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梵字ラテと豆本

京都の東本願寺の前に、巨大なこけしが横たわっています。
こけしは、「京都のみなさん、こんにちは!」と
喋っています。
清水寺前のこけしを写真で観て木製と思い込んでいましたが、巨大なバルーンらしく、頭頂部から空気を注ぐようになっています。
こけしの黒髪は梵字(ぼんじ)に観えます。
頭頂部は、鳥紋にも観えます。
梵字は、古代インド語を表しています。
インドから中国を経て、日本に伝来した文字です。空海が梵語の経典を唐から持ち帰り、
漢字に翻訳されました。
その経典は豆本といえるほどのサイズで、
掌に収まるものです。
梵字というと比叡山で梵字ラテをいただけます。
 
 仏像や絵巻物で仏教が布教されましたが、
巨大なこけしのオブジェで仏教を伝える、という
意図があるのかも知れません。
お釈迦様が涅槃(ねはん)で横たわる涅槃図があります。お釈迦様の弟子や鳥や獣たちが悲しむ風景です。こけし=お釈迦様に例えると仏教を伝えることになります。
 東本願寺前にキャンプ場のようにテントがたくさん置かれていたことがありましたが、公園の
広場として、緑が茂るようにするそうです。
祇園祭の山鉾巡行のルートに、噴水が造られ
ました。
古代から祭祀場では、水への祈りがなされまし
たが、文化的な原点回帰のように考えられます。

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