本日8月29日が"審判の日"。ジョンに対して父親代わりの男は大勢いたけど、本当にその役を果たせるのはサイボーグだけだった『ターミネーター2』
【個人的な満足度】
生涯で観た映画の中で面白かった順位:2/2639
ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★☆☆
映像:★★★☆☆
音楽:★★★☆☆
映画館で観たい:★★★☆☆
【作品情報】
原題:Terminator 2: Judgmant Day
製作年:1991年
製作国:アメリカ
配給:東宝東和
上映時間:137分
ジャンル:SF、アクション
元ネタなど:映画『ターミネーター』シリーズ(1984-)
公式サイト:https://filmaga.filmarks.com/articles/307524/
【あらすじ】
※映画.comより引用。
前作から10年後の1994年。未来に起こる機械と人類の戦いを知ったサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)は精神病院に収容され、後に人類のリーダーとなる息子ジョン(エドワード・ファーロング)は里親のもとで不良少年へと成長していた。
ある日、未来から2体のターミネーターがやって来る。1体は人工知能スカイネットがジョンを抹殺するために送り込んだ最新モデルT-1000型(ロバート・パトリック)、そしてもう1体は10年前にサラの命を狙ったターミネーターと同じT-800型(アーノルド・シュワルツェネッガー)で、ジョンを守るため未来の彼自身が送り込んだものだった。
【感想】
『ターミネーター』シリーズ第2作目にして、僕の人生の中で2番目に好きな映画です。いや、ほぼピンの映画としては一番ですね("ほぼ"ってのはシリーズものだけどまだ2作目だからw)。国内最大級の映画・ドラマ・アニメのレビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」主催のリバイバル上映プロジェクトにて、90年代名作上映「Filmarks 90’s」第8弾として8月23日(金)より2週間限定でリバイバル上映されている本作。いやー、もう本当に何回観ても最高!さ い こ う !オチを知ってても興奮と感動の嵐!!公開当時も母親に連れられて映画館で観ましたが、その後も『午前十時の映画祭11』やら『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019)公開記念やらで何度か映画館で観る機会がありましたけど、今回再びこのような機会に恵まれて感無量です・゜・(ノД`)・゜・。
ちなみに、本日8月29日が"審判の日"と言うのは、劇中で自我を持ったスカイネットが各国に核ミサイルを放ち、戦争が勃発した日のことです。1997年8月29日なんですよね。この映画の影響で、僕はいまだにAIが自我を持って人類に反発する日が来る可能性もあるんじゃないかと思っていますが(笑)
<無駄が一切なく、すべてが綺麗に繋がっているストーリーライン>
改めて思うんですけど、この映画、本当に綺麗に流れるんですよね。とにかく無駄なシーンが一切なくて。変に間延びしたり、テンポが悪くなったりっていうところが皆無なんですよ。だから、137分ずっとスクリーンに釘付けでいられます。特に印象的なのは、シーンが変わるとき、その直前のシーンに関連したところから始まるのが徹底されてる気がします。例えば、冒頭でT-1000がジョンの住所を知った次のシーンは、ジョンの家が映って彼が出てきますし、母親のサラについて言及した次のシーンは、場所が精神病院に変わって彼女が出てきます。このわかりやすさというか綺麗な繋がりが、公開当時6歳の自分でも理解しやすかったんだと思います。
<ひとつひとつの要素が強烈すぎて鮮明に脳裏に焼きつく>
さらに、キャラクター自身やアクションの数々など、どの要素をとってもインパクトが強すぎて強烈に脳裏に焼きつくのもこの映画のポイントです。まず、冒頭で素っ裸で現れる2体のターミネーターの登場シーンは、映画史に残る異様さを放っていますよね。しかも2体とも表情をピクリとも動かさずに淡々と任務を遂行しようとしていく様子がまさにサイボーグだなと。
次に、今作で新たな敵として登場したT-1000ですが、もう最高のヴィランですよ。彼の驚くべき足の速さと巨大トレーラーによる執拗な追跡は、BGMとの相乗効果もあってとてつもない恐怖を生み出します。しかも、彼の体はなんと液体金属というじゃありませんか!その概念もすごいですし、今観てもあの映像クオリティには驚かされますね。
でもやっぱり、僕はシュワちゃん演じるT-800が一番好きです。革ジャンを着て大きなバイクにまたがるその姿はいつ観ても頼もしいですし、そのバイクを運転しながら片手でショットガンのリロードをするアクションは何回観ても興奮します!また、感情がないはずのサイボーグなのに、ジョンとの交流はまるで心があるかのようで、そのシーンがあるからこそ、ラストの別れは涙が止まらなくなります。本当に観るたびに泣いてます。。。そんなT-800とジョンが交流する姿を見ながら言うサラのセリフがすごくいいんですよ。「ターミネーターは、片時もジョンから目を離さず、彼を守る。怒鳴りも酒に酔いもせず、ジョンを見守ってくれる。そしていざとなれば、命を捨ててジョンを守る。父親代わりの男は大勢いたが、その役を果たせるのはこのマシンだけ」って。最愛の息子を守れるのは、未来において人類を滅亡へと導くターミネーターだったなんて、皮肉すぎやしませんか。。。
<そんなわけで>
2時間の間に興奮して、恐怖して、笑って、泣くっていう複数の感情を高いレベルで揺さぶってくる素晴らしい映画でした。大好きなシリーズですが、これ以降の作品がメチャクチャ低評価なのは悲しいですね。僕は好きなのに。もう新作はやらないのかなあ。まあ何をやっても本作を超えることは難しいかもしれませんが(笑)それほど名作ですよ、これは。あと、エドワード・ファーロングの美少年さはヤバいですね(笑)
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