グローバルトップ企業がブロックチェーンに乗り出す理由とは?
各国の大手企業は既にブロックチェーン技術のトライアルを進め、一部の企業は独自技術開発まで進めています。
その中でもいくつか進んでいる事例を紹介します。
ブロックチェーン技術に早期から取り組んでいるINGグループは既に44の実証実験を行い、うち8つの実験を中心にドメインを絞り始めています。
それに加えて "bulletproofs" と呼ばれる独自のブロックチェーン技術を既に開発しています。
これはネットワーク内の第三者の信頼がない状態でも信頼を担保して処理ができる仕組みを導入し、取引をより早く効果的に行える技術です。
IDCは新たにレポートを発表し、ブロックチェーンがどの分野で活用期待が集まっているのかを紹介しています。
銀行の分野では送金や支払いだけでなく、トレードファイナンスなどバリューチェーン全体でのビジネス拡大に活用する予定です。
ヨーロッパ圏内では研究開発投資に2019年で8億ドルを拠出し、特に西ヨーロッパが中心に83%の割合を占め2022年には36億ドルまで拡大していくと予測されています。
2018年から2022年までの5年間の投資は年率で73.2%と大きく注目が集まっていることがわかります。
サムスン電子が開発するブロックチェーン技術Nexledgerはオランダの銀行ABN AMROとロッテルダム港を通じた実証実験を終了したと発表しています。
5つのプロセスを完了して実際の活用に関して検討が進んでいます。
全体のサプライチェーン上での取引自体は問題なく行われ、承認システムも機能したことで次回以降のアップデートにつなげていきます。
JP Morganが開発するブロックチェン技術QuorumはJPMコインと呼ばれるステーブルコインを実際のマーケットで活用する方向で進めています。
彼らの持つ企業ネットワークを通じて徐々に活用領域を増やしていく予定です。
銀行の預金口座からトークンへと交換を行い許可制のブロックチェーンネットワーク内で流通させます。
受け取り者はのちにトークンを現金に口座を通じて交換することができるようになります。
既にいくつかの企業は利活用含めて検討及び実装を進めており今後のアップデートには注目です。
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