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【イベントレポート】データ社会に置けるブロックチェーンの役割とは?

ブロックチェーンに関連する情報は毎日のように新しくアップデートされていきます。

コラボゲートでは6月3日に「個を中心とした新しいビジネスと採用の未来 」というテーマでイベントを行います!是非ご参加ください!

今回は前回に引き続き「データを中心に考える新しいビジネスモデルとは」のイベントレポートに関して。

Society 5.0 をコンセプトとして進めていく際に考えていくべきなのは、実際にそのコンセプト自体をどのように実現可能なものにしていくのかどうかという議論でありその実践です。

データをマーケットで販売する時代に必要なポイントとしては、

1) マーケット自体が本当に便利なものなのか? 

2) 売買されているデータは信頼できるデータなのか? 

3) データ提供者にとってデータ売買マーケットは信頼できる仕組みで作られているのか? 

4) マーケットに参加している企業はルールに従った形で取引を行なっているか? 

5) 企業はデータ提供者に対して相応の有益なリターンを提供しているのか?

 という点が重要になります。

マーケットを便利なものにするためには、そのマーケットに参加する人たちにとって有益なものであり、標準化された使いやすいデータとして売買されるという状況が重要になります。この標準化の議論はマーケットを便利にするためにも非常に大きなポイントです。

データの標準化モデルとしては、取得するデータの中でも重要なデータに限りどのように標準化しておくのかを決めていく必要があります。さらに、データを取得するセンサーなどの製品を作る際に、ある一定のフォーマットに沿った形でデータを獲得し続けられるような仕組みを備えておく必要があります。

そして、データ自体の質や信頼性なども非常に重要なポイントです。温度計などのセンサーを例に出すと、日光からちょうど真下に置いて計測が必要など条件の設定も統一化する必要があります。データの承認機関や過去のレコード記録など、データに対する信頼付けをどのように担保していくのかも重要なテーマです。

実際に情報銀行のモデルケースとデータマーケットを機能させた際に、各ステークホルダーがそれぞれ違った意図を持って関わると、全ての仕組みが成り立たなくなります。特にデータ提供者に対してのインセンティブ設計などは重要です。

データ提供者視点に立って考えると提供先の企業がどれだけ信頼できるのかを事前に確認しその情報を元に意思決定を行う事が重要です。特に、昨今の情報流出問題などもあり提供先の情報は事前に共有される必要があります。

データ売買マーケットが信頼できるマーケットであると証明する一つの方法として管理者の存在しない事を前提にした運営方法を一つの解決策として考えています。これは分散型のデータ売買マーケットというもので、ブロックチェーン技術を活用したソリューションとして期待が集まっています。

このような Society5.0 の考え方を達成する際に、日本に課された課題としては過去の考え方を大きく変化させ、技術者育成やその成長機会の提供、企業のマネジメント層での技術や新領域のマーケットへの理解が重要になります。

ブロックチェーンの技術は個人起点のデータ社会を中心に考えた際に、その仕組みをさせる技術として期待が高まっています。

新しい分野で誕生した新しいコンセプトなので、今後の展開にも注目です。


ブロックチェーン技術は世界中の人たちが注目している新しいビジネスのタネの一つです!気になったら気軽にメッセージください!