【欧州レポート】様々な分野から注目を浴びるブロックチェーン関連の取り組みとは？
ブロックチェーンに関連する情報は毎日のように新しくアップデートされていきます。
コラボゲートでは6月3日に「個を中心とした新しいビジネスと採用の未来 」というテーマでイベントを行います！是非ご参加ください！
今回はブロックチェーンセッションの振り返りです。
Webitでは2回のブロックチェーンにパネルとして参加しています。
第一回はMark Turrel氏のモデレーターでブロックチェーンと10年後の産業の話。少し抽象度の高い議論でしたが、個人的に気になったのはMar Taverner氏（彼はBitfuryというプロジェクトのアンバサダーとして活躍し、プロジェクトの拡大などをサポートしている）のBitfuryの事例。
もう一つがNaveed Ihsanullah氏のブロックチェーンプロジェクト（Algorand）の話です。このプロジェクトはローマ大学教授Silvio Micali氏らによって立ち上げられたプロジェクトで、現在のブロックチェーンにおける課題を解決する新しい技術を開発しています。
Bitfuryは土地登記のプロジェクトをバミューダ政府、ジョージア政府と共同で進めていることで話題になっていますが、各政府機関と協力してブロックチェーン領域の拡大も行なっているということです。
実際にPoCレベルの話から、徐々に課題が見え始めてきていて実装に向けた動きも進めているということ。加えて、ブロックチェーン技術自体の教育やビジネスモデル開発も今後は重要と捉えており、その分野でも強化を図っていくというのが今の動きです。
Algorandプロジェクトはトップレベルのエンジニアやチーム、アドバイザー人を備えて新しいブロックチェーンの技術開発を進めています。
彼らの今後の展開としては、企業との連携、実装などを徐々に進めていくことに加え、エンジニアの開発コミュニティを拡大していくことをミッションとしており、アジア圏での拡大も行なっていくとのこと。
ブロックチェーン技術といっても様々な領域のコア技術が誕生してきているので、こちらは頻繁にアップデートしていく必要があります。
もう一つのセッションは、フランスから仮想通貨関連のアセットプロジェクトを政府がらみで進めているEthan Pierse氏と、Global Citizen Forumという世界のトップリーダーを集めたカンファレンスを行なっているArmand氏とのセッション。
彼自身はドバイを中心に金融ビジネス（主に社会投資）を中心に行なっており、ブロックチェーン技術も今現在盛り上がっているトピックの一つということです。
こっちは会場が大きくなって、1000人くらい入るホールでのセッション。Ethan氏曰く、フランス政府も暗号資産に関してのリサーチ、及び民間との協力体制は積極的に行なっているということで、連携も徐々に進めているということ。
合わせて、イギリスを中心としてICOに関しての議論が再度高まってきており、欧州含めてガイドラインなどをかなり積極的に定める動きが起きているということです。
この辺りは、実際に関わっている人たちと意見交換して欧州の動きが見えてくる部分もあります。
次回は、欧州議会が進めるHorizon2020というプロジェクトに関して紹介します。
今回は、新しい技術のデモンストレーションとブロックチェーンの可能性に関して紹介してきました。
次回は実際のブロックチェーンセッションの話をお伝えしていきます。
ブロックチェーン技術は世界中の人たちが注目している新しいビジネスのタネの一つです！気になったら気軽にメッセージください！