいカメラではあるが、その場その場に合わせて使い分けるのが一番良い使い方だろう。
ただフィルムカメラはいつ使えなくなるのか読めないので使えるうちに使ってしまう方がいい気もする。


以上です
ありがとうございました。

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